こんにちは、谷口です。
新型コロナウイルスの影響で、業界問わず倒産や事業縮小、リストラや希望退職の募集、内定取り消しといったニュースを目にすることが増えてきましたね。
エンジニアは働き方がリモートになったものの、業務量は変わらず「IT業界はあまり影響を受けていないのでは?」と感じている方もいるのではないでしょうか。しかし転職市場を見ていると、残念ながらIT業界もコロナの影響を受け、エンジニアの募集求人にも変化が現れています。
今回は、最近のエンジニアの転職市場と、今後求められるスキル要件について考えていきます。
これから転職活動を始める予定のエンジニアの方の参考になればと思います。
エンジニアの転職市場と求められるスキルについて
下の記事でも、「4月以降は未経験歓迎の求人が減っている」という話が出ていますが、これはIT業界でも例外ではありません。特に最近は、育成目的での未経験者や若手の採用数を減らし、採用するとしても中途経験者に絞るという企業が増えてきています。
IT系はリモートワークをしやすい業界ではありますが、まだまだリモートでの満足な研修、教育制度が整っていない企業も多いのが現実です。また、多くの企業で利益が下がっている今、採用においても即戦力ポジションの需要が高まっています。
転職市場もコロナの影響を受けている今、以前のような「IT業界は人手不足だから、誰でも採用してくれるだろう」と考えていると、思ったより大変な転職活動になってしまうかもしれません。
実際に、企業の採用担当者の方から「今までは可能性がありそうな人はとりあえず面接で通過させていたが、最近は面接でひっかかるところがある人、活躍してくれるイメージがわきにくい人はすぐに落としている」と言われることもあります。
もちろん、十分な経験とスキルがある人であれば、企業からもほしがられて、好きな企業を選び放題…という状況は変わりません。
ただ一方で、スキルに不足がある人、ポテンシャル枠で売り込みたい人にとっては
- 採用数の減少
- 採用するとしても即戦力
という企業が増えている影響で、転職活動が難航する可能性もあります。コロナもなかなか落ち着く気配がなく、この風潮はまだ変わらないでしょう。
加えて、最近は「プログラミングがちょっとできる」レベルの人は、エンジニア以外の職種からもどんどん増えています。プログラミングの学習サービスやスクールも増加し、プログラミングを学ぶハードルは下がっていますし、義務教育過程にもプログラミングが追加されましたよね。こうなってくると、「プログラミングがちょっとできる」人は飽和し、企業もそのレベルの人をわざわざ採用しようとはなりません。
今、転職したい人は何をすればいいのか
スキルの棚卸し
これから転職を目指すのであれば、「自分がこのコロナ禍にあっても採用すべきエンジニアであること」をアピールするのが重要になってきます。
リモートワークでよりアウトプットを重視される時代になっているからこそ、
- 自分のスキルや経験を棚卸ししたエピソード
- スキルがわかるポートフォリオやGitHub
などのアウトプットを選考中に提出できるとよいでしょう。
また、リモートでも動ける即戦力であること、この記事にあるスキルをアピールできるような経験談や考えを整理しておけるとよいでしょう。
paiza.hatenablog.com
スキルを高める習慣づけ
コロナの影響を多大に受けている世の中ですが、もしコロナがおさまっても、そしてこれから世の中がどう変わっていっても、エンジニアにとって大切なのは「個人の能力を高める習慣を身につけておく」ことです。
エンジニアの場合は、プログラミングができることに加えて、専門領域に進むとか、組織づくりに取り組む、先に貼った記事のスキルを伸ばすなど、いろいろのびしろはあるはずです。
こんなに長い間、コロナに生活を脅かされるとは誰も予想していなかったですよね。今後も、世の中は予想できない方向に進んでいくでしょう。
そんな中で自分を助けてくれるのは、やはり習慣を身につけることなのだと思います。そうやってキャッチアップをしたり、汎用的なスキルや付加価値をいつでも磨いておけたら、自分の市場価値も上がり、いつだって好きな転職先が選べるはずです。
逆に、汎用的なスキルがない、自社でしか通用しない状態のまま年次を重ねてしまうと、いざ転職しようと踏み出したときには、自分のエンジニアとしての市場価値は暴落しているかもしれません。
早めに自分が武器とするものを見つけ、「どこでバリューを出していくか」を考えておくのが重要なのだと思います。
まとめ
今は飲食やアパレル、小売やイベント系の企業がコロナの影響を大きく受けていますが、IT業界にいる私たちも決して安泰とは言えません。
急な事態に備えるためには、「汎用的なスキルを磨き」つつ、「自分の今後のキャリアについて考えてみる」必要があります。
コロナに限らず、何かあったときにエンジニアを救ってくれるのは、ほかでもない自分のスキルです。最近家ですごす時間が増えた人は、転職活動にしろ新たな分野の勉強にしろ、この機会に興味のある分野へ手を広げてみてもよいかもしれません。
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