paiza開発日誌

IT/Webエンジニア向け総合求人・学習サービス「paiza」の開発者が、プログラミングやITエンジニアの転職などについて書いています。

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ITエンジニア向け総合求人・学習サービス「paiza」の開発者が、プログラミングやITエンジニアの転職などについて書いています。

プログラミング動画学習 paizaラーニング

もうすぐプログラミング教育必修化!学習内容は?親ができることは?

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f:id:paiza:20180910132940p:plainこんにちは。倉内です。

2020年度から小学校でプログラミング教育がスタートします。

皆さんご存知かと思いますが、必修化と言っても国語や算数のようにプログラミングという科目ができるわけではなく、既存科目にプログラミング的な思考を取り入れて学ぶことを目的とした施策です。

これに向けて2018年3月時点の調査では、「まだ何も準備できていない」と回答していた学校も多かったのですが、2019年11月の調査結果では93.5%が「準備が整う」と回答したそうです。(参考リンク

すでに自治体や支援団体と組んで、授業や課外活動として子どもたちにプログラミング教育をスタートさせている学校もあります。

そこで今回は、文部科学省が掲げる「プログラミング必修化」の内容や目的、家庭でできるプログラミング教育について解説していきます。

小学生のお子さんを持つ親御さんはもちろん、IT企業で働いているわたしたちも、将来IT業界を担うかもしれない子どもたちがどんな教育を受けるのか知っておいてもよいでしょう。

「小学校のプログラミング教育必修化」とは

実施概要と目的

小学校のプログラミング教育必修化は、文部科学省が推進しており特設ページに情報が公開されています。このページにある「小学校プログラミング教育の手引」を見てみましょう。学校の先生向けの資料ですが、親が目を通しておいてもいい内容かなと思います。

小学校プログラミング教育のねらいは、大きく分けると以下の3つです。

①「プログラミング的思考」を育むこと

②プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることなどに気付くことができるようにするとともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと

③各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすること

冒頭でも述べたとおり、次の注釈がついています。

プログラミングに取り組むことを通じて、児童がおのずとプログラミング言語を覚えたり、プログラミングの技能を習得したりするといったことは考えられますが、それ自体をねらいとしているのではない

なるほど、小学校の授業でプログラミング言語を習得するわけではないということは分かりました。

しかし、「プログラミング的思考を育てるには授業にどのような内容を盛り込めばいいのか?」については具体的には書かれていません。

例として「算数科において正多角形について学習する際に、プログラミングによって正多角形を作図する学習活動に取り組むことにより、正多角形の性質をより確実に理解することなどを指しています。」という記述はあるものの実際の対応は各教育団体に委ねているとのことです。

ただし、資料にはすでに取り組みを始めている団体の実例がいくつか紹介されているので参考にはできると思います。企業や大学、NPO団体との連携でおもしろい取り組みをしている学校もあるのでぜひ参照してみてください。

「プログラミング的思考」とは

目的の1つめに書かれている「「プログラミング思考」を育むこと」ですが、「プログラミング的思考」とはなんでしょうか?

さきほどの資料には、有識者会議で以下の通り定義されたとあります。

自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力

分かるような分からないような…。「正三角形をかく」を例にもう少し分かりやすく書かれているので合わせて紹介します。

正三角形とは「辺の長さがすべて等しく、角の大きさがすべて等しい」三角形のことをいいますよね。これを作図する場合、普通算数の授業では円と組み合わせて作図するそうなのですが、「長さ 100 進む(線を引く)」「左に 120 度曲がる」といった命令を組み合わせることでも作図できると考えます。

これを図にしてみると…

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(出典)「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」(文部科学省)

プログラミングを学習したことがある人は、右側がforを使った繰り返し処理であることが理解できると思います。

このように特定のプログラミング言語を扱うというよりは、プログラミングをする上で必要となる考え方を養っていくために教育を実施すると言ったほうが正しそうです。

また、「プログラミング的思考」と言っていますが「論理的思考」(≒ロジカルシンキング)なのでは?と思った方もいるでしょう。

実はさきほどの資料にも書いてあります。

児童がプログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動

ここまで分かると「プログラミング」という単語に抵抗があった方でもちょっと安心感を得たかと思います。

(参考)プログラミング的思考とはなにか? どうしてプログラミング的思考が必要なのか? - Z会Asteria

小学校のプログラミング教育必修化に関する各種調査

次にプログラミング教育が必修化することに対して、親がどのような認識を持っているかアンケート調査の結果を見ていきます。

少し古い調査になりますが2017年12月に小学生以下の子どもを持つ親に「小学校でのプログラミング授業は必要だと感じますか」というアンケートを取ったところ、「はい」が47.3%という結果になりました。

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(出典)「小学生のプログラミング学習に関する調査」(株式会社VSN)

また、「子どもが将来、プログラマーやエンジニアになることをどう思いますか?」という質問に対しても53.8%が賛成を示しています。

最近はなりたい職業ランキングの上位に「ITエンジニア」が入ることも珍しくなく、親子ともにプログラミングを学ぶことに積極的だと言ってもいいかもしれません。

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(出典)「小学生のプログラミング学習に関する調査」(株式会社VSN)


もうひとつ別の調査結果も見てみましょう。

こちらは2018年6月に実施されたアンケートで、「子どもにプログラミングを習わせたいと思いますか?」という質問に対して、「習わせたい」「どちらかといえば習わせたい」を合わせると97%にのぼりました

(出典)「小学校プログラミング必修化に関する保護者アンケート」(株式会社アフレル)

「子どもにプログラミングを習わせたい理由はどれがあてはまりますか?」の結果は以下のとおりです。

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(出典)「小学校プログラミング必修化に関する保護者アンケート」(株式会社アフレル)

これらの結果から、親のプログラミング学習に対する期待値がとても高いことが分かります。

ただし、「プログラミング必修化に対する不安がありますか?」に対して「親が教えることができない」と答えた人が37.6%いました。

(出典)「小学校プログラミング必修化に関する保護者アンケート」(株式会社アフレル)

子どもがプログラミングを学習することへの期待値はかなり高いようですが、親自身がプログラミングに精通しているわけではないため不安を持っている人も一定数いるようです。

家庭でできるプログラミング学習

さきほど紹介したアンケートでは、「学校で十分な教育ができるか分からない」と答えた人も多かったという結果が出ています。

確かにプログラミングという科目が増えるわけではないですし、教えることへの不安を抱えている先生が多いという調査結果もあることから心配だという方もいますよね。

そのため家庭でも取り組めるようなプログラミング教材をご紹介します。

ビジュアルプログラミングから始めてみよう

ご自身がITに縁がないと、プログラミングはすごく難しいものだと感じるかもしれませんが、実はブロックを組み立てるように遊びながら学べる教材もたくさん公開されています。

子ども向けは無償のものも多いのでいろいろ試してみてください。

miraino-manabi.jp

有名どころは「Scratch」と「viscuit」でしょう。どちらも小学校低学年のお子さんでも理解できる内容になっています。

Scratch

スクラッチは世界中で利用されているビジュアルプログラミングです。

ブラウザ上で直感的にゲーム、アニメーションを作ることができ、作品をオンラインコミュニティで他の人と共有できるという特徴があります。

viscuit

ビスケットはビジュアルプログラミングの言語のひとつで、「メガネ」と呼ばれるルール(規則)に基づいてさまざまな処理を実現しています。

遊び方は簡単で、コードを直接書くことはせず絵を描くような操作でアニメーション・ゲーム・絵本などを作ることができます。iOS/Androidのアプリも公開されているため、PCがなくても遊んでみることができます。

ゲーム感覚で本格的にプログラミングを学べる

お子さんがプログラミングに興味を持ち、もっと本格的にプログラミングをやってみたいとなったらpaizaのプログラミングゲームがおすすめです。

コードクロニクル

対応言語:Python、PHP、Ruby
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コードクロニクル』は、ファンタジー系RPGのような世界観でプログラミング問題を解きながら物語を進めていくゲームとなっており、楽しみながらプログラミング学習ができます。

舞台は個性豊かな種族たちが暮らす王国「パイザ」。この王国では、誰もが子どものころから魔法(プログラミング)を学び、豊かな生活を送っています。

メインとなるキャラクターは、パイザ王国の姫であるエレナと幼馴染で剣士のリカルド、そして聖獣のポルタ。2人と1匹は国王から命じられた、伝説の呪文(コード)が記された魔導書を探す旅に出ます。

もしクエストで出題される問題の解き方が分からなくなったらヒントとなる内容が学べる動画を見ることもできます。

小学生一人では難しいかもしれませんので、最初のうちは一緒にやっていただくとよいかと思います。

今紹介したコンテンツも合わせて、楽しみながらプログラミングを学べるコンテンツはこちらの記事で詳しく紹介しています。

paiza.hatenablog.com


また、paizaラーニングでは、プログラミング言語の入門講座もご用意しています。

初めてプログラミングをやるという方には、Python、Ruby、PHPあたりの言語がおすすめです。いずれも文法がシンプルで取り掛かりやすい言語です。

パソコンとインターネット環境さえあれば、学習講座を動画で受講して演習問題を解くところまですべてブラウザ上で完結します。ご自宅で気軽に始めることができますのでぜひお試しください。

まとめ

小学校のプログラミング教育必修化と家庭でできるプログラミング学習について解説してきました。

さきほども少しご紹介しましたが、国から「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」も公開されていて、教材情報や全国でのプログラミング教育事例を見ることができます。

miraino-manabi.jp

プログラミング教育の必修化は、2020年度は小学校を対象としていますが、2021年度は中学校、2022年度は高校1年生を対象に順次開始される予定となっています。

授業をとおして、子どもたちがプログラミングを楽しいものだと思ってくれるとうれしいですね。





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そしてpaizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。

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