<この記事の著者>
ばんか(bamka) - Tech Team Journal
Web制作会社の会社員として働きつつ、個人でブログ/メディアライターとしても活動するパラレルワーカー。
ChatGPT等AIを公私で駆使し、ITツール・ガジェットを用いて人々の生活をより豊かにするための活用術を提供するブログも運営。
ChatGPTに架空の人物を演じてもらうような使い方は、最近ではよくある手法かと思います。インタビューを行ったり、キャッチコピーのABテストを行ったりと、活用の幅は広いです。
そういったペルソナに対して、性格付与の方法を考えたのでシェアしようと思います。
【目次】
16パーソナリティーを付与する
特徴的な性格を一つひとつインプットしていくのもよいでしょうが、それだと時間も手間もかかってしまいます。そこでオススメなのが「16パーソナリティー」。
「16パーソナリティー」は、人の性格タイプを16のカテゴリに分類したもの。無料で診断テストを受けられて、自分の性格タイプがわかります。
これをChatGPTにも応用します。
そもそも「16パーソナリティー」を知っていなかったら意味がないので、ChatGPTに聞いてみます。するとバッチリご存知でした。
それでは、ChatGPTにペルソナの情報をインプットして、そのペルソナに性格を付与させます。方法としては2種類あって、「このペルソナに似合う16パーソナリティはどれ?」と聞くパターンと、自分から「16パーソナリティのINTP(論理型)で振る舞って」と指定するパターンがあります。
この後、ChatGPTにはペルソナになりきってもらい、ペルソナに刺さりそうな表現や、ペルソナに購入してもらうために必要な施策を一緒に考えられます。
性格を付与したペルソナの活用方法
キャッチコピーのA / Bテスト
キャッチコピーを考えたら、それをレビューしてもらいます。
あるいはもっとざっくりと「ペルソナに刺さりそうなコピー案を考えてください」と投げかけてもいいでしょう。その際は、伝えたいメッセージや趣旨などをきちんとChatGPTにインプットさせます。
作成したバナーのレビュー
作成したバナーを添付して「ペルソナの立場になってレビューをしてください」と伝えれば、ブラッシュアップのためのヒントが得られるかもしれません。
インタビューをする
ChatGPTにはペルソナの情報がインプットされていますので、ペルソナを演じてもらえます。普通なら時間も工数もかかるようなインタビューですが、ChatGPTを活用すれば疑似的に行えます。
ペルソナの行動スケジュールを設計する
ユーザーの行動パターンを作ってもらえば、顧客とサービスとのタッチポイントに気づきを得られるかもしれません。
最後に
ChatGPTで作成したペルソナは、あくまで疑似的なもの。作ったペルソナは、その後の調査や分析を重ねて、アップデートを繰り返していかなければなりません。
ですが、ユーザーに関する情報が少ないサービスの初期段階では、ChatGPTを使ったペルソナ作成は非常に役立ちました。
(文:ばんか(bamka))