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GPT-4o発表!課金すべきかVS無料でいくか


<この記事の著者>
大谷大 - Tech Team Journal

ウェブデザイナー/映像クリエイター/作曲家/ギタリスト/ブロガー/YouTuber

BGMや効果音を無料でダウンロードできるサービス「タダオト」を運営し、自らが作曲した楽曲を掲載。2023年に生成AIにハマり、さまざまな仕事でフル活用しながらそのノウハウをYouTubeやブログで情報発信している。


2024年5月14日に行われたOpenAIのイベントで、新しいモデル「GPT-4o」が発表されました。

新しい機能のワクワク感もありつつ、無料ユーザーにさまざまな機能が開放されたことのインパクトも強かったです。

無料開放された機能を見ると、課金しないでもいいっていうユーザーは増えそうな気がしているので、今回はChatGPTを無料で使った方がいいか課金した方がいいかを考察してみます。

【目次】

今回のイベントで発表されたことざっくりまとめ

まず今回のイベントで発表されたことをざっくりまとめておきます。

・GPT-4oの利用が可能に
・音声会話機能の追加
・デスクトップアプリ
・無料ユーザーにこれまでの有料プランのほとんどの機能を解放

GPT-4oは単純な性能アップはもちろん、音声会話機能の追加に伴って会話のさまざまな要素を理解できるようになっています。複数人での会話を認識できたり、声のトーンも理解してくれるそうです。

応答速度が向上していたり、こちらの感情や背景を汲み取ってくれたり、相槌を打ってくれたりと、会話がスムーズに行えるようになったのはすごい進化だと感じました。


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無料ユーザーにもできるようになったこと

今回のアップデートで無料ユーザーができるようになったことをまとめておきます。

・GPT-4 (メッセージ制限あり)
・Web検索
・データ分析
・ファイルのアップロード
・画像ファイルの解析
・GPTsの利用

これまで課金していたからこそ使えたほとんどの機能が無料ユーザーに開放されています。

これまでのChatGPTでは、無料ユーザーは「GPT-3.5でWeb検索ができない」環境で利用していたわけです。この環境では回答の精度が低くて、ChatGPTをお試しで使った人が「ChatGPTってこんなもんか」って思ってしまっていたわけですね。

GPT-4とWeb検索が無料ユーザーでも使えるようになったことで、今後はこのような誤解が減ると思います。

また、無料ユーザーでも「GPT-4oの限定アクセス」が可能ということなので、GPT-4oがどんなものなのかを無料ユーザーでもお試しで利用できるようです。

その他にもいろいろな機能がある中で、GPTsを利用できるようになったのが特に便利です。

僕はGPTsを仕事で多用していて、課金を辞められない理由の一つです。例えば、画像生成AI用のプロンプトを簡単に作成できるなど、さまざまな用途に活用できます。

GPTsを作るためには課金が必須ですが、誰かが作ってくれたGPTsを利用するだけなら無料ユーザーでも可能になったのは嬉しい変更点ですね。

課金ユーザーだけができること

一方で、無料ユーザーには利用できない、課金ユーザーだけができることもあります。

・GPTsの作成
・画像生成
・GPT-4、GPT-4oの長時間の利用
・音声会話

先ほど挙げた通りGPTsの利用は無料ユーザーでも可能ですが、「GPTsの作成」は課金ユーザーのみの特権です。自分なりにカスタマイズしたGPTsを作りたい方は課金しましょう。

また、DALL·E 3による画像生成も課金ユーザーのみの機能です。画像生成機能のために課金しようって方は元々多くなかったとは思いますが、あったらあったで便利な機能です。他の画像生成AIに課金しなくてもChatGPTで全てを行えるのは楽だと感じる人もいると思います。

無料ユーザーはGPT-4のメッセージ制限があるとのことなので、ChatGPTの使用頻度が高い方は課金する方が快適に使えます。課金ユーザーは無料ユーザーの5倍利用可能だそうです。

GPT-4oについても、無料ユーザーは限定アクセスとのことなので、長時間の利用がしたい場合は課金必須です。

そして今回の目玉機能の一つである音声会話。SNSで見かけたデモ動画を見ましたが、ChatGPTとの会話が非常にスムーズです。これまでのテキストの応答速度のような引っ掛かりがありません。

会話することで出てくるアイデアがあったり情報が整理されたりするので、人ではなくChatGPTとの会話をすることでどのように生活が変化していくのか興味深いです。

当面はChatGPT一強がまだ続きそう

今年の頭に「2024年の生成AI予想」をしてまして、その記事の中で「当面はChatGPT一強が続きそう」と書いてました。

ここ最近はさまざまなLLMが登場してライバルのような緊張感をもたらしてくれましたが、やっぱりOpen AIはすごいですね。ここに来てまた一歩、他社を引き離した印象です。

無料でできることが増えましたので、これまでChatGPTをあまり使ってなかった方はぜひ無料プランを触ってみてください。以前にChatGPTを使ったことがある人ほど、違いが分かると思います。

(文:大谷大



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