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今の仕事、いつ辞めるべき?転職どきを見極める6つのタイミング

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Photo by Hamza Butt
f:id:paiza:20140916135428p:plainこんにちは、谷口です。

ことあるごとに「今の仕事辞めたいな…でもなぁ…」と思い悩んでいる人は多いかと思いますが、転職に適したタイミングはいくつかあります。

タイミングを間違えると、退職後の生活が立ち行かなくなったり、転職活動がうまくいかなかったり、逆に不満がある職場にずるずる居続けるはめになったりしてしまうため、注意が必要です。

そこで今回は、paizaを使って転職に成功された方々の傾向から「転職を考えるべきタイミング」について考えてみました。

■転職を検討すべきタイミング

◆希望するキャリアが現職では叶わない

例えば、「現職ではPMにならないと給与が上がらないけど、自分は開発を続けたい」といったケースでは、現職で頑張っても希望するキャリアには進めませんよね。この場合は、長く開発に携われる企業への転職を検討すべきでしょう。

◇注意点

ただ、「このまま同じ仕事を続けるのは嫌だ!」というだけで突っ走って安易に辞めてしまうのはおすすめできません

例えば「現職でスペシャリストとしてのキャリアを選べるコースもある」とか、「今のプロジェクトは希望に合わないけど違う部署に異動できれば希望が叶いそう」といった場合は、先にそっちを目指してみて、駄目だったら転職を考えるようにしたほうがよいでしょう。

◆不当に低い評価を受けていると感じる

  • 十分な成果を上げているにもかかわらず、不当に低い評価を受けている
  • 自分は作ったモノで評価されたいのに、プロジェクトマネジメントに携わらないと評価されない(=自分と会社の評価軸がズレている)

こういった場合は、自分の仕事を正当に評価してくれる企業へ転職したほうが幸せになれるでしょう。

◇注意点

「自分の評価が低すぎるから転職したい」と思っている人の中には、自分の仕事の成果について客観視できていない人や、成果に対する正当な評価を受けているにもかかわらず「自分は不当に低い評価を受けている」と考えている人も多いのが現実です。

こういった人は、自己満足ではなく、自分が会社のビジネス的に考えても有益な成果を上げられているのか、本当に不当に低い評価を受けているのか、一度客観的に振り返ってみるといいでしょう。

評価を決めるのは自分ではなく他人ですし、会社には会社の目的に沿った評価軸があります。

自分を客観視できず、正当な評価を受けているにもかかわらず「自分は不当に低い評価を受けている」と思い込んで転職したはいいが、転職先でも特に評価は変わらず低いまま……といったパターンは少なくありません。

◆仕事を通してもっとスキルアップしたい・今の会社でできることはやりきった

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Photo by R. Crap Mariner
これは、それなりに経験を積んできたITエンジニアの方に非常に多いケースです。

  • 自社のサービスが安定運用できるようになって、仕事自体は楽になったけど新たな技術を使ったりスキルアップできる機会がなくなってしまった
  • 今の会社で技術者としてそれなりのポジションにはついているが、このまま居続けてもこれ以上地位を上げることはできなそう

などといった状況で、「このまま同じ仕事を続けるよりも、エンジニアとしてさらなるスキルアップを目指したい」と転職を考えるのは、エンジニアとして大変素晴らしいことです。

◇注意点

それなりに年齢を重ねたベテランエンジニアの方の場合、家族がいたりして転職が自分だけの問題ではない場合も多いため、そこが注意点です。自分の希望だけで決めず、家族にも相談してから決断してください。

現職で安定した地位や給与を得ている場合、それらを手放しての転職になります。仕事内容や技術情報にひかれて転職を決めたものの、年収は下がるし勤務地は遠方だし……となってしまっては家族の生活にも影響が出てしまいかねません。

応募先については技術や仕事内容の情報だけでなく、給与や福利厚生、立地など、家族やその後のライフイベントに影響が出る部分に関しても慎重に検討する必要があります。

◆会社の経営が明らかに傾いている

「事業全体の業績が悪くなる一方で将来性がなさそう」「会社の経営が傾いてきて給与を減らされた」といった場合は、すぐに転職を検討したほうがよいでしょう。

◇注意点

「今の会社が潰れそうなので…」というのは「退職理由」にすぎません。

面接の場では、「現職の経営が傾いてきたのをきっかけに今後のキャリアを考えたところ、自分はこういった会社で働いてこんなエンジニアになりたいと思ったので……」というように、「転職してどうなりたいか」までが含まれた明確な「転職理由」が求められます。転職理由をしっかり考えておきましょう。

◆結婚・出産などのライフイベントが発生した

これはITエンジニアに限りませんが、結婚・出産などを機に、転職を考えだす人は非常に多いです。

人生の節目に立った時に、改めて仕事やキャリアについて考えるようになったという人もいますし、現実的に生活環境が変わって今の年収では足りないのに気付いて転職を決意したという人もいます。

◇注意点

実際にライフイベントが発生して初めて、「残業が長すぎる!」「収入が少ない!」と感じて慌てて転職活動を始める人が多いですが、生活環境が変わってからの転職活動は大変です。可能性がある場合はなるべく早い段階から自分のスキルの棚卸しをするとか、キャリアについて考えるとか、求人票をチェックしておくとか、転職活動の準備を始めておくとよいでしょう。

◆心身の健康に大きく支障が出ている

こんな記事を読んでないで、今すぐ退職してください。もしくは休職してください。

その後のことは元気が出てきてから考えれば十分です。

■まとめ

転職に踏み切るきっかけやタイミングはいろいろあります。ただ、考えなしに勢いで退職をしてしまうと、その後の転職活動でも失敗してしまいかねません。

それぞれの注意すべき点も考えた上で、「やっぱり今は転職にベストなタイミングじゃないのかも…」という結論に至るのも、それはそれで素晴らしいことだと思います。

転職で叶えたいことや今後のキャリアに対する希望を明らかにした上で、最適なタイミングでの転職を目指せるとよいでしょう。

転職活動全体のスケジュール感については、paizaの転職成功ガイドにも書いてありますのでぜひ参考にしてみてください。




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