paiza開発日誌

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月収100万も夢じゃない!?あなたはフリーエンジニアに向いているか

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Photo by Gerald Rich

f:id:paiza:20140916135428p:plainこんにちは、今回は谷口がお送りします。

ITエンジニアの働き方は、会社勤め以外にも多様な形式のものが増えています。

特に最近は、クラウドソーシングの登場や営業代行・事務手続き代行サービスの増加などもあってか、フリーランスのエンジニアという働き方が注目されることが増えてきました。大学時代からクラウドソーシングで仕事を請負い、卒業後にフリーランスとして働き始めるというエンジニアに出会った事も有ります。

今回は、そんなフリーエンジニアとして働くことについて考えていきたいと思います。

■そもそも、フリーランスって?

フリーランスって、具体的にはどんな働き方のことなんでしょうか?

フリーランスとは、特定の企業や団体・組織に属さず、自らの才覚や技能を提供する、社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人のことを言います。

会社の社員として給料を受け取るのではなく、自ら契約して報酬を受け取るところが会社員と大きく違う点です。

具体的にITエンジニアの業務で言うと、自分の力で企業から仕事をとってきて、期限内にシステムを作成、納品し、企業から報酬をもらう、ということになります。

フリーランスのメリット、デメリット

◆メリット

◇働いた分だけ収入が増える

例えば会社員の場合、どんなに価値あるシステムを作成できたとしても、その売上は一旦会社のものになります。そして社員のもとには、営業費用、管理費用、会社の利益などを差し引いた分が給与として入ってきます。

企業は社員として雇っている以上、仕事があまりできない人に対しても、規定の給与を支給しなければなりません。一般的な企業のシステムでは、仕事のできる人もできない人も、給与面ではある程度平均化されてしまいます。

しかしフリーランスであれば、売り上げ全てが報酬として入ってきます。もちろん、高い収入を得るにはそれに見合ったスキルが必要(paizaスキルチェック問題では、少なくともBランク以上が取れていないと厳しいと思います)なのですが、それを武器にして、会社員の頃よりも有利な単価で仕事をすることができます。また、仕事の受注量も自分次第のため、頑張って多くこなすことができれば、それだけ収入が増えることになります。お金に関して言うと、フリーランスの人の所得税は、収入から経費を引いた分から算出されるので、会社勤めの頃より安くなる可能性もあります。

フリーエンジニア数名にヒアリングしてみたところ、SIで社員としてエンジニアをやっていた頃は月収20万円もいかなかったのが、フリーランスになった最初の月で月収60万円、多いときで100万円という収入にかわったという人もいました。もちろん会社員時代とは違い、ここから税金や経費も自分で払う必要がありますが、それにしてもすごい収入の上がり方です。

◇時間の自由度が上がる

フリーランスの大きな特徴として、正社員よりも始業時間、就業時間に縛られることが少ないということが挙げられます。(もちろんプロジェクトによります)自己管理能力が必要にはなりますが、調整ができれば業務以外のことに使える時間も増えます。また、当然ながら自宅で開発できる案件であれば、さらに時間の自由度は上がります。

◇仕事を選べる

仕事の受注もない時から、特定の得意分野の仕事しかしたくない!というわけにはいきません。しかし、フリーランスは企業と直接契約をするわけですから、例えば「この内容の案件ならもう少し単価を上げてもらいたい」といったような交渉もできますし、折り合いがつかなければ断ることもできます。

これが会社員であれば、基本的には会社から与えられた仕事をしないわけにはいきませんので、フリーランスの方がより自分の得意分野を生かした仕事ができると言えるでしょう。

◆デメリット

◇安定した収入は保証されない

フリーランスは、会社員のように基本給や手当がありません。毎月の収入は、その都度自分がした仕事の報酬ということになります。仕事をすればするほど収入は増えますが、仕事が受注できなかったり、病気や別の用事で仕事ができなければ、当然その分の収入はありません。退職金もボーナスもありません。

特にフリーランスとして駆け出しのころは、よほどの技術力や人脈でもない限り、仕事の受注が安定してくるまでは収入面がかなりネックになってくると思います。

収入の保証がないため、家の賃貸契約やローンを組むのが難しい場合もあります。フリーランスで働いている私の友人は、エステで永久脱毛のコースを契約する際、職業欄に「個人事業主」と書いたところ、店員さんに契約を渋られて大変だったそうです。

また、契約の仕方にもよりますが、業務期間中に毎月報酬が支払われるのではなく、請け負ったシステムが納品された時点で初めて報酬が支払われるという案件もあります。例えば3ケ月のプロジェクトであれば、3ケ月間は無給で、3か月後に納品・検収して初めて売り上げが立ち、実際の入金はそこからさらに1か月後……ということもあるのです。

契約の仕方によると言いましたが、そのあたりの契約交渉も全て自分でやらなければなりません。

フリーランスの場合は、こういったことを全て考慮に入れて、生活費を工面していく必要があります。

◇全ての業務を自分でこなさなければならない

フリーランスの場合、営業、契約交渉、顧客管理、スケジュール調整、帳簿への記載、確定申告など、エンジニア業務以外にも、発生するすべての業務を自分でこなさなければなりませんフリーランスとしてやっていく場合、エンジニア業務の勉強以外にも、そういった契約関係の法務知識、経理業務や税金に関する勉強も必要となってきますし、単純にやらなければならない仕事の量はかなり増えます。

ただ、冒頭にも書いたように、近頃はそういったフリーエンジニアの雑務を代行してくれる企業もあります。

◇実は人間関係が大変

フリーになったら会社員時代のように人間関係に悩まなくて済む!と思ってる人もいるかもしれませんが、プロジェクトに参加する際は毎回、新しい契約先のチームになじむ努力が必要となります。また、組織に所属していないので、評価されるためのアピールも積極的にしていく必要があります。

そして、自分に有利となるような契約条件における交渉や、自分自身の値付けに関する見積もりを1人でしていかなければなりませんので、かなり高いコミュニケーション力が必要となってきます。

フリーエンジニアには、会社という後ろ盾がありません。開発チームに馴染みながら、積極的に発言、提案し、価値を生み出し、それを自分でアピールしていかなければ、自分自身の開発者としての評価は上がりません。何度も言いますが、会社のバックアップはないのです。

途中からチームに入ったとしても、開発者として最もそのシステムに詳しい人間になるぐらいの努力をしなければなりませんし、プロジェクトのキーマンを見つけて、自分の評価が上がるよううまくアピールしていかなければなりません。

フリーランス経験のあるITエンジニアは、フリーランスでやっていくには、会社員時代よりも高いコミュニケーション力が必要だと言います。

■実は会社員より大変?なフリーランス

フリーランス経験のあるITエンジニアは、実際に会社を辞めてフリーランスになった時に、初めて「失敗したら後がない」ことに気づいたと言います。

フリーランスのリスクを減らすためには、いかに収入を得るか、仕事を得るかということになってきますが、生活に困らないレベルの収入を継続的に得ていくには、会社員時代よりもとにかく勉強が必要だと彼らは言います。自分を食べさせてくれるのが自分の技術だけなのですから、勉強に対する真剣度も変わってきます。

会社を辞めたら、誰かが何かを教えてくれることはありません。勉強会にもこれまでより積極的に参加していった方がよいでしょう。

現場に初めて行ったら、当然ですが、自分よりもそのシステムに詳しい人がたくさんいます。フリーエンジニアは、それでもチームの中でシステムに一番詳しい人間になり、またそれをうまくアピールしていく必要があるのです。企業で「この仕事、誰かにお願いしよう」となった時に、真っ先に自分の顔を思い浮かべてもらえるようになるためには、みんなと同じことをしていては出遅れてしまいます。努力して、積極的にアピールして、チーム内で一番輝ける人間になって、フリーエンジニアはようやく評価されるのだと思います。

もしかしたら今、「あなたに仕事を頼みたいんだけど、会社員を辞めてフリーにならない?」と言ってくれる企業があるかもしれません。自分の実力を見込んで仕事を頼もうと思ってもらえるのは、大変うれしいことです。

ただ、もし企業があなたと契約して仕事をくれたとしても、当然ながら、その企業があなたをバックアップしてくれるというわけではありません。

厳しい言い方になってしまいますが、特に常駐系の受託案件を中心とした企業などは、自分の持ち駒として利用したいという思惑で誘ってきていることも多いので、契約して実際の仕事が始まると、急に下請け扱いをされるという事があります。そういった企業にとって、フリーエンジニアはあくまで下請けでしかなく、社員とは全く扱いが違いますので、その企業があなたを支えてくれるということは有りません

結局、頼れるのは自分の能力だけなのです。

■まとめ

フリーエンジニアというのは、会社員でいるよりもずっと大変な働き方だと思います。

フリーランスでやっていくには、会社員時代以上にチームのメンバーとうまくやりながら、自分の生み出したバリューのアピールができ、時に交渉や営業もできるコミュニケーション力が必要となります。また、常に勉強する努力を怠らず、開発だけでなく雑務をこなすことも苦ではないという特性、約束や納期は必ず守る自己管理能力(会社員時代とは違い、間に合わなかったら次はありません)、そして自分がした仕事の全責任を負えるという責任感が必要となります。

ですので、コミュニケーションが苦手、勉強せずに既にある技術だけでやっていきたい、フリーランスって楽して儲けられそうと思っているような人には向いていない業態だと思います。

ただ、会社員時代よりも大きな責任や能力が求められるからこそ、1つの仕事で得られる報酬は高く、やりがいも大きなものとなるでしょう。

例えば、SIを辞めてフリーランスとなり、その後に大企業に就職したりするエンジニアもいます。今回ヒアリングしたエンジニアの中には、起業するためのお金とノウハウを得るためにフリーになったという人もいます。

やりたいことがある人は、キャリアアップの一環としてフリーランスという段階を踏んでみるのも、一つの方法かもしれません。

ただ、急にフリーになるというのもリスクが高いですので、まずは副業などから始めて、個人として企業から報酬が得られる仕事をやってみることで、自分がフリーとしてやっていけそうかどうかを試してみるというのもいいかもしれません。




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また、自分がフリーでやっていけるほどの実力があるのか不安な方には、コードを書いて自分のスキルレベルをはかれるスキルチェック問題もあります。

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