こんにちは。谷口です。
エンジニアのみなさんは、キャリアの棚卸しをしたことはありますか?
「就職してから一度もしていない」「転職するつもりはないからしなくてもいいでしょ」と思うかもしれませんが、転職する・しないにかかわらず、キャリアの棚卸しをしてみるとさまざまなメリットがあります。
特にこの時期はもうすぐ新年度を迎えるにあたって、業務で振り返りや目標設定をしなければならない人も多いでしょう。自分の現状を客観的に把握できれば、今後のキャリアや目標について考えるときにも役立ちます。
キャリアの棚卸しってなに?なんのためにするの?
一般的に棚卸しとは、小売店などで商品の在庫を調べて、数量や状態を明らかにすることです。
自分のキャリアや経験、これまでに身につけてきたスキルなどを見直して、今後について考えるときにも、こうした棚卸しのような作業が必要となるのです。
キャリアの棚卸しでは、
- 今まで自分がやってきたこと
- 今の自分ができること
- これからやりたいこと(+そのために必要なこと)
を明らかにして、把握します。
上記を把握できれば、特に転職を考えていない人でも、たとえば現職でどのような仕事やキャリアを目指すのか、どうやってそれを実現するのか、今期の目標をどう立てるかなどを考えるのに役立ちます。
企業選びの基準ができる
もちろん、転職を考えている人には、キャリアの棚卸しは必須の作業です。
自分にどんな経験やスキルがあるのか、どんな仕事ならその強みが生かせるのか、これからどんな仕事がしたいのかがはっきりしないと、どんな企業や求人に応募すべきかがわからなくなってしまいます。
キャリアの棚卸しをせずに、「エンジニアの求人ならどこでも一緒でしょ」「現職を辞められるならどこでもいい」と適当に応募先を選んでいると、転職してから「思ってたのと違った」「転職先にも前職と同じ問題があった」といったことにもなりかねません。
面接でのアピールがしやすくなる
また、中途採用における面接は、応募者と採用する側(企業)が、「一緒に働いたらどんなメリットがあるか」を見極める場です。応募者は、採用する側に対して、短い時間で的確に自分について伝える必要があります。
キャリアの棚卸しをすれば、自分の経験やスキルを客観的に把握できるので、面接でも
- 自分が入社したらこんな貢献ができて、企業側にこんなメリットがある
- 今までこんな経験をしてきて、こんなスキルがあって、こんなことが得意
といったアピールがしやすくなります。
キャリアの棚卸しをするには
キャリアの棚卸しをするにあたって、まずは
- 今までやってきたこと
- 今の自分ができること
を明らかにしましょう。
ITエンジニアであれば、
- 経験のある開発環境
- 開発したシステムやサービスの概要
- 担当した工程
- チーム構成
- 開発期間
- 大変だったことや身につけたスキル
など、これまでの業務経験を振り返って書き出してみましょう。
今後のキャリアや転職について考えるときに、過去を振り返るのは必須の作業です。
特に経験が浅い若手エンジニアの方などは、「自分にはこれといった経験やスキルはない」と思い込んでいる方が少なくありません。しかし、実際に書き出して振り返ってみると、たとえ短い期間でも、仕事を通してさまざまな経験をして、いろいろなスキルを身につけてきたと実感できるはずです。
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そして、今までの経験やスキルを振り返った上で
- これからやりたいこと
- それを実現するために必要なこと
(こんな開発がしたいけど、そのためにはこの分野のスキルが不足している…など)
を考えてみましょう。
「こんな仕事がしたいから、この分野の知識を強化するために勉強しよう」といった指針や目標が見えてくるはずです。
キャリアの棚卸しに使えるサービス
キャリアの棚卸しは誰かに見せるものではないですから、メモアプリやエクセルでも、紙に手書きでも、好きな方法でするのがよいでしょう。
ダウンロードして書き込んでいくだけで、キャリアの棚卸しができるワークシートを公開しているサイトもあります。
まとめ
キャリアの棚卸しは、仕事をしている人であれば、転職する・しないにかかわらず役に立つ作業です。
自分と向き合う作業に少し時間を割くだけで、来期の目標や将来的なキャリアの方向性が見えてくるはずです。
キャリアの棚卸しとあわせて企業情報を収集すると、これからやりたい仕事や方向性を考えたり、自分の市場価値を知るのに役立ちます。
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