Photo by Banalities
こんにちは、谷口です。
11月も半ばに差し掛かり、2019年卒業予定者の中には、そろそろ就活を意識し始めている方もいるかと思います。もちろん、もっと早くからインターンシップに参加しつつ、就活について考えていた方もいますよね。
一方で、経団連の「19卒の就活は17・18卒と同じく3月に説明会解禁、6月に選考解禁」という通達が報道されているので、「まだ就活なんか始めなくていいじゃん」と考えている方も多いのではないでしょうか。
この経団連が決めている解禁日程のスケジュールですが、実はIT業界にはあまり関係がなく、毎年もっと早い段階から採用活動が開始されているのを知っていますか?
実際、就活開始が遅くなった人たちが「応募したかった企業のエントリーが既に締め切られていた…」「思ったより時間が足りない…」と後悔している光景は、毎年のように見られます。
言葉を選ばずに言うと、どこでもいいならいつ就活を始めてもいいかと思います。でも、選びたいならなるべく早めに始めたほうが絶対にいいです。
今回は、ITエンジニアを目指す19卒の就活の注意点と、就活を早めに始めたほうがいい理由をお話しします。
■解禁スケジュールはIT系に関係ない
前述もしましたが、新卒採用活動のいわゆる解禁時期を決めているのは経団連です。ただ、IT企業の多くは新経済連盟という別の連盟に加入し、経団連には所属していません。(新経済連盟 – Japan Association of New Economy)
そのためIT業界では、経団連の通達には特に従うことなく、早い時期から採用活動を始める企業が、大手・中小関係なく多く存在しています。
下図は18卒の内定率推移です。5月1日時点で35.1%、6月1日時点で既に61.9%が内定を所持していた結果からも、早くから採用活動が始まっている傾向がわかるかと思います。
【確報版】「2017年10月1日時点 内定状況」就職プロセス調査(2018年卒)
近年、経団連は頻繁に採用活動の解禁スケジュールを変更してきました。この傾向を受けてか、就活生の中でも「解禁日程に関わらず早めに動き出して対策をとろう」という人と「解禁時期まで何もしなくていいや」という人にきれいに分かれる傾向が出ています。
実際に、paiza新卒で内定者の方にお話を聞くと、「もっと早く就活を始めておけばよかった」と後悔されている方は少なくありません。
詳しくは→先輩内定者・新入社員の方にお話を聞いたインタビュー記事はこちら
paiza新卒 就活成功者の声(内定者インタビュー)
■ITエンジニアを目指す人が早めに就活を始めるメリット
◆早く終わればそのぶん研究などにも集中できる
就活を早く始める一番のメリットは、なんといっても「早い段階で希望通りの内定を獲得できれば、そのぶん早く就活を終えられる」ことです。
一般的な就活スケジュールでは3月に情報解禁、6月に選考解禁となっていますが、この日程だと卒業研究・論文・制作、教育実習や公務員試験、ゼミや授業などと重なってしまう……といった方も多いかと思います。(そもそもそんな忙しい時期に就活スケジュールが半固定みたいになってるのがおかしいのですが……)
早くに就活が終われば、それ以降は他に時間を使えるわけですから、先々の学生生活が忙しくなりそうだとわかっている人ほど、就活は早く始めた方があとあと楽になります。
◆いろいろな企業の情報を得たうえで比較検討できる
就活で難しいのが、「どんな企業があるのかわからない」そして「どの企業が自分に合っているのかわからない」ことだと思います。
就活を早めに始めていれば、焦らずに多くの企業を見たり情報収集をしたりできて、IT業界の構造や、企業ごとの事業内容・業務内容の違いがわかってきます。さらに、その中で自分がより重視したい条件や進みたい方向性なども明確になってくるかと思います。
逆に就活を始めるのが遅くなると、情報収集をしながら同時に応募も面接対策もして、自分のやりたいことについて何も考えられていないけどとりあえず選考を受けて……といった感じで忙しくなってしまったり、十分な情報収集や面接対策もできないまま選考を受けることになったりしがちです。
加えて、選考解禁直後の時期になると、応募が殺到するため、日程調整などの選択肢も少なく、数社を並行して受けるとなると調整が大変になる場合もあります。早い時期であれば比較的企業にも余裕があり、日時の調整もしやすい傾向にあります。
◆気になる企業にもれなく応募できる
早い時期から選考を始めていた企業が、そのぶん早く応募受付を終了してしまう…というケースは珍しくありません。
企業側は「いつでも誰でも何人でも採用したい」のではなく、「××年度の新卒は○人ほど採用したい」と計画を立てて採用活動をしているのですから、内定承諾者が充足すれば「今年度の採用活動は終了しました」となるのは当然です。
前述の通り、IT系の企業は大手・中小にかかわらず、早くから採用活動を始めているところが多いため、そのぶん早めに採用活動を終了してしまう企業もあります。特に人気のある企業ほど、前述のように早い段階で「必要な人数は採用できたので終了します」となりがちなため、「先伸ばしにしてたら応募しようと思っていた企業の受付が終わっていた…」ということにもなりかねません(というかこういった人は毎年います)。
また、これはIT系に限ったことではありませんが、企業の採用ページに二次募集など先の予定までが記載されているのを見て「急がなくても二次募集で応募すればいいや~」と思われる方が多くいます。二次募集・三次募集は、必ずしも実施されるわけではありません。一次募集で充足すれば実施されない場合もありますから、注意が必要です。
◆内定者が充足してくると企業の見る目も厳しくなりがち
前述の通り、内定者が充足してくると応募自体を締め切る企業もありますが、応募受付を継続しつつ選考が厳しくなる…という企業もあります。
要は企業側も十分な人数の採用が決まっているため、「あとは優秀な人からの応募であれば採りたいけど…」という状態になっているのです。
実際にpaiza新卒でも、採用が充足してきた企業の方から「これ以降は応募できるランクを上げたい」とご要望をいただくのは珍しくありません。
IT企業に限らず、二次募集・秋採用などの遅い段階での再募集を始める企業の中には、ギリギリで大学院への進学から就職に切り替えた人や、院を中退して就職することにした人など、「何か事情があって就活を始めるのが遅くなってしまった優秀な人狙い」なところも多くあります。
そういった企業が求めるレベルの優秀な人、既に実務でも通用するレベルの勉強や研究をしてきたような人であれば、いつどんな時期の募集でも通過できるかと思います。ただ、そういった一部の優秀な人たちでない限りは、やはり採用が充足していない段階で早めに応募をしたほうが、選考も通過しやすいでしょう。
◆面接に慣れることができる
就活開始が遅くなった人に多いのが、「初めての面接ぶっつけ本番が第一志望の企業」といったケースです。
初対面の相手と話すのが得意な人であればそれでもよいかもしれません。しかし、そうでもない人の場合、初めての面接が大本命で玉砕……というパターンは非常によくあります。
逆に、面接が苦手な人、人と話すのが苦手ですぐに緊張してしまう人でも、早くから応募を始めて何社か選考を受けていると、嫌でも面接に慣れてきます。また、選考を受ける中で企業情報が集まってきたり、自分の希望条件も固まってきたりして、だんだん受け答えの内容が磨かれていきます。最初は落選続きでも、徐々に通過率が上がっていく人がほとんどです。早くから応募を始めれば、より早く面接に慣れることができるかと思います。
■まとめ
上記のように、就活は早めに始めておいた方が楽になることが多くなります。
既に内定を持っている18卒の先輩方に就活経験談を聞いていると、やはり就活中に研究や試験が重なる場合が多く、「もっと早くから就活を始めておけばよかった」と悔やんでいる方も多くいらっしゃいます。
paiza新卒では、既に応募可能な19卒向けの求人票を多数掲載しております。実際にpaiza新卒から応募された19卒予定の方で、既に内定を獲得されている方や次が最終面接だという方もいらっしゃいます。
paiza新卒の掲載求人は、スキルチェック問題を解いて規定のランクが獲得できていれば、事前のES選考なしで必ず企業の面談を受けられます。
現時点でのプログラミングスキルに自信がない方は、paizaラーニングの動画でプログラミングを学べる講座でスキルアップしてからランクを上げていくこともできます。
応募後は、paiza新卒が応募者と企業の間に立って面接の日程調整などを行うため、採用担当者とのやりとりに気を遣うこともありません。
ITエンジニアを目指す学生の皆様、ぜひご活用ください!
「paiza新卒」は、ITエンジニアを目指す学生のための、IT/Webエンジニア求人に100%特化した就職サービスです。プログラミング問題を解いてスキルランクを獲得した上で企業に応募ができますので、自分のプログラミングスキルのレベルが明らかとなり、プログラミングができる人ほど有利に就活を進めることができます。
Skype面接OKの企業も多数掲載していますので、自宅にいながら面接を受けることも可能です。「東京の企業に就職したいけど、地方に住んでいるので交通費が……」「研究で忙しいのに、移動に時間がかかりすぎるのはちょっと……」という人もぜひご利用ください。
詳しくはこちら
まずはスキルチェックだけ、という使い方もできます。自分のプログラミングスキルを客観的に知ることができますので、興味がある方はぜひ一度ご覧ください。
詳しくはこちら