こんにちは。倉内です。
paizaでは、難易度別のプログラミング問題を制限時間内に解き、その結果からプログラミングスキルをS・A・B・C・D・Eの6つのランクで評価する「スキルチェック」というサービスを公開しています。
このスキルチェックのランクで、ひとつの目標点となるのがBランクの獲得です。Bランクは「企業がエンジニアに求める実用的な実務スキルに相当する」と定義しています。
ただ、プログラミング学習を初めて間もない方、実務未経験でITエンジニアを目指す方にとっては、このBランクのハードルが高く、なかなかランクを獲得できないという声もいただきます。
そこで今回は、paizaラーニングの「Bランク獲得ストーリー」を使った学習法を紹介します！ぜひランクアップにご活用ください。
paizaのスキルチェック
スキルチェックで出題されるプログラミング問題は、難易度によってランク分けされています。詳しくはこちらもご覧ください。
言語はJava、PHP、Ruby、Python、Perl、C、C++、C#、JavaScript、Objective-C、Scala、Go、Swift、Kotlinに対応しています。
Bランク問題はどのくらいの難易度？
「Bランク獲得ストーリー」のゴールとなるBランクは、前述のとおり「実用的な実装スキル」と定義されています。
paizaで公開しているITエンジニア求人（経験者採用）の多くがBランクレベルのスキルをひとつの目安としています。また、Bランクを獲得すると企業からのスカウトメールも増える傾向にあります。
一概には言えない部分もありますが、以下がBランク問題の特徴です。
- 初心者向けの講座を受講しただけではクリアが難しい
- 問題文から仕様を読み解いて、どう実装するとよいか、そのために何が必要かを考え、検索するなどの力が必要
- 条件が複雑になるので最小最大値、境界値などを考慮した実装が必要
- 厳密に計算量を考慮しなくてもクリアできる問題も多い（S・Aランクとの違い）
解答にかかる平均時間を見ると、Dランク問題が3～4分、Cランク問題が15～18分のところ、Bランク問題は35～40分程度となっています。
paizaラーニング「Bランク獲得ストーリー」
「Bランク獲得ストーリー」には、Bランクの問題を解くために必要な知識を学べる学習講座や問題集がまとめられています。それらを順番にこなしていくことで、最終的にはBランク問題を解けるようになっています。
Bランク獲得ストーリーとは
概要
- 初級〜中級レベル
- 約140時間で修了
- 一部無料で受講可能
paizaのBランクレベルの問題であれば、どのような問題であっても要件通りのコードが書けるようになれるストーリーです。
STEP順に学習することにより、配列の活用、ソート、累積和、幅優先・深さ優先探索、グリッド操作について理解できるだけでなく、それらを利用したコードが書けるようになります。
自身の学習状況に応じて、各ステップをスキップしても構いません。
STEP2～19：問題集と動画講座で学ぶ
STEP2以降は、「レベルアップ問題集」と動画講座で基本的なアルゴリズムを理解していきます。
paizaラーニングは知識をインプットするだけでなく、練習問題や演習課題を通して、自分でコードを書けるようになることを目指して作られているという特徴があります。
たとえば、STEP2に示されている「配列活用メニュー」を実際に見てみます。この問題集は、Java・Python3・C++・COBOLの解答コード例が公開されています。
合わせて、解き方の方針を記載した解説、テストケースの入力値も参照可能*1です。一度失敗してしまった問題でも、解答例・解説などを見てコードを修正し、再度挑戦すると理解が深まります。
このようにコードを書く力をつけながら、アルゴリズムも学ぶことで効率のよい書き方もできるようにSTEP20まで用意されています。
目安となる所要時間も記載しているので学習計画を立てるときに参考にしてみてください。
STEP20：Bランク問題に挑戦！
練習問題をたくさん解いて力がついたら、実際にBランク問題に挑戦しましょう。問題一覧はこちら
どの問題を選ぶか悩んだときは、正答率が高い・平均スコアが高い・難易度が低い（レートが低い）ものから選んでみるのがおすすめです。解答時間中央値が短いものもいいのですが、難しい場合もあります。
Bランク問題は現時点（2023年3月30日）で110問公開しています。新しく問題追加も定期的におこなっているので、どんどんチャレンジしてみていただければと思います。
プログラミングの基礎固めなら
問題集の練習問題を解こうとして、「基礎文法の理解が足りていないかも…」となった場合は、paizaラーニングの学習動画に戻ってみてください。（「Cランク獲得ストーリー」からでも受講可能です）
プログラミング言語ごとの「体験編」は全編無料で基礎を学べます。また、主要プログラミング言語の「入門編」はもう少し応用の内容まで学習できます。ご自身のレベル感に合わせて活用いただければと思います。講座一覧はこちら
まとめ
paizaラーニングに新しく追加された「Bランク獲得ストーリー」をご紹介しました。
D・Cランクの問題は難なく解けた方でも、Bランクの問題は難しいと感じることがあります。ぜひこのストーリーを活用し、実力アップをしてからBランク獲得にチャレンジしてみてください！
paizaはスキルチェックのランクが就職・転職のITエンジニア求人への応募にそのまま生かせます。就職・転職を検討中の方はそちらもチェックしていただければと思います。
「paizaラーニング」では、未経験者でもブラウザさえあれば、今すぐプログラミングの基礎が動画で学べるレッスンを多数公開しております。
詳しくはこちら
そしてpaizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。
スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
詳しくはこちら
*1:問題の挑戦、解答例・解説の参照は学習チケットを消費※することで可能になります。ログインなどで最大6枚までためることができます。なお、有料会員の場合は制限なく閲覧可能です。
