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エンジニアがリモートワークするとき重要なポイント4つを振り返ってみた

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f:id:paiza:20140916135428p:plainこんにちは。谷口です。

最近は、リモートワークを認める企業が増えてきましたね。特にここ数週間は、新型コロナウイルスの影響で政府から「不要・不急の外出は控えて」と通達が出たのもあって、時差通勤やリモートを推奨する企業が急増しています。(paizaも、現在は全社員がなるべくリモートで勤務しています)

it.impressbm.co.jp

……と言いつつ、都心の通勤時間の満員電車は、そこまで改善されていないようですね。

いきなりリモートワークを導入しようとしても、企業によってはなかなか難しい場合があるかと思います。ただ、今回みたいな騒動があってもなくても、エンジニアの多くは自由度の低い職場を好みません。

エンジニアの仕事は、決められた時間で決められたタスクをこなすことではなく、課題解決につながるシステムやサービスを開発することです。実際、エンジニアから人気のある企業、定着率が高い企業の多くは、リモート勤務可能、裁量労働制(名ばかりじゃなくて本当の)など、より自由な環境で勤務できる制度を導入しています。

それもあって、特にIT企業においては、フルリモートを導入するかはさておき、柔軟な働き方としてリモートワークができる環境を整えておくのが、企業として当たり前となりつつあります。

というわけで今回は、弊社がこれまでにやってきたことを振り返りながら、リモートワークを導入するときに重要なことやメリット・デメリットなど、リモートワークに関するお話をします。

リモートワークの導入で重要なこと

環境と体制の整備

たとえば、持ち帰り用PCの準備、セキュリティやVPN接続、オンラインミーティングなどの対応が当然ながら必要となります。(ちなみにpaizaのエンジニアは全員がMacBookを使っているので、そのまま持ち帰っています)

こうした物理的な整備はもちろんですが、組織におけるレポートラインの整備も重要です。直接顔を見て話せないぶん、ふだんよりも意識してコミュニケーションをとらないと、誰が何をやっているのか確認しづらくなってしまいますし、それで進捗や誰かの作業に影響が出てしまっては元も子もありません。弊社でも物理的な整備とともに組織側の整備を実施しています。

そもそも、リモートワークを導入する組織において一番重要なのは、チームのメンバー間に、ある程度仕事を任せ合える信頼関係を構築することなのかもしれませんね。

リモートで使えるツールなどに関しては、こちらの記事でも紹介しています。
paiza.hatenablog.com

アウトプットの強化

直接顔を合わせていないと、どうしても「何を作った」「どんな成果を出した」といったことが見えづらくなってしまいます。

これを解決するには、対面で働いているときよりも、チャットやメールによる報告などのアウトプットを強化する必要があります。

エンジニアの仕事は成果物をベースに評価がなされるべきです。しかし、リモートワークの部下を評価することに関しては、まだまだ慣れていない組織も多いのが実情です。組織間で連携をとって正しい評価を受けるには、エンジニアがみずから明確なアウトプットを意識していくのも重要です。

企業側も、リモートワークを導入するなら、まずは「成果物ベースのみで評価する」という評価体制を整える必要があるでしょう。

リモートに向いている仕事、向いていない仕事を見極める

たとえば、採用面接では(1次面接やカジュアル面談ならまだしも、特に最終面接では)応募者と対面でやって判断したいという企業も多いでしょう。弊社もそうです。また、お客様や外部の人と接する立場の人はどうしても出社しなければなりません。

開発業務に関して言うと、デザイン要素が少なかったり、分散的に進めていけたりする業務なら、リモートでも成立しやすいですよね。一方で、デザイナーや営業も絡んで大人数で大規模なアプリケーションを作っていこうといった場合だと、対面が必要な場面もあるかもしれません。

エンジニアの業務はリモートワークに向いていると思われがちですが、いつでも何でもOKなわけではなく、そのときどきで業務の特性を見極めるのが重要です。

働きすぎない

家と職場の境目がなくなると、プライベートと仕事の境目もあいまいになってきます。

家でも仕事できてしまうため、まじめな人ほど、気づいたら仕事に打ち込みすぎていたとか、きりをつけるタイミングを見失ってしまうとかになりがちです。オーバーワークにならないような自己管理が必要です。

リモートワークを導入するとなると、この逆パターンの「一人で勤務なんて、仕事をしなくなるのでは?」といったことがよく心配されますが、そんな人はそもそもリモートワークに向いていないので、出社して仕事したほうがいいでしょう。

リモートワークのメリット・デメリット

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次に、改めてになりますが、リモートワークのメリットとデメリットをおさらいしておきましょう。

メリット

生活スタイルを柔軟にできる

言うまでもないですが、これが一番のメリットではないでしょうか。

ご家族にお子さんや介護などが必要な方がいる場合、自分の体調が微妙なとき、一時的な用事や家事があるときなどにも対応しやすくなります。

そして冒頭でも述べたとおり、企業側にとっても、感染症予防やイベント開催時(オリンピックまで半年を切りました)など、できるだけ出社させたくないときに自宅での業務に切り替えられるメリットがあります。

ノイズがない

集中しやすい環境は人それぞれでますが、自宅であれば、気温・湿度・明るさ・静かさなど、自分に合わせて調節できます。

大きく開けたオフィス環境だと、どうしても多くの人が出入りしたり話したり電話したりしますし、暑い・寒いも一人一人に合わせた調整はできません。静かで快適な環境で集中したい場合は、リモートワークのほうが快適でしょう。

デメリット

コミュニケーションが大変

フルでリモートワークをしていると、文字だけのチャットはもちろん、ビデオツールでのミーティングなども発生するでしょう。1対1の面談であれば特に不便はないかもしれませんが、チーム内での打ち合わせやミーティング、特にくだけた雰囲気のものであればあるほど空気感が共有しにくく、苦労するケースが多いようです。

また、最初にも言いましたが、フルリモートはある程度の実績や信頼関係があってこそ成立するものです。長年一緒に働いているチームであれば特に問題ないかもしれませんが、たとえば自分が転職で入ってきたばかりなら、積極的に質問をしたり報告したりする必要があり、大変かもしれません。

孤独を感じやすい

コミュニケーションにも関連しますが、一人きりでリモートワークをしていると、孤独を感じるときがあるかもしれません。最初はみんな一人のほうが気楽だと言いますし、集中して黙々と作業する場合などはよいかもしれませんが、やりとりが多く発生する業務や、誰かに相談したい場合などは、孤独であるがゆえの不便も生じます。

また、ある程度ノイズがある方が落ち着く、周りに働いている人がいるほうが集中できる、家では逆に気が散ってしまう……という人は、リモートよりもオフィスに出勤してメリハリをつけたほうが、効率よく勤務できるかもしれません。

まとめ

最近は、人が職場に合わせて働くだけでなく、自分のライフスタイルに合った働き方を選択できるケースも増えてきました。

ただ、リモートになったからといって業務の内容や成果として求められる内容は変わりません。また、綿密なコミュニケーションや自己管理のスキルも求められます。

やむをえずリモートワークをすることになった人も、上記のようなことを意識してみるとよいかと思います。


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