paiza開発日誌

IT/Webエンジニア向け総合求人・学習サービス「paiza」(https://paiza.jp ギノ株式会社)の開発者が開発の事、プログラミングネタ、ITエンジニアの転職などについて書いています。

プログラミング入門者向け、Rubyがやさしく学べるサイト8選

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Photo by John Morgan

プログラミングの勉強を始める人たちの中で、近年よく学ばれる言語の1つにRubyがあります。

Rubyは1993年に「Matz」こと、まつもとゆきひろ氏が開発した(つまり国産の)スクリプト言語です。他の言語と比べて記述量が少なくて済み、直感的に理解しやすく可読性に優れています。Web開発に適しており、特に「Ruby on Rails」というフレームワークを使えば簡単にWebアプリを製作することができます。現在、日本だけでなく世界中で開発に利用されている開発言語で、エンジニアの求人も多く、特に日本ではスタートアップ企業で使われることが多いです。

今回は、プログラミングを初学者~入門レベルの方向けに、基礎からRubyを学べるサイトを8つご紹介します。Rubyを学んで開発者としての第一歩を踏み出してみませんか?


もちろん、paizaが運営する学習サービス「paizaラーニング」でもRuby、そしてRuby on Railsの講座を公開しております
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paiza.jp
paiza.jp

現在、期間限定で無料公開(詳細は後述)しておりますので、ぜひご覧ください!

Rubyを基礎から学べる入門サイト

ドットインストール

http://dotinstall.com
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動画を使ってプログラムの書き方や実行環境の構築方法などが学べるサイトです。さまざまな開発言語のレッスンが設置されていて、Ruby入門講座とRuby on Rails入門講座もあります。

Progate

https://prog-8.com
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こちらはスライドを使ってプログラミングを学べるサイトです。こちらにもRubyRuby on Railsのレッスンがあります。レッスンの入門部分の一部を無料で見ることができます(中盤からは有料)。

Rubyがミニツク

http://www.minituku.net
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ネットワーク応用通信研究所(NaCl)が運営する、Rubyの学習サービスです。入門から演習、Ruby技術者認定試験コースまで、理解度に合わせてたくさんのコースがあるほか、ドリルなども充実しています。Rubyの生みの親、まつもとゆきひろさんが解説してくれる動画もあります。

CODEPREP

https://codeprep.jp
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穴埋め式でコードを書きながらプログラミングを覚えていくサイトです。実行環境不要なので手軽に始められます。Rubyの基礎的な文法・構文のレッスンや、演習問題などがあります。

Ruby Life

http://www.rubylife.jp
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これからRubyRuby on Railsを学ぶ初心者のために、開発環境の構築やプログラミングについて解説しています。また、RubyRuby on Rails統合開発環境(IDE)として広く利用されているAptana Studioについての解説もあります。

とほほのWWW入門

http://www.tohoho-web.com/www.htm
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Rubyだけでなく、Web周りを中心にさまざまな開発言語の解説をしており、体系的に学ぶことができるサイトです。

■基礎が身についたらこちらもおすすめ

paizaのスキルチェック

https://paiza.jp/challenges/info

paizaでは、PHPはもちろんJavaRubyPython、C、C++C#JavaScriptなど多数の主要言語に対応したスキルチェック問題を公開しています。

プログラミング問題を解いた結果によりS・A・B・C・D・Eの6段階で自分のスキルのランクが分かります。問題はレベルごとに分かれており、初心者から上級者の方まで挑戦していただけますので、「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「とにかくたくさん問題が解きたい」という方は是非チャレンジしてみてください。

Ruby Warrior

https://www.bloc.io/ruby-warrior#/
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RPG方式のゲームでRubyを学べます。まったくの初心者には厳しいですが、基礎を理解している人であれば楽しく学習を進められます。中盤以降は問題も難しくなっていきますので、スキルアップをしながら挑戦してみてください。

Rubyのコードをどんどん書いて動かしてみたい人は

paiza.IO

https://paiza.io/
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paiza.IOは、ブラウザ上でコードを書き、そのコードをすぐ実行出来るオンラインプログラム実行環境です。面倒な環境構築が必要なく、ブログパーツとして使えたり、GitHub(Gist)連携などもできます。ネットや本に載っているコードがどう動くか見たいときなども、すぐに試すこともできます。ぜひpaiza.IOでどんどんコードを書いてみてください!

詳しくはこちらの記事をごらんください。


24のプログラミング言語がブラウザで即実行できる『paiza.IO』 - paiza開発日誌

コードをリプライとして飛ばすと結果を返信してくれるツイッターアカウントで遊ぶこともできます。


Twitterでプログラムコードを実行!結果を返信してくれるpaiza_run - paiza開発日誌

■まとめ

Rubyが使えるようになれば、比較的容易にWebアプリを作れるようになるため、まずは趣味で何かを作りたいという人にはうってつけの開発言語です。もちろん、エンジニアになりたい方にもオススメなので、「どの言語から始めたらいいか迷っている」という方は、ぜひRubyの学習を検討してみてください。また、学習を進めてスキルが高まってきたなと実感したら、ぜひpaizaのスキルチェックで腕試しをしてみてくださいね。

なお、paizaが運営する学習サービス「paizaラーニング」では、ふだん有料公開しているRubyRailsのレッスンを、毎週期間限定で連続無料公開しています。Webアプリを作るスキルが身につく人気レッスンが今だけ無料です。

さらに、9月29日(金)までに演習問題の結果をツイートすると、抽選でAmazonギフト券1万円分が1名様、500円分が20名様に当たるキャンペーンも実施しております。

無料で受講できるだけでなく、プレゼントまでもらえちゃうかも? この機会にぜひRubyRailsを学んでみてください!


※スケジュールは変更になることがあります。

無料公開スケジュール・Ruby


動画レッスン名無料期間
Ruby入門1・2いつでも無料
Ruby入門38/22(火)~8/24(木)まで無料
Ruby入門48/25(金)~8/28(月)まで無料
Ruby入門58/29(火)~8/31(木)まで無料
Ruby入門69/1(金)~9/4(月)まで無料
Ruby入門79/5(火)~9/7(木)まで無料
Ruby入門89/8(金)~9/11(月)まで無料
Ruby入門99/12(火)~9/14(木)まで無料

無料公開スケジュール・Rails


動画レッスン名無料期間
Rails入門1いつでも無料
Rails入門1-29/15(金)~9/18(月)まで無料
Rails入門1-39/19(火)~9/21(木)まで無料
Rails入門29/22(金)~9/25(月)まで無料
Rails入門39/26(火)~9/29(金)まで無料



ITプログラマ・エンジニア向け転職・就活・学習サービスのpaiza

【18卒】8/1時点で内定率84.2%!内定ない人が今からできる面接対策は

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Photo by CAMPUS OF EXCELLENCE
f:id:paiza:20140916135428p:plainこんにちは、谷口です。

9月に入りましたが、2018年卒業予定の皆さんの就活の進み具合はいかがでしょうか?

「内定をもらったからもう就活は終わった」という人も「まだ就活を続けるつもり」という人もいるかと思いますが、2017年卒予定者の新卒採用現場では、二次募集や秋採用が実施される時期になりました。

またリクルートキャリアの調査では、8月1日時点での内定率は84.2%という結果が出ています。

例年、多くの企業が10月に内定式を実施するため、9月頃が新卒採用の大詰めにはなってきますが、もちろん「まだ就活を続けたい」という人も一定数いらっしゃいます。

paiza新卒でも、日々内定を獲得されて就活を終える人が増えていく一方で、内定ゼロの人からのご相談が「まだ内定がとれない、もうどうしたらいいかわからない…」「周りがみんな就活を終えていてつらい…」といった感じで、かなり切羽詰まってきていると感じます。

今回はまだ内定がない人向けの面接対策と、引き続き18卒の採用活動を実施している企業についてお話していきます。

■18卒予定者、8月時点での内定率について

リクルートキャリアの調査によると、2018年卒業予定者のアンケートでは、内定者の割合が8月1日時点で84.2%となっており、前年8月の79.3%を上回る結果となりました。この月ごとの内定率は、前年同時期と比べると毎年上昇傾向にあります。

www.recruitcareer.co.jp

また、8月1日時点での内定取得者のうち、2社以上の内定取得率は64.2%で、こちらも前年8月の60.9%を上回っています。……と言うとまだ内定がない人は焦ってしまうかもしれませんが、一方で就職活動実施状況の調査では、8月1日時点で27.3%の学生が就活を実施・継続していると答えています。

これが多いと感じるか少ないと感じるかは人によるかと思いますが、まだ4人に1人は就活を続けていることになります。

もちろん採用活動を継続している企業がなければ就活を続けることもできないわけですが、最近は秋採用や二次募集を実施している企業、また新卒採用でも時期を問わず通年採用を実施している企業が確実に増えてきています。

では、まだない内定の人が内定獲得を目指して就活を続ける場合、どんな対策が必要なのでしょうか

■まだ間に合う、内定獲得を目指す面接対策

「今まで何社も受けたけどダメだった…」といった人は、改めて面接対策について考えてみましょう。

面接が嫌いで苦手な人の中には、過去の面接内容の振り返りや、話す内容の見直しをほとんどしていないせいで、ずっと結果が出ていない……という人が非常に多いです。

私も面接がめちゃくちゃ苦手なので気持ちはわかります。しかし、今までずっとどこかに課題があったせいで、どの企業を受けても結果がふるわなかったわけですから、改善策をとらない限りはいつまでたっても同じことの繰り返しになってしまいます。

◆改めて、面接で求められることとは

面接では、面接官からの質問を受けて「何を聞かれているか」を理解し、その質問に沿った回答をする、この繰り返しが求められています。

「そんなのわかってる」と思うかもしれませんが、聞かれたことについてきちんと答えていなかったり、面接官が反応に困る回答や質問をしたりしている人も結構います。

面接で聞かれる質問には必ず意図があります。

面接官の質問に大しては、言葉通りに答えるだけでなく、相手が何を知りたいと思っているのか、どんな意図があるのか、そして何を言えばそれを伝えられるかを考えるようにしましょう。

「あなたはなぜプログラミングが好きなのですか?」『なんとなくです』

「あなたはなぜ卒業研究にこのテーマを選んだのですか?」『興味があったからです』

とだけ答えられても、応募者が何を考えているのか、どんな人なのかを知ることはできませんよね。

これまで受けてきた企業の面接で「うまく答えられなかった…」と思う質問があれば、振り返って「面接官はどんな意図があったのか?」「改めて今ならどう答えるか?」などと振り返っておくと、次の本番に活かすことができるでしょう。

◆自分の面接を振り返ってみる

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Photo by Beth Punches

◇最初に結論、次に理由という順で話ができているか

よく言われる面接での話し方の基本ですが、これができているでしょうか? 実は、頭の中ではわかっていても、いざ本番になると、意外とこの話し方ができず、途中で話がずれたり、だらだら話してしまったりする人が多いのです。

①結論→②理由→③具体例→④再度結論の順番で話すPREP法も、面接では有効です。

PREP法 - Wikipedia

◇具体的な話ができているか

実体験や数値など、具体的な事実に基づいたアピールができなければ、説得力は出ません。

どんなに「私はプログラミングが好きで得意です!エンジニアになったら誰よりもがんばります!」と言われても、それを裏付ける情報がなければ相手を納得させることはできません。

「私はプログラミングが得意です!技術があります!」とだけ言い続けている人よりも、「自分でプログラミングをしてこんな作品を作りましたので見てください」「競技プログラミングや学校でこんな成績を修めました」と言える人の方が、確実に実力があるとわかりますよね。自分の作品をまとめたポートフォリオなども非常に有効です。

話の具体性やわかりやすさに関する振り返りは、これまでの面接で話してきた内容を改めて口に出してみたり、書きだしてみたりして確認してみましょう。できれば学校の就職課やお友達・先輩・ご家族などに聞いてもらい、客観的なフィードバックをもらうとよいでしょう。

◇自分に合った面接対策がとれているか

いろいろな本やサイトで面接対策を見ていると、

  • 面接で話すことはしっかり考えていった方がいい
  • 話すことを決めていくよりも、その場で考えて答えた方がいい

という相反するアドバイスがあって、「結局どっち?」と思ったことがある人もいるかと思います。

これははっきり言って「人による」ので、どちらが自分に合っているかを見極めた方がいいでしょう。

面接ではとにかく緊張してうまく話せない、頭が真っ白になってしまう……という人は、よく聞かれる質問だけでも書き出して何度も口に出して、とにかく話すことに慣れておいた方がよいです。

逆にどちらかと言えば人と話すことが得意な人や、逆に事前に考えておいた話をしたときに「嘘っぽい」「本音がわからない」と言われた経験がある人は、よく聞かれる質問の概要だけ考えておいて、あとはその場で聞かれたことに素直に答えるようにした方がうまくいったりするので、これは自分のタイプに合わせて対策しましょう。

◇印象を悪くする態度をとっていないか
  • あいさつをする
  • 足を組まない
  • 背筋を伸ばす
  • 適度に大きな声ではっきり話す
  • 顔を上げて人の目(顔)を見て話す
  • ペン回しや貧乏ゆすりなどをしない

全て簡単なことに思えますが、気付かないうちにやってしまっている人が結構います。

応募者の面接後に企業から受けるフィードバックでも、(もちろんそれだけが落選理由ではない場合がほとんどですが)「あいさつが全然ないのが気になりました」「声が小さすぎて話がよく聞こえなかった」「面接中もずっと下を向いていた」「なぜかゆらゆら揺れていて挙動不審だった」といったことを言われるケースは少なくありません。

上記のような簡単なポイントに気をつけるだけでも、かなり印象がよくなります。逆に、こういった態度を取り続けていると、どうしても印象は悪くなってしまいます。「そんなの技術とは関係ないだろ!」と思われるかもしれませんが、これは新卒エンジニアとしてより前に、大人としての印象の話です。

paiza新卒でまだまだ18卒採用を実施している企業

※このほかにもまだまだ多くの18卒向け求人を掲載しております。

◆AI inside株式会社

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◆株式会社コロプラ

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◆株式会社ミクシィ

paiza.jp

◆株式会社Donuts

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◆株式会社LIFULL

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◆グリー株式会社

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◆Sansan株式会社

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■採用担当者と話せる!paizaもぐもぐ勉強会開催


paiza新卒では、10月14日にプログラミング勉強会&新卒エンジニア募集企業説明会を兼ねた「paizaもぐもぐ勉強会」を開催いたします。

2019年卒業予定・paiza新卒のスキルチェックでBランク以上を取得されている方ならどなたでもご参加いただけます!ITエンジニアとしての就職を目指している方、ぜひご参加ください。

詳しくはこちら!
peatix.com

■まとめ

8月1日で84.2%の就活生が内定を獲得していると聞くと焦ってしまうかもしれませんが、paiza新卒では例年、夏以降も採用活動を続けている企業の求人が多く掲載されていますし、秋・冬以降に内定を獲得して就活を終えられる人も多数いらっしゃいます。

「まだちゃんと就活していなかった」「気付いたら9月だった」といった人も、今から本腰を入れて活動すれば必ず巻き返すことはできます。「まだあまり企業に応募していなかった」という人は、まずは応募数を少し増やしてみるところから始めてみるとよいかと思います。


最近、paiza新卒を使って内定を獲得できたという就活生の方にお話を聞かせていただく機会が多くあります。

「自分はそんなにプログラミングができるわけじゃないし…」「プログラミングに興味はあるけど初心者が今から始めても遅いのでは…」と思っている人もいるかもしれませんが、paiza新卒では、paizaラーニングのプログラミング動画学習でプログラミングの勉強をして、エンジニアとして内定をもらったという文系出身の人や、Dランクで応募をして内定を獲得された人もいらっしゃいます。

paiza新卒では、初心者から始めてエンジニアとして内定・就職をされた人も多くいらっしゃいますから、「プログラミングスキルに自信がない」という人も、ぜひ一度プログラミング動画学習や、自分のプログラミングスキルを客観的に判定してもらえるスキルチェック問題にチャレンジしてみてください。

paiza新卒は、プログラミング問題をといてランクが獲得できていれば、事前の書類選考なしで確実に企業の面接を受けることができます。また、paiza新卒が応募者と企業の間に立って面接の日程調整などを行うため、わずらわしいやりとりに時間をとられず、スムーズに就活を進めていけます。

通年採用の求人、新卒・既卒を問わない求人も掲載していますので、エンジニアを目指す学生の皆さんはぜひご覧ください。

paiza.jp

また、paiza新卒をご利用いただいている企業や、paiza新卒を使って就職に成功した方へのインタビューもございます。こちらもぜひチェックしてみてください。

paiza新卒:企業インタビュー&就活成功者の声



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クライアントに振り回される、ダメなWebディレクターの特徴とは

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Photo by tablexxnx
f:id:paiza:20140916135428p:plainこんにちは。谷口です。

Webサイトやコンテンツ制作において、案件を統括するWebディレクター。彼らの仕事次第で、成果物の質や、デザイナー・エンジニアなど制作側の業務に大きな影響を受けます。

ディレクターをしていると特に悩まされるのが、クライアントからのフィードバック対応ですよね。

フィードバック指示を受けて、何も考えずに「クライアントがこう言ってきたから、その通りに直しといて」と伝えるだけでは、ディレクターの仕事ができているとは言えません。「その案件の目的を叶えるために、ふさわしい指示なのか」を考えずに、そのまま制作側に伝えるだけでは、ディレクターではなく、言われたことを伝えるだけの伝書鳩になってしまいます

また、クライアントはフィードバックに対して適切な提案が受けられないと、いつまでたってもイメージ通りの成果物が上がってこなくて困ってしまいますし、制作する側も振り回されて、疲弊してしまいます

今回は、そういったダメなWebディレクターに共通する特徴について考えてみました。

■ダメなWebディレクターに共通する特徴

ダメなWebディレクターに多いのが
「クライアントからのフィードバックを言葉通りに受け取ってしまう」
ということです。

クライアントに「この画像を変えて」「このボタンを赤くして」と言われたからといって、そのまま制作側へ「画像を変更」「ボタンを赤く」と伝えるだけでは、ただの伝書鳩です。

前提として、クライアントはWeb制作については素人であるケースがほとんどかと思います。(玄人であれば自分たちで作ってますよね)それなのに、素人から来た指示を検討もせずに反映させていくだけでは、成果物の質は一向に上がりません

フィードバック通りに作るだけであれば、ディレクションの仕事自体をクライアントに任せることになってしまいますから、それだけではディレクターの仕事ができているとは言えませんよね。

■フィードバックは「イメージと違う」というメッセージ

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Photo by Web Summit
前述の通り、クライアントから「画像を変えて」「ボタンを赤くして」といった具体的なフィードバックが来たとしても、言われた通りに修正すれば、クライアントのイメージに近づけるわけではありません。

クライアントからのフィードバックは、主に以下の3種類に分類されます。

◆1.イメージと違うという違和感の表明

例えば、「ボタンを赤にして」というフィードバックを受けたけど、クライアントの真意は「ボタンを赤にしたい」ではなく、「このボタンをもっと目立たせたい」だった……というケースは非常に多いかと思います。

クライアントが「大きな方向性としては間違っていないが、現状の成果物だと、要件が達成できなさそうに思える」と感じているパターンです。

この場合、必要なのは「言われた通りにボタンを赤くする」ことではなく、「今よりもボタンが目立つデザインパターン」を再検討することです。

◆2.言葉通りの具体的な指示

「この文章はクライアントの企業側で決められた文言に変えてほしい」とか「社内ロゴと色を合わせないといけない」といったケースです。

例えば、「この部分を赤にして」というフィードバックが来たとして、「会社のロゴなどに使っているイメージカラーが赤なので、赤で揃えなければならない」ということであれば、これはそのまま言葉通りに従うべき指示です。

このように、同じ「赤にして」というフィードバック指示でも、前述の「違和感の表明」と「言葉通りな指示」では、意味合いがまったく異なります。

◆3.要件変更

要件変更は、「やってみたら全体的に思っていたのと違ったから一旦ストップしたい」とか「目指す方向性自体をがっつり変更したい」といったケースです。

例えば、アイドルグループのWebサイトを作る案件で「アイドルなんだからポップにするのがよいだろう」とポップでキラキラなページを作って見せたら、「いや、うちのグループは硬派さがウリなのでイメージと全然違います」と言われてしまうようなケースです。

この場合は、成果物全体が作り直しになってしまいます。上記は極端な例ですが、そもそも事前の要件定義が甘かったり、方向性や目的の詰め方・進め方が間違っている場合に起きてしまうため、こうしたフィードバックを頻繁に受ける人は、そもそもディレクターとしての仕事が最初からできていません。


では、クライアントからのフィードバックを言葉通りに受け取らずに正しく把握し、制作側に適切な指示を伝えたり、提案をしたりするには、どういった点に注意すべきなのでしょうか。

■Webディレクターが注意すべきこと

◆制作前の要件定義

「要件定義なんて当然やってる」と思う方もいるかと思いますが、フィードバック地獄に陥る原因の一つは、「事前の要件定義が甘いから」です。

クライアントのもとには、依頼内容に関する情報が豊富にあります。しかし、クライアント側は自分たちが当然のように情報を把握しているからこそ、発注先に対しては、関係情報や前提事項の説明を省きがちです。また、クライアントがWebコンテンツや制作にうとい場合、「どこからどこまで説明して、どんな情報を提供する必要があるかわからない」というケースもあるでしょう。

こうした情報を適切に引き出し、「どんな目的があって依頼してるのか」「何を実現したいのか」といった目的を握っておかないと、「こういう目的を達成するために、どんな方向性で制作するか」というディレクションはできませんし、フィードバックを受ける度に方向性もズレてしまいます。

ビジュアルイメージを言葉だけで理解しあうのは難しい場合もあるので、先方にムードボードやポジショニングマップを用意してもらうとか、それが難しければイメージに近い別のWebサイトなどを用意してもらうと、イメージも共有しやすくなるかと思います。

◆フィードバックを分類してかみ砕く

フィードバックが来たら、それが「イメージと違うという違和感の表明」なのか「言葉通りの具体的な指示」なのか「要件変更」なのかを分類する必要があります。

特に「イメージと違うという違和感の表明」を「言葉通りの具体的な指示」だと受け取らないための注意が必要で、ここを間違えるとフィードバック地獄を引き起こしてしまいます。

前述の通り、事前の要件定義がしっかりできていれば、この分類はそう難しくはないはず(そして「要件変更」になるケースもないはず)です。

そして、例えば「ボタンを赤くして」とフィードバックが来たときに、「なぜ赤なんだ?」→「赤がいいわけではなく、ボタンを目立たせたいのだろうな」→「赤くするよりも適切な方法があるぞ」といったことに気づき、「現状よりボタンが目立つ適切なパターンを提案する」といった対応がとれます。

■まとめ

というわけで、Webディレクターの仕事は、クライアントの真意をつかむことと、ディレクターの役割を考えた上での対応が重要です。

もちろん、それさえできていれば全ての案件がスムーズに進むわけではありません。ディレクターの業務は非常に多岐にわたるため、ほかにも考慮すべき点は多いですよね。

今回、Webディレクターの業務について考えてみたのは、paizaの運営元であるギノでWebディレクターの求人を出すことになったからです。paizaでは現在、一緒にWebコンテンツのディレクションや企画・運用をしてくださる方を募集しています。paizaなら、Web制作のディレクションはもちろん、自分たちでゼロから立ち上げた企画の実現も可能です!

実はギノ社長の片山も、もともとはWebディレクター出身で、受託制作に関する『Webデザイン受発注のセオリー』という著書も出版しています。

Webデザイン受発注のセオリー デザインコントロールが身につく本

Webデザイン受発注のセオリー デザインコントロールが身につく本


paizaには、既存の企画を振り返って分析したり、すぐに成果を検証したりできるような、素早く動けてディレクションの勉強になる環境が整っています。また、「まだ業務経験が少ないので…」という方でも、小規模なコンテンツなどから始めて少しずつキャリアを積んでいくことができます。

Webディレクターとして転職を考えている方、スキルアップしたい方はもちろん、ディレクション業務のノウハウや『Webデザイン受発注のセオリー』の内容について「ちょっと話だけ聞いてみたいな~」という方も大歓迎ですので、お気軽にご連絡ください!


↓求人情報はこちら↓(※どの媒体からご応募いただいても構いません)
【Webディレクター・プランナー】マンガ、ゲーム、学習系のコンテンツ企画|採用情報 - ギノ株式会社
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paizaは、技術を追い続けることが仕事につながり、スキルのある人がきちんと評価される場を作ることで、日本のITエンジニアの地位向上を目指したいと考えています。

paiza転職」は、自分のプログラミング力が他社で通用するか(こっそり)腕試しができる、IT/Webエンジニアのための転職サービスです。プログラミングスキルチェック(コーディングのテスト)を受けて、スコアが一定基準を超えれば、書類選考なしで複数の会社へ応募ができます。
paiza.jp
まずはスキルチェックだけ、という使い方もできます。すぐには転職を考えていない方でも、自分のプログラミングスキルを客観的に知ることができますので、興味がある方はぜひ一度ご覧ください。
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