paiza開発日誌

IT/Webエンジニア向け総合求人・学習サービス「paiza」の開発者が、プログラミングやITエンジニアの転職などについて書いています。

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ITエンジニア向け総合求人・学習サービス「paiza」の開発者が、プログラミングやITエンジニアの転職などについて書いています。

30代後半から40代で転職に失敗するエンジニアがやりがちな勘違いとその対策

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f:id:paiza:20180910132940p:plainこんにちは。倉内です。

30代も半ばを過ぎると、これまで培ってきたスキルや経験で日々の仕事をある程度こなせるようになり、エンジニアといってもチームや組織をマネジメントする役割につく方も多いでしょう。

そんな中で現状になんとなく閉塞感がある、年次が上がるにつれてやりたいことができなくなってきてつまらない…と感じるようになったり、環境を変えてもっと年収を上げたい・キャリアアップしたいといった理由で転職を考える方もいらっしゃると思います。

一般的に年齢が上がるにつれ、転職の難度も上がりますが、エンジニアは専門職であり自身のスキルで仕事に就くことができるため年齢に左右されづらい面があります。

ただ、特に若いうちに転職経験がある方に多いのが、20代前半と同じような気持ちと準備で転職活動に臨んでしまいうまくいかず悩むというものです。

今回は、採用企業側の声も紹介しながら、30代後半から40代で転職に失敗する人がやりがちな勘違いと、成功させるためにどうすればいいかの対策をお伝えしたいと思います。

エンジニア採用企業の本音

typeが2021年2月に公開した、企業向けアンケート調査(52社(IT・通信 / インターネット・広告・メディア 業界が対象))の結果から採用状況や企業の本音を見ていきます。

(参考)【2021年2月】ITエンジニア採用のための最新動向情報!企業の採用状況・求人倍率・転職者の応募状況まとめ

なお、調査時期より現在のほうが転職市場はやや回復傾向にあるため、少し厳しめの回答と思っていただいてもよいかもしれません。

採用状況について

現在採用している職種として、9割の企業が「エンジニア 経験者」を挙げました。「エンジニア 未経験者」が24.4%であることを思うと、経験者が企業から求められているのは間違いありません。


(出典)type「IT業界における各企業の中途採用状況調査

同様に採用しているポジションでは、もっとも回答が多かったのは「メンバークラス(中堅)」でした。


(出典)type「IT業界における各企業の中途採用状況調査

このことから、企業としては若手や未経験者を育成する余裕はそれほどなく、即戦力となりうる中堅の経験者が欲しい傾向にあることが分かります。

また、メンバークラスより下がるものの課長クラスを求めている企業も4割程度います。

つづいて利用している採用手法について見てみます。


(出典)type「IT業界における各企業の中途採用状況調査

エンジニア経験者の転職はリファラルが多いイメージがあると思いますが、多くの企業は求人サイトを利用してエンジニアを採用しています。あくまでリファラル等の手段は求人サイトとの併用という位置づけのようです。

最後に中途採用にあたって企業がどんな課題を抱えているかを見てみましょう。

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(出典)type「IT業界における各企業の中途採用状況調査

もっとも多かったのは「応募は集まるがターゲット人材からの応募獲得に苦戦し、書類通過率が悪い」と答えた企業で、65.9%にのぼりました。

これは裏を返せば書類選考で落ちている人が多いとも言えます。原因については以降で考えてみることにします。

コロナ前後での中途採用の変化

同調査では、コロナ前後で中途採用がどのように変化したかについても企業から回答を得ています。

6割以上の企業が採用に「変化なし」と答えており、エンジニアの転職市場においてはそれほど大きく状況が悪化したと悲観しなくてもよさそうです。ただし、採用の基準を以前より厳しくしている企業があることは確かです。

また、「採用が難しいと感じている」と答えた22%の企業の意見で特に注目したいのは

  • 未経験者や年齢が高い人の応募が多い
  • 社内の採用条件が高くなり転職市場と相場が合わなくなった(母集団の不足・ターゲットの年収高)

この2点です。当然、30代後半~40代は若手に比べると給与が高いため企業は採用に慎重になります。

よって志望度が高い企業に「それでもうちに欲しい!」と思われるためにはどんな転職活動をすべきか考えてから挑む必要があります。

40代前後の転職でよくある3つの勘違いとその対策

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1.企業側が求める人材を理解できていない

冒頭でも書いたとおり、一般的に20代より30代、そして40代と年齢が上がるにつれて求人数は減り、転職の難度は上がります。

そのため一部のどこにいても声がかかるような実績も技術力も並外れた人は別にして、給与や待遇を転職で上げようと思ってもそう簡単にはいきません。

それは企業が求める人材(の持つスキルや経験)が年代によって異なり、年齢が高いほど求めるレベルも高くなるからです。とはいえ、エンジニアという職種に限ってみれば、30代後半~40代でも求人は十分ありますし転職でキャリアアップしていく人たちもたくさんいます。

ただし、いくらエンジニア採用をしている企業が多いといっても、「この年齢でこのくらいの人を取るなら若手(≒比較的給与が低い人、将来のポテンシャルがある人)を採るかな…」と思われるようでは転職活動は厳しい戦いになります。

対策:企業が40代前後の人材に何を期待しているか知る

まずやるべきは、「30代後半~40代あたりで転職をしてくる人に企業は何を期待しているのか?」を正しく把握することです。

この年齢だと、メンバークラスの経験のみではなく、マネジメント経験や技術的にスペシャリストとして秀でているところがあるなど、そういったプラスアルファ的な部分を企業は求めています。

もちろんそういった部分に自信がなくても初めから企業選びを妥協する必要はありませんが、場合によっては「やりたいことのために年収を(一時的に)下げる」「環境を変えることを優先し条件を緩くする」という考え方も必要になってくるかもしれません。

2.転職準備にかける時間が圧倒的に足りていない

20代前半に転職活動を経験している人に多いのが、若いころの記憶から「落ちても求人は次々あったし、これまでの実績よりもこれからに期待して採用してもらえるからなんとかなる」と思い込むことです。

そのことが頭にあるせいで、年次を重ねた今でも行きあたりばったりの転職活動をしてもったいない落選をしてしまう人は案外多くいらっしゃいます。しかもいきなり本命を受けてそうなってしまうと、早々に転職活動のモチベーションも下がってしまいます。

書類選考や面接に落ちても何が悪かったのか振り返らなかったり、面接の練習をせず定番質問への回答も用意していなかったり…うまくいかないのは当然です。

対策:時間をかけて勝つための準備をする

とにかく準備をおろそかにしないことです。この年代で希望通りの転職を実現させるには「勝つための準備」が必要になります。

書類(特に職務経歴書)をしっかり書いて、面接は回答を練り受け答えのシミュレーションをしましょう。そして、転職活動を始めてすぐに本命企業を受けるのではなく、いくつか候補を挙げて選考に臨み面接の経験値を上げておくことも大切です。

以下の記事に、書類の書き方や面接対策に役立つ記事をまとめてありますので参考にしてみてください。

paiza.hatenablog.com

現在の環境がつらいなどの理由で転職を考えていると、数ヶ月以内に決めたいと思うかもしれませんが30代後半~40代の転職で焦りは禁物です。場合によっては、次の転職はかなり難しくなる可能性もあるため、今回の転職を大切にしましょう。

なお、40代で初めて転職をする方が考えておくべきことは以下の記事でも紹介しています。

paiza.hatenablog.com

3.選考で年齢相応の実績アピールができていない

これまでの話ともつながっていますが、この年代は選考で自己PRやポテンシャルを伝えてもあまり意味がありません。

企業側がベテランのエンジニア経験者に求めているのは、「これまで何をしてきたか」と「うちに転職したら何ができるか・どう貢献してくれるか」です。

また、企業側は若い人より年齢の高い人(≒給与の高い人)の採用、それもリファラルでなく求人応募で採用するときはより慎重になります。そのためたとえ年齢に見合った実績や高いスキルを持っていたとしても、それらを選考で伝えられなければ採用には至りません。

対策:課題解決のプロセスも含め実績として伝える

伝えるべきなのは「これだけの実績があって、こんな成果を出してきた」「だから入社後はこういった形で貢献ができます」ということです。これを具体的かつプロセスまで伝わるよう整理しましょう。

具体的には、まずこれまで携わったプロジェクトや開発したサービスについて棚卸ししておきます。そして自分がエンジニアとして何を課題と設定し、どう取り組み、どんな結果を出したかを筋道を立てて話せるようにします。

ただ、スキルセットが異なる環境にチャレンジする場合は、年齢で柔軟性やキャッチアップに難がありそうだと思われないように多少工夫する必要があるかもしれません。

この年代に求められる貢献とは、ビジネス・事業への貢献、つまりエンジニアとして働く上で会社にどのような利益をもたらすことができるかです。

メンバークラスの若手であれば、与えられた仕事を効率よくこなす、よいサービスを作るといったところまででよいかもしれませんが、さらにそれが会社の利益につながるかどうかまで(可能であれば実績として自身が携わった案件の具体的な利益まで)示すことが求められる可能性が高いと言えます。

まとめ

ここまで30代後半~40代の転職活動で勘違いしやすい点とその対策についてお伝えしてきました。

エンジニアは30代後半にもなるとリファラルで転職をする人も多く、転職サイトなどを使った転職はハードルが高く感じたり希望の転職がかなわないと思うかもしれません。

しかし転職活動において、しっかりと準備をし、これまでのエンジニアとしての経験を生かせれば納得のいく転職をすることは可能です。

もし通常の転職サービスでは技術力や実績をアピールしづらいと感じた方にはエンジニア専門の転職サービスをおすすめします。

paiza転職はプログラミングスキルを測るスキルチェックを受けることで、S・A・B・C・D・Eの6段階のランクに応じた求人に応募ができます。また、さまざまな開発周りの経験やスキルをアピールできるプロフィール項目が充実しており、しっかりプロフィールを埋めておけばスカウトを受け取ることもできます。

「とにかく技術志向の人」という求人だけではなく、PMやCTOといったポジションの募集、「サービス企画でアイデアを出せる人」「マネジメント経験がある人」「チーム開発を円滑に進めていける人」などを募集要件に掲げているものもあります。

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