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「エンジニア経験者は大丈夫」は間違い!面接で落ちる人の特徴まとめ


こんにちは。谷口です。

転職を考えているエンジニアの方の中には

  • 面接が苦手
  • 面接でどこを見られているのかわからない
  • どうやって面接対策をしたらよいのかわからない

という方もいるのではないでしょうか。

最近は、開発スキルがあるのに面接で落とされてしまう経験者の方も少なくありません。

今回は、採用担当者の方々に聞いたお話をもとに

  • エンジニア経験者がどんな落選理由で落ちているのか
  • どうすれば面接通過できるようになるか

を考えていきます。

これから転職活動や面接の予定がある方、面接での落選経験や苦手意識がある方の参考になればと思います。

コミュニケーションに不安が残るケース


「技術があればコミュニケーション力はいらない」と考えている方も多いかと思いますが、組織に所属してチームで開発を進めていく以上、業務を円滑に進めていくのに必要な「ビジネスにおけるコミュニケーション力」はどんな企業でも求められます。

別にふだんは人見知りでもコミュニケーションが苦手でもよいのです。ただ、面接ではどんな面接官も「この人が入社したら、一緒に円滑に仕事できるだろうか」と考えています。今まで普通にエンジニアとしてチーム開発できていた人なら問題ないかと思いますが、以下のような理由で落ちてしまう人もいますから、面接での受け答えを振り返ってみましょう。

チームでの仕事に向いていそうにない(≒協調性が感じられない)

開発経験があっても面接で落とされてしまう人に多い落選理由です。

「チーム開発なんて前職でもやってきたんだからできるに決まってるわ、見る目のない面接官だな」と思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか。

中途で転職をすると、すでにできあがっているチームに経験者(即戦力)として入っていかなければなりません。

使っている技術やツール、業務の進め方などは企業ごとに違うので、新しく覚えること、教わることもたくさんあるでしょう、

また、企業によってはエンジニアからの提案が当たり前なところもあります。「この機能はどうしてこんなコードを書いたの?」「あの機能はこうした方がもっとよくなると思うんだけど、どう思う?」……などなど。

転職後は「チームでものづくりをしていくための積極的なコミュニケーション」が必須になるため、面接官は「この人は入社後にそういったコミュニケーションがスムーズにできそうかな?」と考えているわけですね。

だから

  • コミュ障なのであまり話したくない
  • 書類に書いてある内容だけ見てくれればいい
  • もくもくとコードだけ書いていたい

というのが面接の態度にもにじみ出てしまうと「チームとして一緒に仕事をするのは難しいかもな」と思われてしまいます。

我が強すぎる・こだわりが強すぎる

前の項目にも通じる話ですが、これから新しいチームに入っていこうとしている人が

  • これはやりたくありません
  • この仕事だけしていたいです
  • 前職やほかのエンジニア、特定の技術を拒否したり否定するような発言

をしているのも、やはり「一緒にやっていくのは難しそうだな」と思われてしまいます。

エンジニアに限った話ではありませんが、転職をしたら新しい仕事や知識を吸収できる素直さが必要になります。

たとえば技術試験のコーディング問題に対して「この問題はこんな解き方もあるのでは?」と指摘されて「それはおかしい、私の解き方が正しいです」という趣旨のことを言う人、「私はこの言語しか使いたくありません」などと、かたくなな答えをしてしまう人、「以前は上司やほかのメンバーが最悪で…」と前職の悪口を言う人に対して、面接官が不安を抱いてしまうのは仕方ないでしょう。

もちろん企業選びの条件に強いこだわりがあって「これが絶対条件だから、かなわない企業には入りたくない!」ということであれば仕方ありません。ただ、そうでもない限りは気をつけたほうがよいでしょう。

チーム開発ができることをアピールするには

上記は、新卒・第二新卒などの若手であれば、まだ「まだ新人だし、教育して業務に取り組んでもらえば成長してくれるかも」と思ってもらえる可能性があります。しかし、それなりにエンジニア経験があるはずの経験者ですと、「その年次でこの感じなら、これから改善するのは難しいんだろうな」と思われかねません。

よほど技術に長けたスーパーエンジニアであればよいかもしれませんが、一般的な企業での開発業務は基本的にチーム開発となります。「チームに入れたらあつれきが生まれそう」な気配がする人は敬遠されてしまいます。

これを防ぐには、面接で以下のような基本を外さないようにすることが重要です。

自分の考えや行動に対し、理由をきちんと説明できる
  • なぜこの仕事をしたいのか
  • なぜこの技術が好きなのか
  • 前職で困難に直面したときどう考えてどう行動したか

などを整理して話せる

話の筋が通っている
  • やりたいことや積みたい経験がその企業に合っているか?

(たとえば、ユーザー向けのWebサービスを開発するエンジニアを募集している企業なのに「研究開発がしたい」と言っていませんか)

必要以上に否定的・消極的な発言をしない
  • 特にありません、よくわかりません、それはやりたくないです…など、何も考えていない、もしくは消極的に見える発言をしていませんか
  • 嫌いな技術や前職の悪口、他責ととられそうな発言をしていませんか
必要以上におどおどしない、黙り込まない
  • 緊張しやすい、面接が苦手な人は事前に声を出したり想定質問の回答を口に出したりしておきましょう
  • 言葉に詰まったときは「緊張しているのでど忘れしてしまいました、メモを見てもよろしいでしょうか?」などと言っても大丈夫です
  • 詰まって黙ったまま何も言えずに終わってしまわないようにしましょう

今後エンジニアとしてやりたいことや転職理由に不安が残るケース


どういうことかというと、たとえば

  • 今後はWebエンジニアになりたいと言っていたが、Web開発の技術などを全然調べていないようだった
  • うちのサービスへの関心が薄く、なぜ応募してきたのかわからなかった

といった理由で落とされてしまうケースです。なんとなくイメージできるでしょうか。

面接官は「応募者がどうしてうちの会社(≒この技術や開発分野、キャリア)を目指しているのか」を知りたいと思っています。

というのも、応募者のやりたいことや進みたい方向と、企業がやってほしい仕事や用意できるキャリアパスにズレがあると、お互いにミスマッチが起きてしまうからです。

これを防ぐには、自分のキャリアの棚卸しや、今後エンジニアとして進みたい方向性などを考えた上で、「今までのこんな経験を生かして、今後はこんな方向に進みたい」といった話ができるようにしておく必要があります。

面接態度や対応がNGなケース

中途で転職を考えている人は、すでに社会人経験があるはずです。社会人として基本的な態度が悪い人は、その時点でNGとなってしまいます。前職で問題なく仕事してきた人は大丈夫なはずですが。

基本的なマナーでNGになる理由として最も多いのが「遅刻やキャンセルをするのに連絡を入れないケースです。

平日夜の時間帯など、どうしても仕事から抜けられずに遅刻してしまう場合や、やむをえずキャンセルをしたい場合などもあるかと思います。現職がある以上、応募先の企業もそこはわかってくれますので、遅刻やキャンセルの際は必ず連絡を入れるようにしてください。

企業も時間を調整して面接のセッティングをしています。無断の遅刻やキャンセルは、その時点で大幅な減点になってしまいます。

ほかにも、過去に受け答え以前の理由で落選になった例としては

  • ネットスラングを多用するなどビジネスにふさわしくない言葉づかいで話す
  • 面談中にもかかわらずスマホを取り出して何か検索し出す
  • あいさつをしても返ってこない

などなどです。

これまで普通に仕事をしてきた人なら大丈夫かと思いますが「社外の人と接した経験がほとんどないから不安だな」という方は、一般的な面接マナーだけでも一度おさらいしておくとよいでしょう。

まとめ

今まで問題なく開発業務にあたってきた人ならば、最低限応募先のサービス内容や技術を調べた上で、よくある質問の受け答えを考えておけば(緊張しやすい人は面接の練習
もしておきましょう…)悪い結果にはならないはずです。

「いつも面接で落ちてしまう」という人は、一度これまでの面接を振り返ってみつつ、上記の事例に当てはまっていないかどうかを考えてみてください。


paizaの転職成功ガイドでは、採用選考におけるさまざまな落選理由や悪い例、改善のためのアドバイスなどを公開しています。実際にpaizaから応募をされた多くの方から「参考になった」という声をいただいています。面接に苦手意識のある方は、ぜひごらんください。

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