2025年卒業予定の方の中には「内定が出たので終了した」という方から「これから就活を始める」という方までいらっしゃると思います。
なお、2024年4月1日時点で25卒の58.1%が内定を所有しているという調査結果も。
今回は4月時点での25卒採用の状況と、これから巻き返すための就活対策を解説します。
【目次】
【25卒】4月1日時点での内定率
就職みらい研究所の調査結果によると、2024年4月1日時点での大学生(2025年卒業予定者)の就職内定率は58.1%です。なおこの数値は、前年の同時期と比べて9.7ポイント上昇しています。
すでに25卒の2人に1人以上が内定を持っているということですね。前年と比べた際の上昇率から見ても、ますます就活開始と内定取得の早期化が進んでいるようすです。
なお内定率を地域別で見ると、関東はさらに高く62.2%(前年比9.2ポイント)ととくに高い内定率となっています。
就活に出遅れている人によくあるパターン
最近はpaiza新卒でも
- 同級生たちがすでに内定取得しているのを知って焦っている
- 早く内定をもらって就活を終えたいのになかなかうまくいかない
といったご相談を受けることが増えています。
まだ内定がない人は、以下のような人が多いのではないでしょうか。
パターン1.就活を先延ばしにしている人
初めての面接やエントリーシートの作成などに苦手意識を感じる人は多いでしょう。毎年こういう人たちは「苦手だから早めに始める」タイプと「したくないから後回しにする」タイプにわかれます。
ただ、当然ながら就活はいずれ本腰を入れて始めなければならないものです。後回しにしすぎると、もともと苦手意識がある上に対策も遅れているため、周りが内定を取得して求人数も減ってきた時期に焦って進めることになってしまいます。
パターン2.就活の方向性がなかなか定まらない人
就活をする気はあるけど、やりたいことや進みたい方向性がなかなか定まらず、まだ大して動けていないという人もいます。
paiza新卒はITエンジニアの求人に特化したサービスですが、「プログラミングが好きで勉強しているけど、学校の専攻は情報系ではない分野なので、どちらに進もうか迷っている」という人は毎年本当に多いです。
こうした人たちは就活を始めていても、迷いがあるせいで積極的に動けていなかったり、応募をしても志望動機などがあいまいなままで面接を通過できなかったりする傾向にあります。
パターン3.忙しくて就活する暇がない人
とくに理系の学生は卒業研究などが忙しい場合も多く、しばらくは就活どころではないといった方々も少なくありません。
これから就活に本腰を入れるための打開策
打開策1.これ以上後回しにせず、まず動き始める
面接というのは、ある程度の慣れが必要なものです。話すのが苦手な人でも、何社か受けると少しずつ慣れてスムーズに話せるようになり、面接を通過できるようになるという事例もめずらしくありません。
実際に、paiza新卒を使って就活をしていた内定者の中には「選考を受けたことで初めて自分は面接が苦手だと気付き、そこから面接対策や練習をするようになった」という人もいました。
志望度が高い企業の面接を受ける際も、初めての面接ではなく何社か受けてある程度慣れてからのほうがスムーズに話せるでしょう。
また面接を受けたり逆質問をしたりすると、その業界や企業、仕事内容などの情報が得られます。それをもとに、「この分野が自分に合っていそう」「この職種に興味があるかも」といった方向性が見えてくるかもしれません。
なおpaiza新卒からの応募であれば、運営事務局が応募者と企業の間に立って面接時のフィードバックやアドバイスをお送りします。面接における具体的な改善点や評価された点を知ることもできるため、ぜひ参考にしてください。
打開策2.既存の就活の進め方にこだわらない
とくに時間がない人や一般的な就活に苦手意識がある人は、視野を広げて新しい採用選考を実施している企業やサービスを選択肢に入れるのもよいでしょう。
たとえばpaiza新卒は、プログラミング問題を解いて、スキルランクを獲得すると求人応募をしたり企業からのスカウトを受けたりできるサービスです。
多くの企業がオンラインで受けられるカジュアル面談を実施しているため、自宅から選考を受けられて、効率的に就活を進められます。「遠方の企業に興味があるけど交通費がかかるから応募しにくい」「研究で忙しいから移動に時間がかかりすぎるのは困る」といった方にも最適です。
「まだやりたいことが決まっていない」「どうやって企業選びをしたらよいかわからない」という人は、まずはスカウトをくれた企業の話を聞いてみて、そこから自分のやりたいことや、次の選考に進むか否かを考えてみるのもひとつの手です。(スカウトを受けるかどうか、次の選考に進むかどうかはもちろん応募者が決められます)
打開策3.オンライン面接の対策
最近はオンライン面接を実施する企業もめずらしくありません。自宅で受けられるオンライン面接は、対面の面接よりもプレッシャーは減りますが、採用選考ということに変わりはありません。
「オンライン面接ってどうやって受けるの?」「初めてオンラインで面接を受けるから不安」という方は、こちらの記事でオンライン面接対策について解説しているのでぜひ参考にしてください。
焦らないこと
周りが内定を持っていたり選考を通過していたりする話を聞くと、どうしても焦ってしまうかと思います。しかしなかなか就活が進まなかったり内定がなかったりするからといって、その人が劣っているなどということは絶対にありません。
ただ、早めに就活を始めておけば、そのぶんあとが楽になるはずです。
paiza新卒の求人票では、一般的な事業内容や業務内容だけでなく、使用言語やフレームワーク等の開発環境や開発手法、その企業の開発部門の特徴・強みやチーム構成など、エンジニアを目指す人が気になる情報を詳しく記載しています。
(文:谷口智香)
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