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多様化するITエンジニアのキャリアパス…将来に迷わないための対策

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Gerd AltmannによるPixabayからの画像

f:id:paiza:20180910132940p:plainこんにちは。倉内です。

皆さんは「将来のキャリアプランについて教えてください」と言われたら、どのように答えますか?

1年後はなんとなく分かるような…でも5年後、10年後となるとイメージがわかないという方も多いのではないでしょうか。

実は現役エンジニアでも「まだ明確なキャリアビジョンが持てていない・わからない」と答える人は少なくありません。以前paizaで実施したアンケートでは、そう回答したのは若い層が多いものの、30代以降でも悩みを抱えている方はいらっしゃいます。

そこで今回はエンジニアがキャリアプランを定める上で問題点となりそうなことを整理し、どのような対策をしてキャリア設計をすればよいかを考えてみたいと思います。

キャリアプランを定めるのが難しい原因

IT技術は移り変わりが早い

IT技術のトレンドの移り変わりが非常に早いというのは実感している方も多いと思います。

フルスタックエンジニアを目指す方は多いかと思いますが、昨今はフロントエンドやサーバサイド、セキュリティなど、特定の分野に深い知識を求められる場面も多くなっています。そういった中で、どのような技術を伸ばしていけばいいか、新たに身につけるべき技術は何かを考えるのは、以前と比べてより難しくなっているといえます。

また、プログラミングについて言えば、学習を始めるハードルが非常に下がっており、単に基本的な知識があるだけでは物足りません。IT以外の分野が専門でも「それなりにプログラミングもできる」という人も増えています。

エンジニアとしてキャリアを積み重ねていくためには、相応のスキルや知識が求められるようになってきました。

ITエンジニアのキャリアパスの多様化

前項とも関係しますが、時代とともにITエンジニアのキャリアパスは変化しています。

「技術を極めてスペシャリストになる」や「現場から離れてマネジメントにシフトする」といったことを聞くことがありますが、実際はそんなに単純な話でもないですよね。

たとえば、技術力でエンジニアチームを牽引しながら、リーダー的な役割をする「テックリード」や、サービスを発展させるために必要な業務をこなしつつ、エンジニア組織のトップとしてマネジメントをおこなう「VPoE (Vice President of Engineering)」というキャリアパスもあります。

自分が今後目指したいキャリアは何か?」を導き出し、さらに「それを実現するために今何をすべきか?」「自身の市場価値を高めるために何が足りていないか?」を明確にするのは大変だ…と感じる方は少なくないと思います。

相談できる相手がいない

これは業界的にというより所属している組織によるところが大きいのですが、キャリアについて相談できる、もしくは自分が目指したいキャリアを持つ相手がいない(知らない)という問題があります。

特にSIerからWeb系の企業に転職したい、会社勤めをしていたがフリーランスのエンジニアになりたい…など、キャリアチェンジをする場合は、身近に相談相手を見つけるのは困難です。

わたしは前職のSIer(受託案件中心)から今のpaiza(自社サービス開発)へ転職をしているのですが、先輩や上司に「将来のキャリアのために転職を考えているのですが…」とは言えませんでした。

そもそもPMを目指す以外のキャリアパスがほぼ用意されていなかったので、違う道に進みたいことを理解してもらうのは難しかっただろうなと思います。

また、エージェントを活用される方も多いと思いますが、専門性の高い業界・職種の特性上、IT業界やITエンジニアについて十分な知識を持った方でないと的確なアドバイスをもらうことが難しいこともあります。

キャリアの悩みを解決するために

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自身のキャリアを「棚卸し」してみる

転職を考えている方はもちろん、すぐに転職をしない方でも、将来のキャリアについて考えるために以下のようなことを整理するとよいでしょう。

  • 自分がやってきたこと
  • 自分ができること

ITエンジニアであれば、経験のある開発環境、担当していたシステムやサービスの概要、携わった工程、チーム構成、開発期間、大変だったことや身につけたスキルなど、今までの業務経験をなるべく思い出して書き出してみます。

  • 自分がこれからやりたいこと
  • やりたいことを実現するために必要なこと

やりたいことが明確になると、「まずはこの分野の勉強をしていこう」といった指針が見つかる場合があります。

また、転職をしたほうがいいか、それとも現職にとどまってキャリアを積んだほうがいいかの判断軸を持つこともできます。

詳しくは以下の記事で解説しています。

paiza.hatenablog.com

実際に相談してみる:「paiza×CTO キャリア相談室」

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このたびpaizaでは、UUUM株式会社の元執行役員兼CTOの尾藤正人氏による、ITエンジニア向け「paiza×CTO キャリア相談室」を実施します。

「今後目指したいキャリアを実現するために今何をすべきか?」「さらに市場価値を高めるために何が足りていないのか?」など、ご自身のキャリアに関して、何でも自由に相談することができます。

実施概要

応募期間:

2020年6月5日(金)12:00~2020年6月30日(火)23:59まで

応募方法:

下記リンクより必要事項を記入の上、エントリーしてください。paizaより順次、日程調整のご連絡をメールで差し上げます。

https://forms.gle/Bsa7dAtvXgt6a4CG9

概要:

1対1で1時間程度、 オンラインでの実施となります。

キャリア相談に応じる尾藤氏は、ウノウ株式会社の初期メンバーとしてCTOに就任、写真共有サイト「フォト蔵」の開発に従事後、独立を経て、2015年に急成長する動画市場の牽引役であったUUUM株式会社CTOに就任されました。現在は、複数社の技術顧問などを務めています。

「これから世の中に価値を提供できるエンジニアになるには何が必要か?」をしっかり考えてキャリアを構築していくために、転職活動中の方だけでなく、環境を変えて成長したいけど転職にいま一歩踏み出せないという方もお待ちしています。

さまざまな知見を持つ尾藤氏への貴重な相談機会を最大限活用し、ぜひご自身のキャリアアップにつなげてください。


※注意事項※

  • paizaアカウントをお持ちでない場合は、事前にこちらからアカウントを取得(無料)してください。
  • 応募者多数の場合は、抽選とさせていただきます。(10名程度/週3名程度×3週間)
  • キャリア相談の際は、職務経歴書、または経歴が分かるページのURL等をあらかじめご提出いただきます。

まとめ

ITエンジニアのキャリアを考える難しさと解決のための方法について考えてきました。

キャリアについては、自分と向き合ってじっくり考えてみる時間を作るのも大切ですが、専門的な知識や経験のある方に相談してみるとパッと道が開ける場合もあります。

また、本文中でも述べたとおり、転職を考えていない場合でも将来のキャリア設計は必要です。まずは現状整理・把握をする目的でもよいので、興味がある方はぜひご参加ください。


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また、面接時のフィードバックやアドバイスを受けられて、面接における具体的な改善点や評価された点を知ることができます。

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