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こんにちは。谷口です。
IT系や外資系では、解禁時期よりも早い時期からエントリーや採用選考を開始している企業はめずらしくなく、企業は時期や学年を問わず優秀な生徒に内定を出す傾向があります。
「まだ就活なんて早いでしょ」と思うかもしれませんが、今から始めておけば、あとが楽になる準備はたくさんあります。
具体的には、インターンシップへの参加、就活サイトへの登録や、エントリーシートでよく聞かれる項目を考えておく、などといったことですね。
今回は、皆さんが今から始められる就活サイトのプロフィール作成やエントリーシートの準備などについてお話しします。
プロフィール作成やエントリーシートの準備をしておくとよい理由
(就活サイトのプロフィールの場合)早めのスカウトが受けられる
最近は多くの就活サイトがスカウト機能を導入しており、就活生が求人を探して応募をするだけでなく、企業側も興味を持った学生にスカウトメッセージを送れるようになっています。
ITエンジニアを目指す場合、まずは研究室やゼミにおける研究、インターン経験、あればポートフォリオや制作物、GitHubのアカウント名などを記入しておくと、新卒エンジニアを募集している企業の目に止まりやすく、スカウトも受けやすくなるでしょう。
たとえばpaiza新卒では、プログラミングスキルチェック問題を解いて規定のランクが取得できていれば、事前の書類選考なしで応募ができますし、ランクやプロフィール内容によっては、企業側からスカウトを受ける可能性もあります。
「まだやりたいことが決まっていない」という人も、まずはスカウトをくれた企業で話を聞いてみて、そこから自分のやりたいことや、次の選考に進むか否かを考えてみるのもひとつの手です。
志望度が高い企業へ応募するときにあわてないですむ
時間に追われて締切直前の一発書きで、ベストなエントリーシートは作れません。
応募が多い人気企業だと、人事担当者が一人分の応募書類を見る時間は10秒から長くても1分程度と言われています。NGだと判断された応募者の書類は、どんどん落とされるわけですが、そんな中で、一発書きのエントリーシートで通過できる可能性はかなり低いかと思います。締切直前にあわてて書かれた書類というのは、内容も大して練られていないですし、時間に追われて殴り書きで作ったようなわかりにくい文章になりがちです。
志望度の高い企業にもそんな精度の低いエントリーシートを提出し、書類選考で落選してしまってから後悔しても後の祭りです。志望度の高い企業ほど、ベストなエントリーシートを提出できないと悔いが残るかと思います。
面接でエントリーシートをもとに質問されてもあわてないですむ
「書類選考を通過するために、エントリーシートは盛りに盛って書けばいい」と思っている人もいますが、これは危険です。
エントリーシートは書類選考のためだけのものではありません。面接では、エントリーシートの内容をもとに質問されることが多くあります。
思ってもいない内容や、盛りすぎて嘘ばかりのエントリーシートを提出しても、いざ面接で突っ込まれたときに受け答えの整合性がとれなくなってしまいます。(面接官にも「盛って書いたんだろうな~」ということは見抜かれます)
エントリーシートを書くことは、そのまま面接の下準備にもなります。実際に面接が始まってからあわてないためにも、早めに考えておいたほうがよいでしょう。
早めに準備できる!エントリーシートでよくある項目
職種や業界に対する志望動機
- なぜゲーム業界を目指しているのですか?
- なぜITエンジニアになりたいのですか?
志望動機はほぼ必ず聞かれます。
企業に対する志望動機は応募する企業ごとに考える必要がありますが、たとえば「ゲームエンジニアになりたい」「人工知能の研究開発がしたい」などといった希望があるなら、その分野や職種に対する志望動機は先に考えておくことができます。
まだ具体的に応募したい企業が決まっていない場合でも「自分がなぜエンジニアになりたいのか?」「どういうきっかけでそう思ったのか?」「エンジニアの仕事のどこに魅力を感じているのか?」といったことは書類でも面接でもよく聞かれる項目です。今のうちに考えておいたほうがよいでしょう。
自分に関する質問
- 自己PRをお願いします。
- 学生時代にがんばったことを教えてください。
- 挫折した経験・失敗した経験を教えてください。
自己PRや、学生時代に頑張ったことなども必ずといっていいほど聞かれる質問です。
「アピールできることが何もない……」と感じる人も多いかと思いますが、別にものすごく特別な経験やスキルだけがアピールポイントになるわけではありません。
自分のアピールポイントが見つからない……と詰まってしまう場合は、「自分が今まで何をやってきたか」を棚卸しして、本当に小さなことでもいいので「課題を解決した」経験や、「うまくいかなかったけど学びを得た」経験を思い出してみてください。もめごとを解決したとか、失敗したけど何度目かに成功させられたとか、成功しなかったけど学びを得られたとか、ささいなことでも思い出して書き出してみるとよいでしょう。
就活では、サークルの副代表をやっていたとか、バイト先で謎の表彰をされた経験のある人が続出しますが、必要なのはそのような役職や成果ではありません。実際にアピールポイントとなるのは「自分がどんな時にどう考えてどんな行動をとったか、それを経てどんな学びを得たか」ということです。
将来についての質問
- 将来どのような仕事に挑戦したいと思いますか。
- 就職したらどのようなITエンジニアになりたいと考えていますか。
- エンジニアになれたら何を作り、どんなことを実現したいと思いますか。
応募者が将来についてどう考えているのかということも、多くの企業で聞かれます。
「働く前から仕事や将来のことなんかわからない!」と思う気持ちはわかります。が、企業側も「入れたらどこでもいい、やりたいことは特にない」「エンジニアにさえなれたら何でもいい」といった人に来られたり、入社後に「思ってたのと違った……」とすぐに辞められたりしては困るので、こういった質問をするのです。
入社後のことなんてよくわからない……と詰まってしまう場合は、業界や職種・業務内容の研究から始めるとよいでしょう。研究というと大げさに聞こえますが、要は仕事内容やキャリアに関する具体的な情報収集ですね。
求人サイトや企業のWebサイトを見るだけでもある程度の情報収集はできます。
paiza新卒の求人票は、開発ジャンルや開発環境、業務内容などエンジニアを目指す人が気になる情報も詳しく掲載されていますから、「どんなシステムやサービスを作りたいか?」「どんなエンジニアになりたいか?」などを考える際の参考になると思います。
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まとめ
これらのプロフィール欄・エントリーシートに多い項目を早めに準備しておくと、その後の就活もかなりスムーズに進められるはずです。
20卒以前の先輩方に就活経験談を聞いていると、やはりみなさん口をそろえて「もっと早くから就活を始めておけばよかった」と言われます。
その後の就活をよりスムーズに進めていくためには、今できることから早めに始めていくのがよいかと思います。
paiza新卒の掲載求人は、スキルチェック問題を解いて規定のランクが獲得できていれば、事前の書類選考なしで必ず企業の面談が受けられます。
まだまだ自分のプログラミングスキルに自信がない…という方は、paizaラーニングの動画学習でスキルアップしてからランクを上げていくこともできます。
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