Photo by Matthias Ripp
こんにちは、谷口です。
9月も半ばに入り、2017年卒予定者の新卒採用現場では、二次募集や秋採用が実施される時期になりました。
マイナビの調査では8月末時点での内定率は77.5%という結果が出ています。
今年の新卒採用も大詰めという状況ですが、もちろん「まだ就活を続けたい」という人も一定数いらっしゃいます。
paiza新卒でも、日々内定を獲得されて就活を終える方が増えていく一方で、未内定の方からのご相談が「まだ内定がとれない、もうどうしたらいいかわからない…」「周りがみんな就活を終えていてつらい…」といった感じで、かなり切羽詰まってきていると感じます。
今回はまだ内定がない人向けの面接対策と、引き続き2017年卒の採用活動を実施している企業についてお話していきます。
■2017卒予定者、8月末段階での内定率と継続率について
マイナビの調査によると、2017年卒業予定のアンケートでは、内定者の割合が8月末時点で77.5%という前年8月の69.1%を大きく上回る結果となりました。去年に比べると今年の経団連加盟企業の選考開始時期は前倒しになっていたため、妥当な割合かと思われます。
また、就活を継続する学生の割合は、前月比7.8pt減の35.9%と4割を下回りました。去年よりも選考開始時期が前倒しになったこともありますが、就活終了の時期は例年以上に早まっている様子です。内訳としては、内定を保持しながら就活を継続する人の割合が13.4%、未内定の人が22.5%となっています。
しかし、就職活動支援サービスを運営していると、秋採用や二次募集を実施している企業、また最近は新卒採用でも時期を問わず通年採用を実施している企業が確実に増えてきたと感じます。
では、まだ内定ゼロの人が内定獲得を目指して就活を続ける場合、どんな対策が必要になってくるのでしょうか?
■まだ間に合う、内定獲得を目指す面接対策
Photo by John Benson
「今まで何社も面接を受けたけど内定が出なかった…」という人は、改めて面接対策を考える必要があります。
面接が苦手な人の中には、面接を嫌うあまり、過去の面接を振り返ることをしなかったり、話す内容を改善しないままだったりすることが多いです。私も苦手なので気持ちはわかりますが、改善策をとらない限りはいつまでたっても同じことの繰り返しになってしまいます。
◆改めて、面接では何が求められているの?
面接では、面接官の質問を受け取り、「何を聞かれているか」を理解し、その質問に沿った回答を述べる、この繰り返しが求められます。
面接は、選考である以前に会話です。
「そんなの当たり前だろ」と思うかもしれませんが、聞かれたことについてきちんと答えていなかったり、面接官が反応に困るような回答や質問をしたりしている人は結構いるものです。
「あなたはなぜプログラミングが好きなのですか?」『なんとなくです』
「あなたはなぜ卒業研究にこのテーマを選んだのですか?」『興味があったからです』
とだけ答えられても、応募者が何を考えているのか、どういう人なのかを知ることはできませんよね。
面接で聞かれる質問には必ず意図があります。
面接官の質問に大しては、言葉通りの回答だけでなく、相手が何を知りたいと思っているのか、どういう意図があるのか、そして何を言えばそれを伝えることができるかを考えるようにしましょう。
「その場で一瞬のうちにそんなこと考えてられない!」と思うかもしれませんが、志望動機や学生時代にやってきたことの話など、よく聞かれる質問は事前準備として考えておくことができます。
また、これまで受けてきた企業の面接で「うまく答えられなかった…」と思う質問があれば、振り返って「面接官はどういう意図があったのか?」「改めて今ならどう答えるか?」などと振り返っておくと、次の本番に活かすことができるでしょう。
◆自分の面接を振り返ってみる
Photo by Martin Alvarez Espinar
◇最初に結論、次に理由という順で話ができていますか?
よく言われる面接での話し方の基本になりますが、できていますか?本当にできていますか?
実は本番になると、これが意外とできていない人が多いのです。
①結論→②理由→③具体例→④再度結論の順番で話すPREP法も有効です。
◇具体的な経験を盛り込んだ話ができていますか?
経験や数値といった具体的な事実に基づいた話ができなければ、話に説得力を持たせることはできません。
どんなに「私はプログラミングが好きで得意です!エンジニアになれたら頑張ります!」とだけ言われても、それを裏付ける情報がなければ相手を納得させることはできません。
「私はプログラミングが得意です!技術があります!」とだけ言い続けている人よりも、「自分でプログラミングしてこんな作品を作りました」「競技プログラミングや学校でこんな成績を修めました」と言っている人の方が、実力があることがわかりますよね。
この辺の振り返りは、いま一度、これまでの面接で話してきた内容を口に出してみたり、書きだしてみたりして確認してみましょう。できれば学校の就職課やお友達・先輩・ご家族を相手に模擬面接をして客観的に聞いてもらうとよいでしょう。
◇自分のタイプに合った面接対策がとれていますか?
いろいろな本やサイトで面接対策を見ていると、
- 面接で話すことはしっかり考えていった方がいい
- 話すことを決めていくよりも、その場で考えて答えた方がいい
という相反するアドバイスが見つかって、「結局どっちやねん」となったことがある人も多いと思います。
これははっきり言って「人による」ので、どちらが自分に合っているかを見極めた方がいいでしょう。
面接ではとにかく緊張してうまく話せないという人は、よく聞かれる質問だけでも書き出して何度も口に出して話すことに慣れておいた方がいいですし、どちらかと言えば人と話すことが得意な人や、逆に事前に考えておいた話をしたときに「嘘っぽい」「本音がわからない」と言われた経験があるような人は、その場で聞かれたことに素直に答えるようにした方がうまくいったりします。
◇緊張のあまり失礼な態度や挙動不審になっていませんか?
- 挨拶を怠らない
- 足を組まない
- 背筋を伸ばす
- 適度に大きな声ではっきり話す
- 人の目(顔)を見て話す
- 無意識にゆらゆら揺れない、貧乏ゆすりをしない、髪の毛を触らない
全て簡単なことのように思えますが、気付かないうちにやってしまっている人もいる項目です。
応募者の面接後に企業から受けるフィードバックでも、(もちろんそれだけが落選理由ではない場合がほとんどですが)「ずっと挨拶がないのが気になりました」「声が小さすぎて質問の回答がよく聞こえなかった」「話すときもずっと下を向いていた」「なぜかゆらゆら揺れていて挙動不審だった」というように言われることは少なくありません。
上記のような簡単なポイントに気をつけるだけでも印象はよくなります。逆にできていないと、それだけでどうしても印象は下がります。技術とは関係ないだろ!と思われるかもしれませんが、これは新卒エンジニアとしてより前に、人としての印象の話です。
■paiza新卒でまだまだ2017卒の新卒採用を実施している企業
※このほかにもまだまだ多くの17卒向け求人を掲載しております。
◆株式会社コロプラ
◆株式会社gumi
◆芸者東京エンターテインメント株式会社
◆Sansan株式会社
◆株式会社ビズリーチ
◆トゥギャッター株式会社
◆株式会社ケーツー(カプコングループ)
■まとめ
最近は、paiza新卒を使って内定を獲得できたという就活生の方にお話を聞かせていただく機会が多くあります。
「自分はそんなにプログラミングができるわけじゃないし…」「プログラミングに興味はあるけど初心者が今から始めても遅いのでは…」と思っている人もいるかもしれませんが、paiza新卒のプログラミング動画学習でプログラミングの勉強をして、エンジニアとして内定をもらったという文系出身の方や、Dランクで応募をして内定を獲得された方もいらっしゃいます。
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paiza新卒は、プログラミング問題をといてランクが獲得できていれば、事前の書類選考なしで確実に企業の面接を受けることができます。また、paiza新卒が応募者と企業の間に立って面接の日程調整などを行うため、わずらわしいやりとりに時間をとられず、スムーズに就活を進めていけます。
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