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エンジニアがベテランになっても開発で活躍するにはどうすべきか

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Photo by ThoroughlyReviewed
f:id:paiza:20140916135428p:plainこんにちは。谷口です。

以前は「35歳定年説」などという言葉もありましたが、今や死語とも言えるのではないでしょうか。

最近は30代、40代となってもエンジニアとして活躍されている方はめずらしくありません。30代以降から周辺領域の仕事や未経験からエンジニアへの転職をされる方も増えてきました。

ただ、これはエンジニアに限った話ではありませんが、年齢を重ねていくと誰しも若い頃とは同じようにいかない場面も出てきます。

年齢を重ねたエンジニアの方の中には「今後もエンジニアを続けたい」と思う一方、体力や集中力、新しい知識へのアンテナが働かなくなってきたことに悩んだり、下の世代の優秀さに焦りを感じたり…とさまざまな悩みを抱えている人も多いでしょう。

実際、paiza転職でもそういったご相談を受けることがよくあります。

今回は、30代後半・40代以降のエンジニアの方に向けて、今後もエンジニアとして活躍していくために何が必要なのかを考えてみました。

上記の年齢に差し掛かかりつつ、今後もエンジニアを続けたいけど、このままでいいのかもやもやするときがある…という方の参考になればと思います。

年齢を重ねてもエンジニアを続けていくために

自分の衰えを認める

エンジニアに限らず、今後のキャリアを考える上で、自分の強みやスキルについて把握しておくのは非常に重要です。

それと同時に、「以前はできていたけど、最近できなくなってきたこと」を把握し、認めることも大切です。

体力や集中力、吸収力や新しい技術へのアンテナなどは、若い世代のほうがすぐれている場合が多いです。少なくとも、若い頃の自分よりも伸びているケースはほとんどないでしょう。

自分の衰えを認めていない、年をとった自覚がない、同世代が衰えていても自分だけは例外だと思っている人は、自分を客観視できていないのではないでしょうか。残念ですが、人は例外なく衰えます。

もちろん経験や知識など、ベテランにしかないものもあります。自分を客観視した上で、自分の強みがどこで必要とされているのか、今後は何で勝負していくかをかんがえていきましょう。

若い世代の人たちからも学ぶ

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前述の通り、エンジニアの仕事を続けていると、若い世代にかなわない場面も出てくるでしょう。

そんなときは、素直に若いエンジニアに質問や相談をできるかどうかが重要になってきます。

若い人を頼る。簡単に思えますが、実際は余計なプライドが邪魔をして、若者に教えを乞えない人も少なくありません。

ただ、年齢を重ねても知識欲が強く好奇心旺盛な人ほど、余計なことをかんがえず、若い世代の人にも積極的に質問や相談をしているケースが多いようです。

自分の好みではない技術に難癖をつけたり、自分が使える技術や経験の範囲でできることを優先したがる人もいますが、今後も新しい技術や優秀な若手はどんどん出てきます。

年齢や経験は関係なく、自分より知識がある人に質問をして、教えてもらうのはおかしいことではありません。

体調管理に気をつける

体調管理を徹底し続けている人を除いて、30代後半ともなってくると、もう20代前半のような体力はありません。

以前は徹夜しても平気だったのに、最近は少し無理をすると後日まで引きずってしまうという人も多いですよね、健康診断の結果が芳しくない人もいるかと思います。

無理をすると体にひびくのはもちろん、仕事への集中力や質も落ちてしまいます。チーム開発をしているのであれば、無理をしたせいで仕事に穴を開けてしまうわけにはいきません。

スキルとともに、心身の健康を保つのも、長くエンジニアを続ける上でとても重要です。

ひとつの領域にこだわらず、強みを増やす

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若さが武器にできなくなってくると、そのかわりに積み重ねてきた知識や経験が武器になってきます。

ただ、ずっと自分の得意な領域にい続けると、自分ができる範囲を広げる機会を失ってしまいます。

特に同じ仕事を長く続けていると、よくも悪くも慣れが出てきます。新たな挑戦や勉強をしなくても仕事が回っていくと、それ以外の分野に目が向かなくなってしまいます。

今後転職を考えている人の場合、「ずっと同じ仕事をしていてこれしかわからない、最近新しく始めたものは特にない」といった感じだと、採用する側に「転職先で新しい仕事に挑戦するのも難しいのでは」と思われてしまいます。

ふだんから自分の領域が広がる挑戦をしていること、できればそれらをアウトプットしておくと、転職でも有利になります。

また、ベテランの方が面接で落とされるとき、企業側から言われがちなのが「年齢の割にキャリアに対する考えが浅い」ということです。

ふだんから自分のキャリアについて考えたり、手元の仕事にも目的意識を持って取り組んでいると、転職に踏み切った際も「現職でこういうキャリアを積み、この分野の経験も積んでから、その経験を活かせる転職をしようと考えていた」といったことが整理して話せるようになります。

まとめ

最近はエンジニア経験を積んだ上で、マネジメントや採用、経営などの方面にキャリアを転向する方も増えています。それもひとつのキャリアの道ですし、その場合は上記に当てはまらないこともあるかと思います。

ただ、今後も技術者として活躍していきたい人の場合は、上記の項目を見直してみるとよいでしょう。

何も考えず、最低限目の前の仕事をこなすだけでも日々は過ぎていきます。だからこそ、経験が増えてきた人にとって、「自分で考え、疑問を持つことをやめない」のがとても重要なのだと思います。

この記事を読んで「自分には関係ない」と思った若いエンジニアの方も、いずれは30代、40代と年を重ねていきます。今のうちから「自分が今後どうなりたいか」を考えながらふだんの業務に取り組んでいくと、今後のキャリアを考えるときにあわてずに済むはずです。


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