「GTD」というタスク管理の手法があります。
GTDの詳細な説明は省きますが、効率良くタスクやプロジェクトの整理をする手法なのに、その作業工程にめんどくささがあって続かなくなるというジレンマがあります。
そんなGTDの一部の作業でChatGPTを使うことでちょっとだけ楽ができたので、具体的な方法を紹介します。
<この記事の著者>
大谷大 - Tech Team Journal
ウェブデザイナー/映像クリエイター/作曲家/ギタリスト/ブロガー/YouTuber
BGMや効果音を無料でダウンロードできるサービス「タダオト」を運営し、自らが作曲した楽曲を掲載。2023年に生成AIにハマり、さまざまな仕事でフル活用しながらそのノウハウをYouTubeやブログで情報発信している。
【目次】
頭の中にあるものを書き出す
まず初めに、頭の中にあるものを全て書き出します。
これはGTDの「収集」というステップで、やりたいことや考えていることなどを書き出すことで、客観的に見渡せるようになったり、全体量を把握できるなどのメリットがあります。その際、カテゴリー分けのようなことは考えないようにしましょう。
分類する作業はあとでChatGPTに手伝ってもらうので、やりたいこと・アイデアの断片・買いたいもの・すぐやること・あとでやることなど、ひたすら脳内にあるものをテキスト化していきます。
GTDでは収集のステップを紙に書いても良いものとしてますが、ChatGPTに投げたいため、スマホやパソコンなどを使って記録してください。
また、音声入力を活用しても良いと思います。箇条書きのようなリストではなく文章であっても、ChatGPTがうまいこと処理してくれますので、雑にしゃべって文字起こしするだけでも十分です。
メモをChatGPTに投げる
頭の中にあるものを書き出したら、ChatGPTに丸投げします。
その際に、下記のような指示文を添えてください。
「次のメモを関連するものごとに整理したいので、関連してると思われるものをグループにまとめて、それっぽい見出しをつけておいてください。」
このような指示を出すことで、ざっくりとしたメモを元にタスクをグループ分けしてくれます。
頭の中にあるものを書き出す作業は楽しくやれるんですが、この作業がめんどうだったので、この工程をChatGPTに任せられるとかなり楽できます。
最後に手動で整理し直す
ChatGPTが整理してくれたメモはざっくりまとめなので、最後は人力で整理し直します。
メモ帳の中で並べ替えながら整理していってもいいですが、よく使っているツール・アプリ・Webサービスなどがあればこのタイミングで移していくと便利です。
スケジュールに関するものはGoogleカレンダーに、やるべきことに関するものはタスクリストに、欲しいものは買い物リストに、という具合にお好みのツールに追加していってください。
ChatGPTでちょっとだけ楽をするのがいい
ChatGPTに最初から最後までお願いできればいいんですが、自分の頭の中にあるものを出す作業や最後の調整はさすがに人間がやる必要があります。
とはいえ、作業の一部をChatGPTにお願いできるだけでかなり時短になるはずです。
整理したテキストは、例えばNotionに追記するなど、WebサービスによってはChatGPTから直接送れるものもあると思います。ここまでできるとかなり便利ですよね。
これらのWebサービスへの連携は掘り下げていないので、良さそうな使い方を見つけたらまた記事で紹介したいと思います。
(文:大谷大)
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