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こんにちは。谷口です。
皆さんはプログラミングのブートキャンプを知っていますか？
ブートキャンプというのは、もともとアメリカで「新兵訓練施設」を意味し、転じて新兵に対して行われる教育・訓練プログラム（新兵訓練）自体を指すようになりました。
プログラミングブートキャンプというのは、まさに訓練といった感じで、数か月でプログラミングを習得することができる短期集中型学習サービスです。
多くのブートキャンプでは担当のメンターがついて指導を受け、一定のレベルまで集中して短期間で学習することができます。ほとんどの場合学費がかかりますが、独学で学ぶのに比べれば短期でかなり効率的にスキルアップできます。アメリカではメジャーなプログラミング学習の方法ですが、日本でも結構開催されているんですよ。
今回は、日本で開催されているプログラミングブートキャンプをご紹介します。
■アメリカで盛んなブートキャンプ
アメリカではブートキャンプが増加し、エンジニアの量的な不足、またスキル不足の解消にも大きな役割を果たしています。
ただ、プログラミングを学ぶ人が増えるにしたがって、大学でコンピューターサイエンスの学士号を取得する人の数は減少してきています。
ブートキャンプ選びを支援す米国のサイト「コースリポート」が実施した15年のブートキャンプの市場規模に関する研究では、「15年のコーディング・ブートキャンプの修了者は1万6056人で、前年の6740人から増える」という予測がされています。これは、ブートキャンプの受講者は13年のコンピューターサイエンス専攻の卒業生（5万962人、教育省の教育統計センターによる報告）の約3分の1にのぼるということです。
ブートキャンプは、いずれ従来の大学におけるコンピューターサイエンスの学位に取って代わるのではないかとの見方もありますが、実質12週間程度のブートキャンプで、4年間コンピューターサイエンスの授業を履修してきた者と同等スキルの修了者を生み出すのは難しいでしょう。
Googleのように最新の技術を駆使する企業の場合は、より深く掘り下げた知識のあるエンジニアを必要としており、当然ながらブートキャンプでの短期学習では大学でのコンピュータサイエンス専攻レベルに追いつけません。ブートキャンプでのカリキュラムを習得できれば、多くの求人要件を満たすことができます。
ただ、エンジニアの質量ともに不足が叫ばれている昨今、短期間で必要要件を満たすスキルが習得できる、ブートキャンプのような教育方法が必要な状態は続きそうです。
■日本で開催されているブートキャンプ
◆1.プログラミング道場
学習できるコース：PHPコース、Ruby on Railsコース
期間：1ヶ月～
価格：108,000円～
小人数制で、現役エンジニアからPHP・Rubyを使ったプログラミングをみっちり教わることのできるプログラミング道場です。
◆2.ELITES CAMP
学習できるコース：Android（Java）編、PHP編、iPhoneアプリ編など
期間：2日間（PHP）・4日間（Android・iPhoneアプリ）
価格：19,800円～
土日に集中して学習できるELITES CAMPです。平日もチャットサポートや復習動画教材を使うことができ、転職サポートもあります。
◆3.テックキャンプ
学習できるコース：Webアプリケーションコース、iPhoneアプリコース
期間：一週間～
価格：128,000円～
1日10時間みっちり学べるイナズマ一週間コースから、週8時間を2ヶ月間無理なく学べるじっくり2ヶ月コースまで、自分の学びたいスピードに合わせたコースを選べます。
■開催間近なブートキャンプ
◆4.ビルトイン・セキュリティブートキャンプ開講
学習分野：セキュリティ
期間：一日～
価格：64,800円～
もう開催間近というか今週末！翔泳社主催の「CodeZine Academy」において開催されるソフトウェアのセキュリティを学ぶためのブートキャンプです。
■オンラインで受講できるブートキャンプ
◆5.TechAcademyオンラインブートキャンプ
学習分野：Webアプリケーションコース、iPhoneアプリコース、WordPressコース
期間：4週間～
価格：59,000円（学生）～
「ブートキャンプに行ってみたいけど、忙しくて丸一日参加するなんて無理！」という人はオンラインのブートキャンプに参加してみてはどうでしょうか。TechAcademyオンラインブートキャンプでは現役エンジニアであるメンターに週2回ビデオチャットで直接質問ができたりして、サポートが充実しています。
◆6.ITブートキャンプ
学習できるコース：フロントエンドエンジニアコース、Webデザインコース、Wordpressコースなど（オンライン受講が可能なのはWebデザインコースとWordpressコース）
期間：6週間～
価格：98,000円（オンライン）～
ITブートキャンプは、オンラインコースもありますが、新潟や島根、石垣島といった地方でもキャンプを開催しています。
■子供向けブートキャンプ
リクルートが毎年発表している「今後習わせたい子どもの習い事ランキング（高学年）」では、2014年から急にプログラミングがトップ10圏内にランクインしました。
お子さんにプログラミング教育を考えている方や、また最近では子供の方が親以上に興味・知識を持ってプログラミングを理解しているということも多いかと思います。
最近では子供向けブートキャンプも小学生～中高生向けまで幅広い内容のものが増えています。
『ケイコとマナブ.net』サービス終了のお知らせ｜【ケイコとマナブ】習い事・趣味・お稽古の検索予約サイト
◆7.Life is Tech !
学習分野：iPhoneアプリ開発コース、Androidアプリ開発コース、Webプログラミングコース等
期間：4週間～
価格：56,200円～
Life is Tech!は、春休み中に開催されるキャンプや習い事として通えるスクール、自宅で受講できるオンラインコースまでが揃っています。
◆8.Teck Kids CAMP
学習分野：iPhoneアプリ開発コース、Webアプリ開発コース等
期間：3日間～
価格：42,000円～
Tech Kids CAMPは、東京・横浜・名古屋・京都・大阪・奈良・福岡・沖縄で開催される、サイバーエージェントが手掛ける小学生のためのプログラミング入門キャンプです。
■まとめ
プログラミングブートキャンプの魅力は、「短期間に集中して一気に効率よく勉強できる」「教えてくれる人が近くにいる（オンラインの場合はチャット等で相談できる）ので、わからない部分をすぐに解決できる」といった点にあると思います。
もちろんプログラミングは独学でも学習できるものですが、「一人だと効率が悪いし、いつかやろうと思ってつい後回しにしてしまう……」「コストかかってもいいから誰かに教わりたい！」という方は、ブートキャンプに参加してみるのもよいと思います。
「そうは言ってもブートキャンプに参加できるようなまとまった時間がない」「プログラミングスキルを身につけたいけどあまり費用はかけたくない」というような方は、1回3分の動画学習から無料で始められるプログラミング学習コンテンツ「パイザ・ラーニング」がお勧めです。
「paizaラーニング」では、未経験者でもブラウザさえあれば、今すぐプログラミングの基礎が動画で学べるレッスンを多数公開しております。
そして、paizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。
スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
