文字を入力するとき、単語登録を活用している人も多いでしょう。「おつ」で「お疲れ様です」、「よろ」で「よろしくお願いします」のように。
これだけでもかなりのタイムパフォーマンス改善になっていますが、もっと便利な技があります。それがアルファベット1文字に単語登録する裏技です。
本記事では、時間最適化の専門家のわたしがアルファベット1文字に単語登録するメリット、そして具体的に登録している例を紹介します。
【目次】
- アルファベット1文字に単語登録できる
- アルファベット1文字に単語登録する利点
- どのような単語をアルファベット1文字に登録する?
- 【参考】アルファベット1文字に単語登録する例
- アルファベット2〜3文字に登録するのもオススメ
アルファベット1文字に単語登録できる
「お疲れ様です」を「おつ」や「お」に単語登録している人は多いと思います。では、アルファベット1文字に単語登録できることをごぞんじでしょうか?
たとえば、次のように単語登録できるのです。
この例では「いつもお世話になっております。株式会社〇〇の××です。」という2文を「s」というアルファベット1文字に単語登録しています。
そう。単語登録するときの「読み」は日本語になっていなくてもいいのです。
アルファベット1文字に単語登録する利点
アルファベット1文字に単語登録する利点は、当然ながら入力が速いことでしょう。
でも、実は文字数が少ないから入力が速くなるのではなく、競合する単語が存在しなくなるからスピードが速くなるのです。
たとえば、アルファベット1文字に登録するのではなく「ひらがな1文字」にさきほどの文言を登録すればどうなるでしょうか?
次のアニメーション画像では「い」に単語登録しています。
Spaceキーで漢字変換したときに、「位」や「胃」などが出てきてしまい、選んでいるのがわかりますか?
「い」も「s」も1文字に単語登録している点では同じです。でも「ひらがな」に登録してしまうと、競合する漢字の「変換候補」が出てきてしまい、そのなかから登録したものを選ぶという作業が発生します。
この「選ぶ」という作業がくせもので、タイムパフォーマンスを下げてしまうのです。
さきほど紹介したように「s」に登録すればどうでしょうか?「s」という「よみがな」は日本語に存在しないため、変換候補から選ばなくてもよくなります。
こうすることで、スピーディーに文字入力できることが伝わりましたか?
どのような単語をアルファベット1文字に登録する?
ではどのような単語をアルファベット1文字に登録すれば効率がよくなるでしょうか? ここはよく考える必要があります。なぜならアルファベットは26文字で、そこから母音5文字(タイプするとひらがなになってしまう)をマイナスすると、たった21文字になるから。
ということは、頻繁につかう単語を登録しないともったいないわけです。そこでわたしは、基本的には「記号」をアルファベット1文字に単語登録することをオススメしています。
たとえば「→」「↓」のような矢印です。わたしは次のように登録しています。
読み | 単語 |
f | → |
d | ↓ |
r | ← |
なぜこのアルファベットに登録しているのかというと「→(f:forward)」「↓(d:down)」「←(r:return)」に関連付けているから。もちろん、覚えやすいものであればほかのアルファベットに登録するのも自由です。ちなみに、上の表に載っていない「↑」は「うp(up)」に登録しています。
こうすることで、文章を入力するときに矢印をスムーズにつかえるだけでなく、読む人にとっても理解しやすくなることがポイントです。
たとえば、訂正を依頼するメールで、矢印を活用すれば次のように書けます。
以下のようにご訂正ください。 ブラインドタッチ ↓ タッチタイピング
このように矢印を積極的に入力することで、視覚的に伝わりやすくなるのです。
【参考】アルファベット1文字に単語登録する例
参考までにわたしがアルファベット1文字に単語登録している例を紹介します。
読み | 単語 |
a | ※ 母音なので除外 |
b | <span class="bold"> |
c | ( |
d | ↓ |
e | ※ 母音なので除外 |
f | → |
g | 月 |
h | 日 |
i | ※ 母音なので除外 |
j | ! |
k | 「 |
l | ━━━━━━━━━━ |
m | ● |
n | 年 |
o | ※ 母音なので除外 |
p | <p> |
q | ? |
r | ← |
s | 【 |
t | ※未使用 |
u | ※ 母音なので除外 |
v | <!-- |
w | ※未使用 |
x | ◆ |
y | ※未使用 |
z | (*´~`*) (^_^;ゞ (T▽T) ※ 顔文字をいくつか登録 |
あくまでわたしの例なので、自由にカスタマイズしてくださいね。
アルファベット2〜3文字に登録するのもオススメ
本記事では、アルファベット1文字に単語登録する方法を紹介しました。この方法の応用として、アルファベット2〜3文字に単語登録するのもオススメです。そうすることで、もっとたくさんの単語をSpaceキーの連打をせずに入力できるようになります。
たとえば、「現在」なら「gz」、「本当」なら「ht」に単語登録するように。自分がよくつかう言葉を、覚えやすい「アルファベットの読み」に登録してタイムパフォーマンスを上げてくださいね。
(文:ヨス)
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