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未経験からエンジニアになりたい人へ、まず読んでほしい記事まとめ

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Photo by Kai Schreiber

20代の社会人を中心に、未経験からエンジニアを目指す人が増えています。

現在、IT企業は求人がとても多い状況が続いており、その中でもエンジニアは特に求人数が多い職種です。未経験からでも独学で勉強して採用される人がたくさんいます。paizaの若手・未経験向けエンジニア転職サイト「EN:TRY」でも、そういう方々の転職を数多く支援してきました。

“EN:TRY"

一方で、ただ「なりたい」という気持ちだけで闇雲に目指していても、採用されるのは難しいでしょう。また、たとえそれで運良くエンジニアやプログラマになれたとしても「思っていたのと違う」「こんなはずじゃなかった」となりがちです。

そこで、今回は未経験からエンジニアを目指す人へ、転職活動で注意すべき点、準備すべきことなどを、過去のpaiza開発日誌の記事をもとにまとめました。ぜひ求人へ応募する前に一度読んでみてください。

 
目次

 

■まずは自分のエンジニアとしての適性を調べよう

最初に知っておいていただきたいのが、エンジニアは適性の有無によってパフォーマンスにとても大きな差が生まれる職業であるということ。

求人に応募する前の段階で、自分に向いていそうかどうかを調べておいたほうがいいでしょう。

下の記事では「向いていない人」の特徴として、次のようなものをあげています。
あなたはどっち?エンジニアに向いている人・向いていない人の8つの特徴 - paiza開発日誌

・IT技術やプログラミングに興味を持てない
・物事に課題意識を持たない
・自分で試してみようという好奇心がない
・自発的にスキルアップしようとしない

もし自分にこのような特徴があると感じるのであれば、エンジニアは向いていない可能性が高いです。

未経験でも受け入れるエンジニア求人はたくさんあるので、探せば採用されるだけなら可能かもしれませんが、その後エンジニアとしてステップアップしていくためにはずっと学び続けなければいけません。もし上のような項目にあてはまる方だと、いずれ挫折してしまうでしょう。

もし自分の適性に不安を感じているのであれば、応募する前に以下の記事も読んでおいたほうがいいでしょう。
未経験者は本当に自分がエンジニアへの転職を目指すべきかよく考えてほしい - paiza開発日誌

 

■応募する前にプログラミングを勉強しておこう

適性をチェックする1つの方法として、応募前にプログラミングに触っておきましょう。プログラミングが好きになれるかどうかももちろん大切ですし、それを使ってプログラムを作ることが楽しいかどうか、やりがいを感じられるかどうかは大きなポイントです。

そして、ただ勉強するだけではなく、何でもいいのでサービスやアプリなどを作ってみましょう。

もちろん、いきなり企業が作るような大規模なサービスを作れと言っているわけではありません。たとえ簡単なものであっても構いません。何かを作った経験があるかがとても重要なのです。ただ「エンジニアになりたい」と言っているだけの人と「興味があったので自分で勉強してこういうものを作りました」と言える人では、企業から見ると大きな差があります。

今はさまざまなプログラミングの学習方法がありますので、独学でも一通りの知識を得ることができます。以下の記事ではスクールや動画学習など、学習法別のメリット/デメリットや、カテゴリごとのサイトの紹介をしていますので参考にしてください。
知識ゼロでもすぐにプログラミング習得できる!初心者向け3つの学習法 - paiza開発日誌

また、次の記事ではエンジニアを目指す人におすすめの書籍をご紹介していますので、本を使って学習したい方はこちらの記事もあわせて読むといいでしょう。
未経験からエンジニアを目指す人にとって必ず役立つ6冊の書籍 - paiza開発日誌

 

■求人票を見る際に注意すべきことは

求人に応募する際にも注意点があります。それは「現役のエンジニアとして何年も働いてきた人向けの求人」と「業務未経験の人向けの求人」を混同しないこと。ちょっと勉強した程度で、どんな求人でも採用されるわけではありません。

率直に書くと、エンジニア未経験者がいきなりAI・機械学習といった「最先端分野のエンジニアとして即戦力で働きたい」と思ったとしても、まず間違いなく採用されません。能力的にも未経験者がいきなりそういったポジションで活躍できるかというと、現実的にほぼ不可能です。

未経験者が目指すべきは「エンジニアとしてベースとなる技術が身につけられる企業」です。将来自分の進みたい方向が見えている人は、その目標のためにベースの技術が身につけられる企業を探すといいでしょう。逆にまだ進む道を模索している人であれば、最初は幅広い業務に携われる可能性が高い受託開発企業に入り、自分の目指す方向を見つけていくのが近道です。

未経験者向けの企業選びのコツについては以下の記事を読んでみてください。
未経験からエンジニアに転職したい人が知っておくべき企業選びのコツ - paiza開発日誌

また、意外と未経験者にありがちなのが、特定の開発言語などに固執するパターンで、これも企業側からは敬遠されることが多いです。エンジニアとして開発をしていく場合、開発言語はあくまで手段の1つであり、それを使うことが目的ではありません。その開発言語においてプロフェッショナルと呼ばれるレベルにあるごく一部の人を除いては、過度な技術へのこだわりは持たないほうがいいでしょう。

そのほか、エンジニアに転職するうえでの技術に対する考え方について、以下の記事でまとめています。
Pythonしかやりたくない!?一つの言語にこだわる未経験者がエンジニアとして採用されない理由 - paiza開発日誌

 

■面接当日に気をつけるポイントは

そして面接での注意点です。求人票を見るときとも共通しますが、あくまで未経験者という立ち位置を理解して面接に臨めるかが大切です。エンジニアに限らず、未経験分野への転職では「なぜあえてこの分野にチャレンジするのか」はほぼ確実に聞かれます。あなたがエンジニアを目指した理由が何か、どういうところに適性ややりがいを感じているのか、しっかり考えておきましょう。

また、新卒でエンジニアをやっている人たちと比べて、若手とはいえ未経験で数年遅れでエンジニアとなろうとしている以上、当然出遅れた分の知識・経験の差が生まれています。それをエンジニアになったあとどう埋めていき、将来どういうエンジニアになっていこうと考えているのか。そこまで話せるようにしておくと説得力が出ます。

そのほか、未経験者の面接でよくある質問と答えについてまとめた記事がありますので面接までに読んでおくといいでしょう。
未経験からエンジニアを目指す人が、面接で必ず聞かれる質問とその対策 - paiza開発日誌

さらに、基本的な心構えについてはこちらの記事にまとめているので合わせて見ておくことをおすすめします。
未経験からエンジニアへ転職できた人達に共通する、たった一つの特徴 - paiza開発日誌

 

■まとめ

プログラミング未経験からエンジニアへキャリアチェンジし、その後成功している人はたくさんいます。ただし、みんながみんな、成功できるわけではありません。彼らには適性があり、さらに努力もしたからこそ今があるのです。

「求人が多くて簡単になれそうだから」といった安易な気持ちで挑戦しても、多くの場合は採用されませんし、たとえ運良くエンジニアになれたとしても、その後いい仕事に就くことは難しいでしょう。

きちんと自分の適性を見極め、準備し、自分にあった求人を選ぶことが、その後エンジニアとして成功するための第一歩です。今回紹介した記事を参考にして、いい転職をしていただければと思います。

 


 
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