Photo by Frederick Lang Jr.
青木です。3年目に入ったエンジニアです。
一昨年の4月に新卒でpaiza(ギノ) に入社して、2年がたちました。今回は、この2年で学んだことを書き出してみます。
せっかくなので、新卒1年目の時と比較して、2年目はどんな変化があったのか?という視点で書いていこうと思います。
同じような立場の若手エンジニアや新卒でエンジニアを目指している就活生、「paizaの中のエンジニアって何やってんの?」と思っている人へ、ひとつの例として参考になればと思います。
■私の簡単な経歴
大学も大学院も情報系で、主にアルゴリズムに関する研究をやっていました。2016年4月に新卒でpaiza(ギノ)へ入社し、今に至ります。
入社したときからずっと、主にpaizaラーニングに関する業務を担当しています。
paizaラーニングはこちらです。動画を見ながらブラウザでコードを書いて実行することで、プログラミングが学べます。無料でできるレッスンもたくさんありますので、ぜひ触ってみてください!
■1年目→2年目で変わったこと
1年目はまだpaizaラーニングにつきっきりで対応できる人間が少なく(まあ今ほどレッスン数も多くなかったので…)、私がサービス開発、学習コンテンツの作成、設定、修正、問合せ対応、売上管理とかもやっていたのですが、今年はメンバーが増えたので、かなり役割分担できるようになりました。
今は、paizaラーニングを中心とした「サービス開発」と「コンテンツ作成(動画の台本作成・チェックとか)」を主に担当しています。入社してくれたメンバーに感謝です!
振り返ってみると、1年目はとにかく目の前の業務を回すマシンになっていましたが、2年目からはもう一歩踏み込んで行動する余裕が出てきたと思います。
でも、1年目のときに企画して、作って、公開して、売り上げを見て、問い合わせに対応して…という流れを一通り体験できたのはよかったと思っています。一連のプロセスを知っているから、サービス全体を見渡せるし、開発以外の部分で起きたトラブルにも対応できるし……今の業務にも活きていると思います。
また、開発に慣れてきたというのもあると思いますが、ある程度「これは早くやるべき」「これは時間と手間をかけた方がいい」「これは後回しでも大丈夫」みたいな判断がつくようになってきました。
あとはいい意味で(?)厚かましくなってきたな…と思います。「これやりましょうよ!」「これ試してみたいんですけどいいですか?いいですよね?」みたいなことが言えるようになってきました。弊社のようなスタートアップだとエンジニアも企画に意見を求められたりするので、むしろがんがん言った方がいいなと。
■2年目で新しくやり始めたこと
1年目はpaizaラーニング単体で完結する業務が多かったですが、2年目は下記のような「paizaラーニング以外のコンテンツや部署を横断してのコンテンツ作り」に挑戦できるようになりました。
◆「813の日」オンラインイベントの問題&解説動画作成
8月に開催した「8月13日はpaizaの日!怪盗813からの挑戦状」というイベントで出題した問題の解説動画を作成しました。イベント用の問題なので、より多くの人、アルゴリズムに不慣れな人にも楽しんでもらえるような解説動画になるよう意識したつもりです。↓よかったらごらんください。
問題はこちら(イベント自体は終了していますが、問題には挑戦できます)
解説動画はこちら(無料で見られます)
◆4/15(日)公開の24時間限定スキルチェック問題
今月の15日に開催される「24時間限定出題!テストケース開示問題」の問題と解説も、私が作りました!
出題から24時間以内にコードを提出した人だけ、翌日にテスト―ケースと解説を見られて、抽選でプレゼントも当たりますので、15日になったらぜひチャレンジしてみてください。
詳しくはこちら
◆プログラミングスクールに関すること
paizaラーニングで得た知見をもとに、夏から冬にかけて、何度かpaiza主催のプログラミングスクール(オンラインじゃなくて、直接通っていただくリアルスクール)を開催しました。
スクールの実施に必要なシステム開発や、スクール用の練習問題、学習コンテンツなどを作りました。あとは、スクールの講師…というかメンター?(質問に答える人)もやりました。
実際に多くの生徒さんの学習を見て、プログラミング初心者がつまずきやすいポイントが今まで以上にはっきりと見えてきました。最初につまずくという経験も重要だし必要ではありますが、そこで挫折せず、きちんとその先に進めるようなコンテンツを作っていくのが大事だなと思いました。
なかなか開発だけやっていると、実際にユーザーの方やプログラミング初心者の方と直接お会いする機会もないので、開催できてよかったです。
■Ruby/Rails
昨年の記事で「これから全部やる」と言っていたRailsチュートリアルも全部終えられたし、1年目よりは身についてきたかなあ…。
特に今、開発部内で「テストを増やそう」という施策が進んでいるので、それに伴ってテストの記述力が上がってきた感じがします。
■JavaScript
1年目は主にjQueryを使っていましたが、最近はVeu.jsをちょろちょろ触ったりしています。でもフロントエンドはまだちょっと怖いです。
■Java, Scala
paizaは主にRubyで作られているので、実務で使うことはあまりないのですが…私はJavaやScalaの方が得意なので(一番好きな言語はScalaです)、スキルチェック問題を試しに解いてみるときや、ちょっとしたスクリプトを書いたりするときはRubyよりもJavaやScalaを使っています。
でも実は、Java8以降のラムダとかモジュールとかはまだちゃんと使ったことがなくて時代に取り残されていきそうなので、この辺はそろそろ本格的に取り組まないとな…と思います。
JavaやScalaについて何か調べるときは、こちらのサイトをよく参考にさせていただいてます。網羅的にまとまっていてわかりやすいです!
■Mac
入社時に買ってもらった初代は電源トラブルでお亡くなりになってしまったので、昨年の夏ごろに新しく2代目を買ってもらいました。が、すでにときどき左のコマンドキーが効かないときがある…エアダスターを使うと復活したりしなかったり…。
私より在籍年数が長くて最初のMacを問題なく使い続けてる人とかもいるのに、私はなぜかトラブルが多いですね…学生時代はずっとWindowsを使っていたんですけど、Macとは相性悪いのかな…。
■まとめ
2年目は、前半ではpaizaラーニングチームの増員に伴い、学習コンテンツを安定作成・供給するための体制作り、後半はプログラミングスクールを実施して、わかったことをコンテンツに落とし込んでカリキュラムをより洗練させる…という年でした。
チーム体制も整ってきたので、3年目は今まで以上に攻めの学習コンテンツを提供していけたらいいなと思っています。特に個人的には、アルゴリズムの学習に関するコンテンツを充実させていきたいです!
(「paizaラーニングでこういう講座がほしい!」っていうリクエストがありましたら、ぜひコメントしてください!)
ちなみに昨年の4月に書いた記事はこちら
paiza.hatenablog.com
「paizaラーニング」では、未経験者でもブラウザさえあれば、今すぐプログラミングの基礎が動画で学べるレッスンを多数公開しております。
そして、paizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。
スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。