paiza開発日誌

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エンジニアが「来なきゃよかった」と思う残念な採用面接の特徴5つ

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Photo by David Martyn Hunt
f:id:paiza:20140916135428p:plainこんにちは。谷口です。

paizaで企業の採用活動をお手伝いしていると、ときどき「条件は悪くないし応募もあるのに、なぜか選考途中で応募者から辞退されてしまう企業」があります。

なぜ応募者は途中で辞退してしまうのでしょうか。paizaでは、選考を辞退した応募者の方々にはその理由を伺っています。今回、彼らの回答を集めてみたところ、辞退されてしまう企業にはいくつかの共通する特徴があることがわかりました。

そこで、この記事では、エンジニア採用で応募者によく選考を辞退される企業の特徴をまとめてみました。

以下のような面接・選考をしていると、せっかく応募してくれた方々の入社意欲や志望度を下げてしまうので、いつまでたってもエンジニアを採用できない…というパターンにもなりかねません。「ITエンジニアを募集しているのに、なぜか採用がうまくいかない」という企業の方々は、当てはまるところがないか参考にしていただければと思います。

■面接をしてもITエンジニアに辞退されてしまう企業の特徴

◆面接で会社の説明がない・少ない・説明があっても求人票を見たらわかるような内容のみ

そもそもの話ですが、面接というのは企業が応募者を選ぶだけの場ではありません。応募者も企業を選ぶ立場にあります。(優秀な方であればなおさらです)

応募者、そして採用担当の方からお話を聞いていると、なかなか採用が決まらない企業の中には、この「企業側も選ばれる立場にある(≒選んでもらえないといつまでたっても採用できない)」という視点が抜け落ちているところが多いと感じます。

特にITエンジニアの場合、企業選びにおいては開発しているサービスや使っている技術、開発チームの構成など、実務に関する詳しい情報が非常に重要です。その重要性をわかっていない企業は、転職者から敬遠されがちです。

応募者は、面接で企業の中の人達に会い、さらに詳しい情報を聞いて、自分の希望に合いそうかどうかを検討するために面接に来ています。自分の話ばかり聞かれて企業側の情報はよくわからない…という状態のまま終わってしまう面接では、志望度を上げてもらえるはずがありません。

相手の立場に立って考えればわかると思いますが、求人票で公開されている少量の情報だけを読んで「とってもよさそうな会社!絶対に入社したい!」と思ってくれる人はそうそういません。いきなり志望動機などを聞かれても、「いや別にまだ志望してないし…」という状態の人も多くいます。近年はIT人材が不足し、売り手市場となって久しいのに、最初から「うちの会社を志望していない人なんかいらない」という態度でいてはいつまでたってもエンジニアを採用することなんかできません。(そのため、paizaの「カジュアル面談」は、「まず企業側から会社説明をする」「いきなり志望動機を聞くことは禁止」という制度になっています)

paizaの「カジュアル面談」について詳しくはこちら

◆エンジニア職の面接なのに、行ってみたら面接官が人事だけだった

例えば、一次面接は人事担当者のみで行うという企業も(特に大企業などでは)多いかと思いますし、それ自体が悪いわけではありません。(会社の仕組み的に変えられない場合も多いかと思います)

ただ前述の通り、使っている技術や実務に関する情報というのは、エンジニアにとって企業選びの肝となります。そのため、応募者は基本的に「現場のエンジニアと話したいし、もちろん面接官にはそういう人がいるものだ」と考えて面接に臨みます。

加えて、これも応募者の立場に立って考えていただきたいのですが、面接官が誰なのかによって、「面接官にエンジニアがいるなら実務の話ができるな」とか「今回は人事担当者しかいないらしいから制度や待遇について聞こう」というように、話したい・聞きたい内容は変わってきますよね。

それなのに、事前にどんな人が面接してくれるのかわからないとか、「エンジニアに実務の話を聞ける」と思って行ったら人事しかいなかったというのは、応募者をがっかりさせてしまいます。結果、志望度や入社意欲を下げることにもなってしまうのです。

◆面接官のマナーや態度が悪い

エンジニアで、いわゆる一般的なビジネスマナーを重視している方はそこまで多くないかと思います。ただ、「それってビジネスマナー以前に問題ですよね」という面接官がいると、企業全体の印象がいたずらに悪くなってしまいます。

例えば、以下のようなケースが稀にあります。

◇家族構成など「採用面接で聞いてはいけない」と法律で決められている質問をしてしまう

これは知らない方も時々いますが、聞いてはいけない質問事項については厚生労働省のサイトに記載されているので、面接官をされる方は一度目を通しておいてください。(公正な採用選考について|厚生労働省

基本的に、面接を受ける本人に責任のないこと(家族や出自に関することなど)、本人の自由であるべきこと(思想や信条、宗教など)などは聞いてはいけないと法律で定められています。

◇あいさつや自己紹介もなしにいきなり質問から始める

いきなり現れていきなり質問されても「誰ですかあなたは」となってしまいます。また前述の通り、応募者にとっては相手がどんなポジションの人なのかによって聞きたい・話したい内容は変わってくるので、まずは最低限自己紹介をしてください。特に面接官をやるのが慣れていない方は、緊張してこのプロセスを飛ばしがちです。

◇時間通りに来たのにめちゃくちゃ待たされる

これはもう企業というか人として問題外ですが、例えばどうしても緊急に対応しなければならない業務が発生した場合などは、早めにその旨をお伝えして了承を得るとか、どうしてもの場合は見送って再度日程調整をするなどしてください。ドタキャンや連絡なしの遅刻が言語道断なのは、応募者も企業も同じです。

◇開発しているシステムで障害が起きたらしく、面接官がずっと携帯でチャットを見ている

これも上の項目と同様ですが、まず面接の前にその旨をきちんと説明してください。あとせめてチャットは携帯ではなくPCでチェックしてください。応募者も忙しい合間をぬって面接に臨んでいることを忘れずに。

paizaでの提出コードや応募者のスキルランクを見ていない

プログラミングが好きなエンジニアの場合、自分の書いたコードやスキルがアピールポイントだという方がほとんどです。

むしろそういう方だからこそpaizaから応募をされているのに、特にコードやランクに触れない、見ていないというのは、応募者からしたらがっかりしてしまいますし、「スキルがきちんと評価されない企業なのかな?」という印象にもつながってしまいます。

paizaスキルランクについて、詳しくはこちら

◆日程調整、結果連絡などが遅い

これも応募者の立場に立って考えていただきたいのですが、応募者は貴社だけを受けているのではありません。

面接一つを受けるにも、現職との調整、他社選考との調整などが発生するため、返信が遅いといつまでたっても選考が進みません。

また、複数の応募者がいて選考に時間がかかる場合もあるかと思いますが、選考後何日もレスがないというのは、応募者をいたずらに不安にさせてしまいますし、「なかなか返信がないから他社に決めるか…」という気持ちになってしまいます。

もし選考に時間がかかる場合は、確定まで連絡しないのではなく「候補者の選考に時間がかかっており、申し訳ないのですが〇日頃までには必ず結果をご連絡します」と一報を入れるようにしてください。連絡もなしに待たせるよりは、印象を悪くせずに済みます。

■まとめ

「条件は悪くないのに、選考後に応募者から辞退されてしまう企業」というのは、大抵が上記の中のどれかには当てはまるかと思います。

面接の印象がよくない企業は、それだけで「エンジニアが正当に評価されていないだろうな、開発業務にも協力的じゃない企業なんだろうな」と思われて辞退されかねません。また、今はSNSなどもありますから、その応募者個人だけの問題にとどまらず、コミュニティ内で「あの企業はやめた方がいい」と伝えられてしまう可能性も大いにあります。

逆に、面接一つで「選考前はそんなに志望度高くなかったけど、この会社いいね」と思ってもらえるケースもあります。面接官は企業の中の人として、応募者と直接会うわけですから、選考結果にかかわらず「自社のことを知ってもらって、好きになってもらおう」というぐらいの気持ちで臨むのがよいかと思います。


paizaでは、ITエンジニアを採用したいけど「人事の専任者やエンジニアがいない/少ないので、どう面接したらよいかわからない」「応募者の評価軸が定まらない」「応募が来ない/応募があっても途中で辞退されてしまう」という採用担当者の方からのご相談に乗っております。また、エンジニア向けの求人票の書き方や、採用選考の進め方などについてもサポートを実施しております。

採用サポートは全て無料でご利用いただけますので、ご興味のある採用担当者の方はぜひこちらからお問い合わせください。(※既にpaizaとご契約いただいております企業様は、直接担当者へご連絡ください)




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