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データで見る24卒就活最前線!ITエンジニアを目指す学生向け・今すぐできる対策


こんにちは。倉内です。

24卒の皆さんの中には、就活が順調に進んでいる方もいれば、これからという方もいると思います。

「そのうち本気出す…!」という気持ちも分かるのですが、24卒学生の就職意識調査の結果や企業側の動向などを見てみると、そうは言っていられない状況でもあります。paiza新卒でも24卒学生の選考が進んでいたり、すでに応募が一定あるため求人掲載を終了したりする企業も出てきました。

今回は、いくつかのデータを眺めながら、特にITエンジニアを目指す24卒学生の方に今から始める就活の進め方についてお伝えしたいと思います。

すぐに取りかかれることからやって、今後の活動をスムーズにしましょう!

データで見る就活状況

24卒学生の就職意識調査(11月後半)

キャリタス就活」を運営するDISCOが公開している就職意識調査*1から、いくつかピックアップして24卒学生の11月後半時点の就活について見ていきましょう。

志望業界の決定状況

同調査では、志望業界が「明確に決まっている」と回答した学生は31.5%で、前年の同期調査(30.0%)を上回り、さらに早いペースで志望を固めていると思われます。特に理系学生は、男女ともに「明確に決まっている」の回答が4割を超えました。

割合としては「なんとなく決まっている」の回答がもっとも高く、約半数にのぼります。


(出典)11 月後半時点の就職意識調査 ~キャリタス就活2024 学生モニター調査

具体的な志望業界としては「情報・インターネットサービス」、「情報処理・ソフトウエア」が上位で、IT系は文理男女問わず人気が高いことが分かります。

なぜその業界に興味を持ったのかという問いでは、インターンシップなど仕事を体験できるイベントを通して興味を持ったと答えた人が多く、イメージだけでなく自分で体験したことで志望業界へと発展したと思われます。

就職活動準備状況

就職活動の準備として、すでにおこなったことがあるものでもっとも多いのは「自己分析」で83.2%でした。

次点で「業界研究」(76.1%)、「企業研究」(75.3%)がつづきます。すでに多くの学生が就活準備を進めていることが分かる結果となりました。


(出典)11 月後半時点の就職意識調査 ~キャリタス就活2024 学生モニター調査

インターンシップ参加企業からのフォロー

昨年以上に今年の調査ではインターンシップへ参加した学生の割合が高かったとあり、年々インターンシップへ積極的に参加する方が増えているようです。

志望企業への理解を深められるメリットだけでなく、オフラインでの開催も増えているため、会社や社員の雰囲気を自分の肌で感じられることで、興味や志望度が高まったり、逆に合わないという判断をするきっかけにもなっていると思われます。

インターンシップ参加者が多いというのは、これまで当ブログでもお伝えしたことがありましたが、興味深いのは「インターンシップ等に参加した企業から参加後にフォローがあったか」という問いに対する回答です。


(出典)11 月後半時点の就職意識調査 ~キャリタス就活2024 学生モニター調査

もちろんインターンシップへの参加有無で本選考の結果が決まるわけではありません。ただ、この結果からも分かる通り、参加者に対して多くの企業は引き続き接点を持とうとし、早期選考や参加者限定のイベントに別途呼ばれるなどがあります。

24卒理系 就職人気ランキング

ブンナビ!」を運営する、文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の調査結果をもとにした、「就職人気ランキング」が東洋経済オンラインに掲載されました。

paizaを利用してくださっている方は理系が多いと思うので、ここでは理系に人気の企業ランキングを見てみましょう。(10位までを抜粋、以降はリンク先を参照)

メーカー系が人気で、全体のランキングでは順位がそれほど高くない企業も多く上位にランクインしているのが特徴と言えるかもしれません。

理系順位 企業名 総合順位
1 ソニー 19
2 伊藤忠商事 1
3 NTTデータ 28
4 味の素 22
5 Sky 6
6 花王 50
7 日立製作所 79
8 旭化成グループ 54
9 明治グループ 13
10 富士フィルムグループ 34

(出典)東洋経済オンライン「男子・女子学生が選んだ「就職人気ランキング

就活を意識する前であってもほとんどの企業名に見覚えがあり、なんとなくどのような事業をおこなっているかも分かる企業ばかりかと思います。

こうした人気企業は当然競争率が高く、すでに早くから就活を進めていて選考にも慣れてきている学生が、選考スケジュールが遅めの大手企業でライバルになってきます。そのため、本命1社だけにかけていると思わぬ結果で行き詰まってしまう可能性もあります。

エントリー企業数をむやみに増やす必要はありませんが、複数社を並行で応募し比較検討をしてみる、本命企業までに面接などに慣れておくなど後悔のない進め方をすることが大切です。

採用企業側の動向

企業の動向としては、夏前の時点で「24卒は23卒よりさらに早期化の見込み」という調査レポートも出ており、実際にその通りの動きとなっているようです。

それが分かる調査として、就職支援や社員教育の事業を展開するジェイックが実施した「24卒採用の現状と課題~2022年8-9月調査~」の結果を見てみます。

約4割の企業が、2022年3月までに内定出し(内々定を含む)をおこなうと回答し、政府が策定するスケジュールより前倒しで採用を進める予定であることが分かりました。

「採用選考(本選考)の開始(予定)時期」についての回答では、「2022年5月以前」が7%、「2022年6月~9月」が12%、「2022年10月~12月」が14%、「2023年1月~2月」が24%に。
(出典)24卒採用の現状と課題~2022年8-9月調査~

夏時点の調査のため、おそらくすでに内定(もしくは内々定)を出した企業もいることと思われます。

年明けに本格的に採用活動をスタートさせる企業も多くありますが、外資系やベンチャーなど選考時期がかなり早い企業もありますので、出遅れないように進めていきましょう。

今すぐできる!年内にやっておきたいことリスト

年明けから本格的に就活を進めるには、まとまった時間が確保できる冬休み中にやっておくとよいことがいくつかあります。

以下は、ITエンジニアを目指している方かつ、応募や選考といった本格的な就活はまだ始めていない方向けにお伝えしますが、面接対策はすでに就活を進めている方にも参考にしていただけると思います。

求人票を眺めて「自分が何に興味をあるか」を知る

どうやって応募する企業を選べばいいかは、多くの方が就活で悩むことでもあります。

「ITエンジニアになりたい」という意思はあっても、IT業界だけでなく最近はどんな業種の企業でもエンジニア採用をおこなっていますし、エンジニアの職種も開発だけでなく実際は多岐に渡ります。まずは自分が何に興味を持てるかを知るとよいでしょう。

「そうは言っても興味が持てそうな求人を探す前に企業選びをしなければいけないのでは…」と思う方も多いと思いますが、ITエンジニア職の場合、自社開発/受託開発、業務システム/Webサービス/スマホアプリ、プログラミング言語やフレームワークなどから調べて候補となる企業を探すことができます。

たとえば、paiza新卒では、言語だけでなく以下のような「特徴」や「開発内容タイプ」に合致する求人を絞り込めます。

特徴:
20221208142700

開発内容タイプ:
20221208142730

名前を知っている企業は、業界で見るとほんの一部に過ぎないことが分かると思います。BtoB企業にも優良企業は多くあるため、ぜひ自分の目で確かめてみてください。

paizaの求人には、エンジニアの業務内容が詳しく書かれており、扱っている言語や技術、開発組織の体制なども詳細に記載されていることが多くあります。

見方について以下の「就活成功ガイド」のページで解説していますので参考にしていただければと思います。

20221208143324

興味の有無がだいたい分かったら、今度は同業種の企業を広く探してみるという方法でもよいでしょう。

就活成功ガイド」では、業界・企業研究に役立つ記事なども公開しています。

スキルチェックでランクを取得しよう

paizaの求人には「通過ランク」が設定されており、プログラミングスキルの実力を測るスキルチェックで問題を解いて、このランク以上を取得することで求人への応募が可能になります。

下図のとおりランクはS〜Eの6段階あり、企業が求めるレベルに応じて設定されているため、スキルの証明にもなります。スキルチェックについて詳しくはこちら

なお、2022年12月8日時点で、paizaに登録していただいている24卒ユーザー(22,272名)のランクの割合は以下の通りです。まずはCランクの取得を目標としていただければと思います。

制限時間内に解く必要があり、SABランクの問題の中には難しいものもありますが、問題は多数公開していすので気軽にチャレンジしてみてください。(12月8日時点:535問公開中)

paizaのスキルチェック

プロフィールを登録して企業にアピールしよう

paiza新卒では、上位のランク(SABランク)を取得していると企業からスカウトが届きますが、自分のスキルや希望に合ったスカウトを受け取るためにプロフィールの登録を推奨しています。

プロフィールにはプログラミング言語経験をはじめ、使ったことのあるフレームワークや開発支援ツールの登録、自分で制作したアプリやサービスなどをPRするエリアもあります。大学での研究内容、学会発表経験、取得資格もぜひアピールしましょう。

記入例などを含めたプロフィールの書き方のポイントについてはこちらのページにまとめていますので参考にしてみてください。

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本番で焦らないための面接対策

エンジニアというと「スキルさえあれば大丈夫だろう」と思う方もいるかもしれませんが、実際はチームで開発業務をおこなうことが多いため、面接では「業務に必要なコミュニケーションを円滑にとれるか」といった観点でも見られます。

ただ、流暢に話せる・プレゼンがうまいなどが求められるわけではありません。しっかり準備さえしておけば不安に思う必要はありません。

一次・二次面接、最終面接の違い、頻出質問、逆質問で聞くとよい内容などは「就活成功ガイド」をごらんください。

>> 一次・二次面接と最終面接の違いについて
>> よくある質問と見られているポイント
>> 迷ったらこれを聞こう!逆質問例

面接には慣れが必要です。頭の中でイメージしていても、実際面接の場で焦ってしまうことはよくあります。就職支援課や家族・友人でもよいので、模擬面接のような形で練習しておくと本番で落ち着いて話すことができます。

面接対策は以下の記事でも詳しく解説しています。

paiza.hatenablog.com

まとめ

調査結果などから24卒の就活状況を見て、今すぐできる就活準備についてお伝えしました。

周りが思ったより進んでいると焦る気持ちもあるかもしれません。しかし、本格的な採用はこれからという企業も多くあります。この記事を読んでくださった方は、「就活をやらなければ…」という気持ちはしっかりあると思いますのでぜひ実際の行動に移していただければと思います。

売り手市場と言われるものの、一部の学生に早期に複数の内定が集中するというのは毎年の傾向です。悔いのないよう今から取り組んでいきましょう!




paiza新卒はITエンジニアを目指す学生に特化した就活サービスです。求人票には、メインとなる言語やフレームワーク、開発環境やチームについての情報などITエンジニアならではの内容が記載されています。

paiza新卒

また、paizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力が問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。

スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。

詳しくはこちら

paizaのスキルチェック

*1:調査期間:2022年11月15日~22日、回答者数:1,040名 うちわけ等詳細はリンク先ページを参照

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