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デキる人はやってる!目標の立て方とやる気アップの方法4つ

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Photo by mrhayata
f:id:paiza:20140916135428p:plain明けましておめでとうございます。2015年一発目の記事も谷口がお送りします。

皆様、本年もpaiza及びpaiza開発日誌をよろしくお願いいたします。

さて、皆さんは今年の目標はもう立てましたか?

とっくに立てたぜ!」という方や「まだ立ててないや……」という方もいらっしゃれば、「そもそも新年だからって特に目標とか立てないしな……」という方もいらっしゃることと思います。

そこで今回は、効果的な目標の立て方と、モチベーションが下がってきた時の対策についてを書きたいと思います。「まあ目標立てるだけならタダだし……」という軽い気持ちで読んでいただければと思います。

■新年の目標を立ててみませんか?

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◆何で目標を立てるの?

◇目標は立てた方がラク!

そもそもどうして目標を立てる必要があるのでしょう。

実際に「目標なんて立てても忘れちゃう」「立てても達成できるか分からない」「頑張るのはしんどい」等と言って目標を立てない日々を過ごしている方もたくさんいらっしゃいます。

目標達成を目指して頑張ると言うと、何だかものすごく大変なことのように思えますが、そうではありません。

例えば、あなたが長い道をただただ走り続けているとします。

周りを見ると皆も走っているからとりあえず自分も走っているけど、この道がいつ終わるのかも、どこにたどり着くのかも知らないという状態だとしたら、何のために走っているのかも分からず、ただ苦しく不安に感じるかと思います。

これが、同じ道を走るにしても「この道のりは42.195キロある」「こういうコースでゴールは陸上競技場」「〇時間〇分以内にゴールし、〇位以内に入ることを目指す」等ということが明確になっていたらどうでしょうか。

何のために走るのかが明確になり、走るべき道順に沿って、目指すタイム内にゴールできるようペース配分を考え、達成を目指して走ることができます。

目標もこれと同じことが言えます。

明確な目標を立てずに、ただ「何となくこれをやりたいな……」「こうなったらいいな……」とぼんやり思っている程度では何も変わりません。そのくせ、何もしていないので将来に対する不安を感じたり「何で思った通りにならないんだ」という現状に対する不満が湧いてきます。

ここで目標を明確に定めますと、達成のために「今日何をすべきなのか」「今何をすべきなのか」ということがはっきりしてきます。

目標とは、頑張りを強制されるものではなく、自分が満足できる将来に向かうための「地図」や「道しるべ」、「時刻表」のようなものなのです。

最初にも書きましたが、自分で立てる目標は、立てるだけならタダですし、達成できなかったからといってペナルティが発生するわけでもありません。気軽に前向きな気持ちで立ててみてはいかがでしょうか。

◆目標ってどうやって立てるの?

◇やりたいことを書き出してみよう

まずはやりたいことや達成したいことを、乱雑で良いので書き出してみましょう

「焼肉食べたい」のようなことから、「海外移住して起業したい」のようなことまで何でもです。とにかくやりたい事を思いつくままに何でも書きます。

次にそれらを達成するために、何をどう決めて実行していく必要があるかを分解しましょう。

紙に書き出して分解していくのも良いですが、ここで一つXmindというツールをご紹介いたします。

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ホーム: 無料で使えるマインドマップ ソフト | XMind

Xmindは、マインドマップやブレインストーミングやプランニング作成がとても簡単にできる無料ツールです。私も普段からブログのネタや企画を考える時に限らず、プライベートでも何かを考えたり企画する際によく使っている大好きなツールです。

Xmindを使うと、効率良く目標を考えることができると思います。

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このように、やりたいことや欲しいものを書き出して、それを達成するために必要なもの等をツリー状に書き足していくことができます。

この画像を例に、「旅行に行きたい」という願望を分解していってみましょう。

ここから、お金のこと、一緒に行く人のこと、行き先のこと等、旅行に行くために必要な要素をツリーに書き足していくと、「旅行に行く」ために「具体的に」決めなければならないことや「必要なもの」が浮かび上がってきます。

例えば旅行の「行き先」に関して「どこに行こうかな?」と書き出していくと、「ハワイかタイかパリがいいかな」「一番行きたいのはパリだな」ということが分かったり、そこから「いくらぐらいのお金をためる必要があるな」「ツアーではなく一人で散策したいな」「ということはフランス語を勉強する必要があるな」等ということがはっきりしてきます。

◇目標を分解しよう

いきなり「今年中にパリに行く」という目標だけで終わってしまっては、結局達成できずに1年が終わってしまい、年末に「今年も達成できなかった……」と自己嫌悪に陥るというのがよくあるパターンです。

前述したように、大きな「パリに旅行に行く」という目的は、「お金をいくら貯める」「日常会話レベルのフランス語を習得する」といった細かい目標に分解されます。

この目標をさらに細かく分解して、例えば「1年でいくらのお金を貯める」という目標は、「毎月いくら貯める」、「毎週いくら貯める」、「今月は週3回はお弁当を作る」というような期間を設定した目標に分解していくことができます。ここで重要なのが期間を明確に設定するということです。期間を設定することで、日々の生活で具体的にやるべきことが見えてきます。

例えば「1年で日常会話レベルのフランス語を習得する」と言うと何だかものすごいことに聞こえますが、これは「まずはNHKのフランス語講座を録画して、通勤中にスマホで見るようにする」等といった目標に分解できますし、もっと分解すると「今週は本屋さんでフランス語の参考書を買う」等のすぐに苦労せずに実行できそうなことも、立派な目標となります。

そして、簡単な目標にも必ず期限は設定しましょう。「いつか参考書を買う」と思っているだけでは、つい「今度でいいか……」と思ってしまい、結局買わないまま1年が過ぎていた……ということが起こり得ます。「今週中に必ず買う」と設定することで、自分を少しだけ追い込んでみましょう。簡単な目標でも、最初の1つが達成できた時の充実感を味わえますし、また次の目標へと進んでいくことができます。

最初は簡単な目標でも、達成を繰り返していくと自己効力感というものが高まってきます

自己効力感 |モチラボ

自己効力感 - Wikipedia

上記の記事にもあるように、自己効力感とは自己に対する信頼感や有能感、「自分ならできる」と感じることです。

また、最初は気が乗らなくても、「とにかく始めてみること」でやる気が出てきてどんどん作業を進められることがあります。これはクレペリンが発見した「作業興奮」という効果によるものです。

まずはとにかく実行してみることによって、脳の側坐核という場所が刺激され、やる気を発生させるということは科学的に証明されています。


サービス終了のお知らせ - NAVER まとめ

これらの観点からも、目標を簡単にできそうなレベルに分解して、少しづつ実行に移していくことは、大きな目標達成のために重要なことだと言えます。

◇分解した目標を見直してみよう

目標を分解したら、一度見直してみましょう。

ここで分解した目標群は、無理しすぎないで達成できる範囲内であることが重要です。それも世間的に言われている範囲内ではなく、あくまで自分にとって無理があるかどうかを基準に考えてください。

例えばここで分解した目標が「今年は毎月10万円貯金する」や「毎月5キロずつやせる」等となっていて、現実的に考えると自分がいきなり達成するのは難しいな……と思った場合は、達成までの期間が短すぎたり、目標に不足している要素があったりします。

「一人暮らしで毎月10万円貯めるのは難しいな……」となった場合、毎月の貯金額を無理のない額に減らして、その代わり2年間貯金することにしたり、給与アップのために転職することを目標にプラスしたりすることが必要になってきます。

◆目標リストは定期的に見返そう

最初にやりたいことリストや目標リストを書き出しても、見返さずに終わってしまう方が多いと思います。

テキストファイルや手帳等自分の好きなツールで保存しておき、長くても2ヶ月に一度ぐらいは見返してみると良いでしょう。

目標の達成度を振り返る必要もありますし、以前に思いつきで書いたやりたいことの中で、実行に移せることがあるかもしれません。

例えば、「書いた時は忙しくて無理だと思っていたけど、仕事が落ち着いた今ならやりたかった習い事を始められるかも」「最近仕事で仲良くなった人がこの情報を知っていそう」といったこともあり得ます。

以前やりたかったことが実行できそうだと感じたら、再び分解して期限付きの目標を立てる等して、実行に移していきましょう。

◆目標を達成できなかった……という時に

人間、目標を設定したけど、達成できなかった……という場合も大いにあり得ます。

例えば「週3回お弁当を作るという目標だったのに、今週は2回しかできなかった……」ということがあったとします。無理のない範囲で分割して立てたはずの目標が達成できないと、自分が嫌になってしまい、もう目標なんてどうでもいい……と思ってしまうこともあるでしょう。

この時、落ち込まずに思い返して欲しいのは、目標は目的のために存在しているということです。

この場合の目的は、「パリに旅行に行くこと」であり、「週3回お弁当を作ること」ではありません。お弁当を作れなかった週が発生してしまったとしても、最終的にパリに旅行に行くことができれば問題ないはずです。

とはいえ、あくまで目的のための目標ですから、達成できなかった目標は「来週は4回お弁当を作る」等といった具合で調整を図ると良いでしょう。また、「そもそも料理が苦手なのに週3回のお弁当作りは無理だ……」と感じたら、そのタイミングで再び目標を見直して目標を立て直すと良いでしょう。

また、目標設計に無理があった場合に、目的から見直すというパターンもあります。

例えば「今年中に〇万円貯めてパリに行くつもりだったけど、予定よりボーナスが少なかったから無理そう……」という場合は、少ない費用で旅行できるプランを考えてみたり、自分の中で「とにかく今年中に海外旅行へ行きたいんだ!」という欲求の方が強い場合は、行き先をもっと安く行ける場所、最初に候補にあったハワイやタイ等に変更したりしても良いでしょう。

目標を設定した時から自分の状況が変わってしまうことは大いにあり得ます。そのような場合は、再び自分の達成できそうな範囲と自分の内的な欲求に従って、目標を柔軟に変更していけば良いのです。目標は最初に決めたものが全てではありません。それよりも現実的に達成が無理だと感じた場合は、早めに設定をし直していった方が良いでしょう。そして、まずはちょっと頑張ったらできそうな範囲の目標を繰り返し達成することによって達成感を味わいましょう。それによって次以降の目標も、徐々にレベルアップさせながら前向きに取り組んでいくことができるようになります。

◆やる気がなくなってきた……という時に

目標を立てたものの、「どうしてもやる気が出ない……」という時や「目標を思うように達成できなくてモチベーションが下がってきた……」という時もあると思います。

そんな時にやるとモチベーションが上がりそうなことをご紹介しておきます。

◇目的を思い出す

先ほども書きましたが、目標はあくまで目的のためにあります

初心に戻るともよく言いますが、目先のつらいことばかりを考えるのではなく、全て達成できた際のわくわくする目的を思い出して、モチベーションを上げましょう。

◇人に言う

やりたいことや目標は、人に言うと良いでしょう。

「ダイエットしてるんだ」「旅行に行きたくて節約してるんだ」「今年中の起業を目指してるんだ」等と人に宣言すると、何となく考えていただけでのことでもやらざるを得なくなります

また、親しい友人や家族に言うことで「お菓子食べてるけどダイエットしてるんじゃないの?」等とも言ってもらえます。目標達成に向けて、さぼることが難しくなってくるので、つい自分を甘やかして怠けてしまう……という方は自分の目標を人に話すことをお勧めいたします。

また、人に言っておくことで「あなたの興味ある事業をやってる人が知り合いにいるよ」「こういう勉強会があるけどあなたの役に立ちそうじゃない?」といった目標達成に役立つ情報がもらえる可能性も高まります。

◇やる気が出る本や映画や音楽を用意しておく

私自身は、モチベーションが下がってきたらまずこれです。その時に一番好きな音楽を聴きます。

読書も好きなのですが、音楽は何もしていなくても再生さえすれば勝手に耳に入ってきて、作業によっては聞きながらできるというのが良いようです。音楽に詳しくない人でも、「これはやる気が出るな~」という曲に出会ったらストックしておくと良いと思います。

ちなみに私は最近PASSPO☆さんのTRACKSをずっと聴いています。

◇嫌だったらやめる(嫌じゃなくなるように考える)

目標達成のためにやっていることが、嫌だな~と感じたらやめてしまいましょう

元も子もないようですが、嫌なことはやっていても続きません

そもそも、あなたがその目標を立てたのは何故でしょうか?

モチベーションが上がらない目標の多くが、「自分がやりたいから」という内的動機に基づくものではなく、「会社で言われた」「友達がみんなやってる」「世間的に良いこととされてる」というような外的動機に基づくものではないでしょうか?自分が本当にやりたくて立てた目標でなければ、モチベーションは維持できなくて当然です。

そんなこと言ったって「仕事でこの目標を達成しなきゃいけないんだよ!」という方もいらっしゃると思います。

そういう時は、目標を達成した時の状態を、内的動機が湧くきっかけとなりそうな目的として強くイメージしたり書いたり人に話したりしてみてください。

例えば、「TOEICで〇〇点を取得する」等という目標なら、「つらくても毎日英語の勉強をして点数を上げなければ……」というようなことよりも、「TOEICで〇〇点を取得し、今より英語が堪能になって、憧れだった海外の案件を任されるようになり、上司や部下に信頼され、充実している自分」になるというところまでを強くイメージします。

やらなければならないこと・やらされていることに対してやる気を維持することは難しいものですが、目標の先に自分なりのわくわくする目的を見つけることで、「やらなければならないこと」を「やりたくてやっていること」に近づけていきましょう。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。ぜひ今年の目標について、考えてみていただければと思います。

また、こちらの記事では目標管理ができるアプリが複数紹介されています。


iPhoneで目標管理をしたい「目標管理アプリ」6つ - ビジョンミッション成長ブログ

アプリを使うと、目標を管理したり達成度を振り返ったりすることが簡単にできます。こういった便利ツールを使うことも、モチベーションを上げる一つの方法ですね。




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