こんにちは、谷口です。
新型コロナウィルスの影響で一次・二次はオンライン面接が多いかと思いますが、最終面接は対面でという場合もあるでしょう。
対面での面接に慣れないまま、これから初めて最終面接・役員面接を受ける方もいるかと思います。
そこで今回は、エンジニアを目指す就活生の方向けの最終面接対策として、一次・二次面接との違いや、合否を分けるポイント、面接官(応募先の役員など)が見ているポイントについて解説します。
最終面接は、面接官が迷ったら「落とす」
一次・二次面接の場合、特に問題がなさそうな応募者や、面接官が迷った場合は「とりあえず通す」という判断になることがあります。
特に新卒エンジニアを積極採用したい企業の場合、「特別評価できるわけでもないけど、問題はないから落とすほどでもない」という応募者が来たら、一次・二次の段階では「落とすのはもったいないから、次の選考での判断に任せよう」となることもあります。また、選考途中や内定後に辞退者が発生するのを見越して、採用予定人数より多めに通過させておくことも珍しくありません。
しかし、最終面接は「本当に採用するのか、不採用にするのか」の選考です。ここでは「とりあえず内定」というものはなく、懸念を持たれれば「落選」となってしまいます。応募者は、面接官から「採用したい、うちで働いてほしい、一緒に働けそう」と思ってもらわなければなりません。
それでは、最終面接を通過できる人・落ちる人の間にはどんな差があるのでしょうか?
最終面接で落ちる人に多い共通点
熱意がなさそう・入社意欲が低そう
まだ業務経験のない就活生の採用選考で意外と重視されているのが、入社意欲や志望度の高さです。
よほどスキルが高くて企業側から「どうしても入社してほしい」と思われるレベルの人でない限り、「内定を出しても辞退されてしまいそう」「入社してもすぐに辞めてしまいそう」な人に内定を出すことはないでしょう。
基本的に面接では「うちに入社したいと思ってそう」「入社したら意欲的に働いてくれそう」と思ってもらう必要があります。
最終面接まで進めているのであれば、エンジニアになるための最低限のスキルには問題ないはずですが、差がつくとしたら、この意欲や熱意の部分です。「ここが自分に合っていると思うから入社したい」「入社したらこんなことがしたい」と熱意が伝わるアピールができるとよいでしょう。
逆質問の内容が浅すぎる
面接の最後には、ほとんど必ず面接官に質問ができる逆質問タイムがあります。
この逆質問は、「とりあえず何でもいいから聞いておけばよい」というものではありません。特に最終面接は、社長や代表取締役、CTOなどの役員が面接官をしています。
- 企業理念や作っているサービスなど、ちょっと調べたり求人票を読んだりすればわかる質問
- 労働条件や開発環境の詳細など、それまでの選考の面接官に聞いたほうが詳しくわかる質問
などを聞いても、「今までの選考でそんなことも調べて・聞いてこなかったのか」と思われかねません。
そのほかにもあるNG行動
- 緊張しすぎているのか、まともなコミュニケーションがとれない
- 話が長くて要点がわかりづらい
- それまでの面接といきなり違う話をするなど、話に一貫性がない
一次・二次面接で話した内容や評価などは、そのときの面接官から、最終面接の面接官にも伝わっていることがほとんどです。最終面接の場で急に違う話をすると、「なぜ前と言うことが変わったのだろう」「適当に話しているのではないか」などと思われたり、つっこまれたりしますので注意しましょう。
最終面接直前でもすぐできる内定率を上げる対策
志望動機のアップデート
志望動機はそれまでの面接でも話すことが多かったかと思いますが、最終面接の前にもいま一度見直しておくとよいでしょう。
というのも、面接前から考えていた志望動機は、求人票や新卒採用サイトなどを見て、ある程度イメージで考えていた部分が多いですよね。ただ、最終面接までには、説明会や一次・二次面接でその企業の社員の方々に直接質問したり、説明を受けたりする機会があったはずです。
そこで受けた印象や得た情報を盛り込んだうえで、「一次面接で開発チームの方にこんなお話を聞いて、さらに志望度が高まりました」などといったエピソードを追加できると、熱意が伝わりやすく、説得力もある志望動機になります。
逆質問について
逆質問タイムでも熱意をアピールすることはできます。ただ、前述の通りなんでもいいから質問さえすればいいというわけではありません。
たとえば、
- 私は現在○○の勉強をしているのですが、ほかにも入社までに準備したり勉強したりしておくべきことはありますか?
- 御社で活躍されているエンジニアの方々は、どのようなスキルや資質を持った方が多いですか?
といった感じで、入社後を前向きに見据えた質問ができると、入社したいという意志が伝わりやすくなります。
ほかにも、面接前にすぐに実践できる、内定率を上げるための対策についてはこちらの記事でも解説しています。
paiza.hatenablog.com
まとめ
一次・二次がオンライン面接で、最終から急に対面だったりすると、それまでと勝手が違って緊張することもあるでしょう。
ただ、最終まで進めたということは、それまで面接してくれた人たちが「この人は社長や役員に会わせても大丈夫!」と思ってくれたということですから、そこは自信を持ちましょう。
落ち着いて、「引き続き自分のよいところと入社意欲を伝えよう」という気持ちで臨んでください。
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