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Webディレクターが小〜中規模のプロジェクトでNotionのガントチャートを使う理由

私は制作会社のWebディレクターとして、プロジェクトの管理運用を主な業務として行っています。スケジュールの管理や各人のタスク管理なども、Webディレクターの重要な仕事のひとつです。

大きな規模のプロジェクトになると、一度引いたスケジュールをたびたび調整しながら進めていきます。プロジェクトの全体像を把握しつつ、タスクの進捗状況に応じてスケジュールを何度も細かく調整する必要があります。

そのため利用するツールは、直感的に操作できるNumbersやGoogleスプレッドシートを好んで使うようにしています。

しかし、1pで完結するLPや10ページ未満のミニサイトなど、比較的小さな規模のプロジェクトの場合は、逆に使いづらさを感じます。むしろもう少しコンパクトにまとめつつ、情報を一箇所にまとめられるツールのほうが便利です。

そこで私が愛用しているのは、Notionのタイムライン機能。これが非常に手軽で便利なのでオススメなのです。

【目次】

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Notionの「タイムライン」が便利な理由

Notionのタイムラインを使う理由は、とにかく簡単だからです。手間をかけずに「そこそこいい感じのプロジェクト管理ができる」というのが最大の魅力です。

タイムライン形式での管理は、単なるスケジュール管理だけでなく、Backlogのようなタスク管理としても利用できます。タスクの進捗状況やステータスを更新しながら、行動記録を残していけます。

タスクの移動や期日の変更など、スケジュールの調整も簡単。タイムライン上から、タスクをドラッグするだけの作業です。

関係者への共有ができるのも大きなメリットです。プロジェクトメンバーを招待して一緒に管理してもいいですし、クライアントにURLを共有して確認してもらうのにも役立ちます。

プロジェクトが完了したら、それをそのままアーカイブとして残せるのも、Notionの強みのひとつです。プロジェクトに関する行動の記録を、手を加えることなく保存しておけるのです。

それでは実際に、どのような形でプロジェクト管理をしているか、ご紹介します。

「タイムライン」にタスクを追加するだけの簡単プロジェクト管理

やることは非常にシンプルです。プロジェクトノートを作ったら、そのノートに「タイムライン」というブロックを埋め込みます。

次に制作に必要なタスクを登録していきます。タスクのプロパティは最低限「ステータス」と「担当」ぐらいを作っておけば大丈夫です。

プロパティの種類や数は、プロジェクトの規模や内容に応じて調整してみてください。私は管理が複雑になるのを好まないので、極力シンプルに努めます。

最後に、作成したタスクの期日をタイムラインに設定していきます。マウスでクリック・ドラッグするだけで位置や長さを調整できるので、直感的でスピーディーに作成できます。

これで作成は完了です。管理しやすいように「ビューのプロパティ」→「テーブル」から「ステータス」と「担当者」をオンにして、一覧から確認できるようにしておきましょう。

タイムラインに表示する期間の間隔は、タイムラインの右上から変更可能。「時間/日/週/隔週/月/四半期/年」から選べますので、プロジェクトの規模や長さに応じて適宜変更し、全体像の把握に役立てましょう。

プロジェクトの進め方と運用方法

タイムラインによるプロジェクト管理・進行は非常にシンプルで簡単です。

  1. タスクの概要・ゴールなどはノートの本文に記述。必要な資料なども添付。
  2. タスクの実行者を「担当者」に設定。
  3. 進捗のメモやコミュニケーションはコメントを使用。
  4. タスクの進行具合に応じてステータスを変更。

おおむねこのような流れになります。

私はひとりで管理運用するためのツールとして使っていますが、プロジェクトメンバーをNotionに招待して、一緒に管理していくのもオススメです。

その際は、運用のルールをきちんと決めましょう。各人が「タスクの進捗はコメントに記述」「完了したら担当者を変更して、その旨をSlackで連絡」といった簡単なルールを守ってくれれば、それでプロジェクトは回ります。

ただ、あまり形式にこだわりすぎると管理が面倒になっていくので、ラフに使ってOKです。「担当者」と「ステータス」が把握できて、そのタスクの内容が記録できていれば、それで問題ありません。

一箇所ですべて完結できるのが強み

Notionを、Backlogのようなプロジェクト管理ツールのように利用する方法のご紹介でした。今回はミニマムな形で、小〜中規模のプロジェクトで使用するケースを想定してお話ししました。

「Notionが大規模プロジェクトには適していない」というわけではありません。タスクのプロパティやビューの設計を細かく行えば、大きな規模のプロジェクトでも十分に管理できるでしょう。

まずは小さな規模ではじめてみて、慣れてきたら徐々に大きくしていくのが良いと思います。ぜひ試してみてください。

(文:ばんか(bamka))





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