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【主要タグ一覧&解説】5分でわかるHTML・CSS入門

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f:id:paiza:20151217152725j:plainこんにちは、吉岡(@yoshiokatsuneo)です。

あらゆる情報が集まるインターネットですが、パソコンや携帯電話のWebブラウザで表示される情報は、全てHTML・CSSで書かれています。逆に言えば、HTML・CSSを使えば、好きなデザインのWebページが作り放題ということです。

HTML・CSSは多くのブログサイトでも使うことができますので、記事にHTML・CSSを少し追加すれば、より表現豊かにわかりやすい記事が書けるようになります。

さらにJavaScript・PHP・Ruby on Rails・Javaなどを学べば、本格的なWebサービスを作ることもできますし、スマートフォンなどで動くモバイルアプリケーションでも、HTML・CSSを使っていることが多いです。

ここでは、HTML・CSSの基本を5分でわかるように簡単にまとめてみます。

【目次】

HTML・CSSファイルの作り方

HTML・CSSファイルの作り方はいくつかあります。

エディタで作る

HTML・CSSは普通の文章と同じようなテキストファイルで使えますので、Windowsのメモ帳や、Macのテキストエディタなどでも利用できますが、専用のテキストエディタであれば、HTMLタグの色を変えてくれるなどの便利な機能もあります。

たとえば、Sublime Text、Atom、Visual Studio Codeなどは、WindowsとMacで利用できる便利なエディタです。

エディタでHTML・CSSファイルを作成した後は、ブラウザでHTMLファイルを開いて表示します。

また、作ったHTML・CSSファイルは、GitHub PagesなどでWebページとして公開することもできます。

ブログで作る

このはてなブログを含めて、多くのブログではHTML・CSSを利用できます。

はてなブログでは、はてな記法やMarkdown記法の中にHTMLを埋め込むこともできます。

オンラインHTML共有サービス(JSFiddle, CodePen)を使う

JSFiddle, CodePenでは、Web上でHTML・CSSを作成できます。

Web上でファイル作成とページの確認が同時に行えて、環境設定も必要ないので、やってみたいことを気軽に試すことができます。

また、作ったファイルは公開できますので、他の人に見てもらうときにも便利です。

はじめてのHTMLファイル

それでは、HTMLを書いてみましょう。

以下のようにファイルを作成してみます。

index.html:

はじめてのHTML

普通のテキストですね。HTMLでは、書いた文章はそのまま表示されますので、実はこのままでも表示できます。

ブラウザなどで確認すると、「はじめてのHTML」と表示されているかと思います。

次に、この文章を大きく表示してみましょう。

以下のHTMLファイルを作成します。

index.html:

<h1>はじめてのHTML</h1>

結果を見てみましょう。

結果:

はじめてのHTML

大きい文字で表示されました。

このHTMLには、見慣れない"<h1>"と</h1>が追加されていますね。

"<"(小なり記号)と">"(大なり記号)で囲まれた"<h1>"の部分をタグといい、タグの中の文字をタグ名と言います。

タグは"<h1>"と</h1>のように、2つを1セットで扱い、その間に何らかの文章を囲むことが多いです。

文章をタグで囲むと、その文章がタグの影響を受けます。ここでは、"<h1>はじめてのHTML</h1>"と書くことで、「はじめてのHTML」という文章に"h1"タグが適用されます。

正式なHTML

今書いたHTMLファイルですが、実は正式なHTMLとはいえません。

正しいHTMLファイルは、下記のような形式になります。 HTMLファイルを一から作る場合に、最低限必要な部分です。

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>タイトルです。</title>
  </head>
  <body>
    <h1>はじめてのHTML</h1>
  </body>
</html>

<head>で囲まれた部分をヘッダといい、ブラウザのページとしては直接表示しません。例えば、titleタグではブラウザのタイトルバーに表示する文章を書きます。

<body>で囲まれた部分が、ブラウザの中で実際に表示される文章になります。

【参考】HTML5公式で推奨されているDOCTYPE宣言についてはこちら

タグ

先ほどはH1タグを使いましたが、HTMLでは様々なタグが使えます。ここでは、よく使われる主なタグを紹介します。

ヘッダタグ(H1, H2, H3, H4, H5, H6)

H1, H2, H3, H4, H5, H6タグはヘッダを表すタグで、タグで囲まれた文章を大きく表示します。

H1が一番大きく、H2, H3...とだんだん小さくなります。

例:

<h1>H1</h1>
<h2>H2</h2>
<h3>H3</h3>
<h4>H4</h4>
<h5>H5</h5>
<h6>H6</h6>

結果:

H1
H2
H3
H4
H5
H6

改行(BR)

HTMLファイルの文章では、普通に改行をしても改行せずに表示されてしまいます。

改行するにはBRタグを使う必要があります。

例:

1行目
<br>
2行目
<br>
3行目

結果:

1行目
2行目
3行目

リスト(UL, LI)

ULタグの中にLIタグを入れることで、一覧表示を行います。

例:

<ul>
  <li>はじめに</li>
  <li>次に</li>
  <li>最後に</li>
</ul>

結果:

  • はじめに
  • 次に
  • 最後に

リンク(A)

他のWebページへのリンクを作ります。文字をクリックすると、"href"属性で指定したURLのページに移動します。

例:

<a href="http://paiza.jp/works/">paizaラーニング</a>

結果:

クリックした場合に別ウインドウを開くには、「target="_blank"」と書きます。

例:

<a href="http://paiza.jp/works/" target="_blank">paizaラーニング</a>

結果:

画像(IMG)

画像を埋め込むにはIMGタグを使い、"src"属性で画像ファイルを指定します。

<img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/paiza/20170221/20170221130631.jpg">

結果:

画像のサイズを指定すると、それにあわせて画像が伸び縮みします。

<img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/paiza/20170221/20170221130631.jpg" widht="100" height="100">

結果:

整形済みテキスト(PRE)

改行やスペースなどをそのまま表示します。コードなどを埋め込む場合に利用できます。

<pre>
1行目
2行目
3行目
</pre>

結果:

1行目
2行目
3行目

表(TABLE/TR/TD/TH)

HTMLで表を作るにはTABLE/TR/TD/THタグを使います。TRタグで囲んだ範囲が表示一行になり、その中にTRタグで列を書いていきます。テーブルのヘッダではTRの代わりにTHを使います。

例:

<table>
  <tr>
    <th>ヘッダの1列目</th>
    <th>ヘッダの2列目</th>
    <th>ヘッダの3列目</th>
  </tr>
  <tr>
    <td>1行目の1列目</td>
    <td>1行目の2列目</td>
    <td>1行目の3列目</td>
  </tr>
  <tr>
    <td>2行目の1列目</td>
    <td>2行目の2列目</td>
    <td>2行目の3列目</td>
  </tr>
</table>

結果:

ヘッダの1列目 ヘッダの2列目 ヘッダの3列目
1行目の1列目 1行目の2列目 1行目の3列目
2行目の1列目 2行目の2列目 2行目の3列目

コメント

HTMLの一部を表示したくない場合、「<!--」と「-->」で囲むことで、その部分が表示されなくなります。

例:

<!--
  ここは表示しない
-->

インラインフレーム(IFRAME)

インラインフレームでは、他のWebページを埋め込むことができます。

ブログパーツのように提供されているパーツを埋め込む場合に利用できます。

実際のHTMLは、埋め込みパーツ提供元で、「共有」や「埋め込み」のようなメニューを選ぶと取得できます。

例:

<iframe src="https://paiza.io/projects/e/kQ-3_NdqqP2OeYmlOViulQ?theme=chrome" width="100%" height="500" scrolling="no" seamless="seamless"></iframe>

<iframe src="https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d51855.75168019686!2d139.69540495346882!3d35.6773841396102!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x0%3A0xf482f2123e4fb08f!2z77yI5qCq77yJ44Ko44Og44Ki44Km44OI!5e0!3m2!1sja!2sus!4v1485331884759" width="600" height="450" frameborder="0" style="border:0" allowfullscreen></iframe>

結果:

フォーム(FORM, INPUT)

フォームを使えば、テキスト入力欄、チェックボックス、ボタンを表示することができます。

例えば、Google検索を利用することもできます。

paiza開発日誌検索 Powered by Google

スタイル

タグでは文章の構造を表しましたが、色や大きさなどの文章の表現方法はスタイルを使います。

スタイルの使い方には以下の3つの方法があります。

インラインスタイル

タグのstyle属性にスタイルを記述します。一番基本的な方法です。

<div style="color: red;">赤色</div>

スタイルタグ(STYLE)

styleタグでスタイルを定義する方法です。

タグなどの条件を指定して、スタイルを指定します。複数の場所で同じスタイルを適用する場合に便利です。

例えば、H1タグの色を赤色にするには以下のように書きます。

<style>
h1 {
  color: red;
}
</style>

スタイルを適用するにはクラスを指定すると便利です。クラスはドットで始まる名前で以下のように書きます。

<style>
.color_red {
  color: red  
}
</style>

スタイルを適用するタグには、クラスを"class"属性で指定します。

<div class="color_red">赤色</div>

複数のタグをスペースで区切って指定することもできます。

<div class="color_red font_large">赤色で大きい文字</div>

スタイル情報をファイルとして読み込むこともできます。この場合、以下のようにスタイルを書いたCSSファイルを指定します。

<link href="path/to/file.css" rel="stylesheet">

様々なスタイル

ここでは、便利なスタイルを紹介します。

大きさ

  • font-size

文字の大きさを指定します。

文字で指定する場合、大きい順に"xx-large", "x-large", "large", "medium", "small", "x-small", "xx-small"を使います。"%"で指定することもできます。

例:

<div style="font-size: xx-large;">大きいフォント</div>

結果:

大きいフォント
  • width, height

タグが表す四角部分(ボックス)の大きさを指定します。

<div style="background-color: green; width: 100px; height: 25px;">横長の四角</div>

結果:

横長の四角

  • color

文字の色はcolorプロパティを使います。

色は"red", "blue", "yellow"のように名前で指定できます。

利用できる名前はこちらで確認できます。

HTML Color Names

16進数で"#RRGGBB"のように、3原色(赤、緑、青)で指定することもできます。

例:

<div style="color: red;">赤色</div>
<div style="color: #336633;">暗い緑色</div>

結果:

赤色
暗い緑色
  • background-color

背景色を指定します。

例:

<div style="background-color: red;">赤色の背景</div>

結果:

赤色の背景

  • text-shadow

文字に影をつけます。この例では2ptずれた位置に赤色の影をつけています。

例:

<div style="text-shadow: 2px 2px red;">影付き文字</div>

結果:

影付き文字
  • box-shadow

四角い範囲(ボックス)に対して影をつけます。insetを指定すると内側に影が着きます。

例:

<div style="box-shadow: 10px 5px 5px black;; background-color: #e0e0e0;">影付きボックス</div>
<div style="box-shadow: inset 0 0 5px gray; background-color: #f0f0f0;">影付きボックス</div>

結果:

影付きボックス


影付きボックス

枠線(border, border-left)

  • border

タグの四角(ボックス)に枠線をつけることもできます。

"boder"タグでは、枠線の幅、形状、色を順に指定します。

例:

<div style="border: 2px solid black;">黒い枠線</div>
<div style="border: 2px solid red;">赤い枠線</div>
<div style="border: 2px dashed black;">点線(ダッシュ)</div>

結果:


黒い枠線

赤い枠線

点線(ダッシュ)
  • border-left

左だけ枠線をつけることもできます。

例:

<div style="border-left: 2px solid black; background-color: lightgray">黒い枠線</div>

結果:

黒い枠線
  • border-radius

丸まった枠線も作れます。

<div style="border: 2px solid red; border-radius: 5px;">丸まった枠線</div>

結果:

丸まった枠線

回転(transform)

回転させることもできます。

例:

<div style="background-color: yellow; width: 100px; border: 1px solid black; padding: 5px;">普通の文章</div>

<div style="transform: rotate(20deg); background-color: yellow; width: 100px; border: 1px solid black; padding: 5px;">20度回転した文章</div>

結果:

普通の文章
20度回転した文章

まとめ

Web開発の基本となるHTML・CSSの応用範囲はどんどん広がっています。Webサイトを構築する場合だけでなく、ブログを書いたり記事を投稿したりする場合に使えることも多く、またモバイルアプリケーションでHTMLを使っているものも多いです。ITエンジニアにとっては基本となる技術ですね。

初心者でもブラウザさえあれば、タグをつけながらいろいろとデザインを変えていけるので、気軽に始めて様々な使い方を覚えていくことができるでしょう。実際にいろいろ書いて試してみることで、より理解が深まります。

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