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ディレクターがエンジニアとスムーズに仕事をするための心得とは

私はpaiza転職で、エンジニアを目指す方の転職活動やエンジニアを採用したい企業の採用活動をお手伝いしつつ、Webメディア「Tech Team Journal」(TTJ)の運用にも携わっています。

今回は、TTJで見つけたWebディレクターの方に役立つ記事をご紹介します。

ばんかさんのこちらの記事です。
ttj.paiza.jp

ディレクターの仕事をスムーズに進めるにはどのようなスキルや取り組みが必要なのでしょうか。

また、エンジニアとの仕事をスムーズに進めるにはどうすればよいのでしょうか。

今回は、こちらの記事を抜粋してご紹介します。

常に一定のパフォーマンスを維持し続けられる自己管理能力

ばんかさんは、ディレクターにとって一番大切なのは「常に一定のパフォーマンスを維持し続けられる自己管理能力」と言います。

Webディレクターの仕事は、プロジェクトがスムーズに進行するように管理調整することです。それだけではありませんが、進行管理は大きな役割のひとつです。

理想的なプロジェクトの進め方は、急発進や急ブレーキを繰り返すものではなく、あらかじめ整えたスケジュールに沿って一定の流れで進んでいくこと。

(中略)

そのためディレクターがいなくなってしまえば、プロジェクト全体の進行に影響が出てしまいます。

ではディレクターのパフォーマンスがとにかく高ければよいかというと、そういうわけでもありません。

「今日は調子がよくて、仕事がとても捗る。ワイヤーフレームをバリバリに書けた!」という日があったとしても、うれしいのはディレクター本人だけで、プロジェクト全体からみるとそこまでよい状況とはいえません。

Webディレクターの仕事は、基本的に自分だけで完結しないものばかり。作ったワイヤーフレームは、クライアントの確認や、デザイナーへの引き渡しが必要です。
言い方を悪くすれば、ディレクターが頑張った分だけ、誰かがそのしわ寄せにあうのです。

大量のタスクが個人に集中しても処理が追いつきません。個々人でさばける仕事量は限られているのですから、案件が早く進むわけでも、スケジュールを巻き取れるわけでもないんです。

というわけであくまで、ディレクターは一定のパフォーマンスで保つことが大切なのです。

またばんかさんは、ディレクターが一定のパフォーマンスを保つのに必要なのは心身の健康だとされています。

心も体も、常に健康を維持し続けられること。何か調子が悪いときはいち早く察知して、適切に対処できること。こうした「自己の健康マネジメント」こそが、Webディレクターでもっとも重要なスキルだと思います。

ディレクターがエンジニアと仕事をする際の心得とは

ディレクションやマネージメントなどをしていると、エンジニアとのコミュニケーションが頻繁に発生するかと思います。

実際にそういった仕事をされていて、コミュニケーションの難しさやギャップを感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。

以下は、paizaのディレクターにヒアリングしてわかったエンジニアとの仕事をスムーズに進めるための心得です。

簡単にできると思って依頼しない&前提情報を共有する

たとえば「ここの色を変えて」「ボタンを1つ増やして」といった一見簡単そうに見える依頼でも、まったく簡単でないケースは多々あります。加えて前提情報が足りない状態では、簡単に「できる」と言えない場合もあります。

修正や作業などが発生する場合、背景にある目的や意図、数値などの情報もお伝えするとよいでしょう。たとえば「企画部的にははこのような目的を実現したいんですけど、どうでしょう」と聞けば、「ぜひやりましょう」とならない場合でも「それは難しいけど、そういった目的ならこのような施策はどうですか?」と代替案を提案してもらえるかもしれません。

だからと言って非エンジニア側がへりくだりすぎるのもよくない

事業のメインがWebサービスである以上、エンジニアがいないと何もつくれません。それは当然ですが、デザイナーがいないとデザインができませんし、企画する人がいないと企画ができませんし、営業がいないとお客様を増やせません。仕事をする上ではみな対等ですし、ここにいる必要があるからここにいるわけです。

誰かが圧倒的に強い、誰かはいつも下手に出る…といった構造ができてしまうと、結果として組織における信頼性や心理的安全性に傷がついてしまいます。

同じ組織にいる人たちはみんな「サービスをよくしていきましょう」と、同じ目的を持って集まっているはずなですよね。その目的に向かうための建設的な議論は必須であり、避けては通れません。

依頼内容は細かく、わかる範囲の情報は明記する

たとえばレビューや仕様チェックを依頼したいときには「どのような観点で見てほしいのか」について、わかる限りの前提条件や制約条件を提示して依頼します。

レイアウト変更によるUI/UX損失について見てほしいのか、追加機能発生による連携機能への影響を重視してほしいのか、もしくはただひたすらにユーザーとしての意見を言ってほしいのか(paizaだとサービスのメインユーザーもITエンジニアなので、よくあります)。これがわからないと、見たり指摘したりするポイントがズレてしまいます。

また、事前に「ここはこのような狙いがあってこの構造にしているんですけど、さらによさそうなパターンがあったら教えてください」「ここはどうするとよくなるのかわからないので、助けてくれるとうれしいです」といったこともお伝えします。

まとめ

ディレクターやPMは、広くプロジェクトやチーム全体を見渡す必要があります。一方でエンジニアは「これをどうやってつくるか」を集中して考える仕事が多いため、それぞれ見るポイントが異なります。そのため、コミュニケーションにおいてギャップが生じる場面もあるでしょう。

ただ前述の通り、チームの人たちは基本的に「ユーザーによいサービスを提供したい」という同じ目的を持って集まっているはずです。

ばんかさんはディレクターの仕事について、最後に

自分ひとりで抱え込まないのも重要です。Webディレクターは独りで仕事をしているわけではありません。

クライアントも含め、同じ目的やゴールを達成しようと努力するチームであり、そこには仲間がいます。抱えきれないものがあれば、それを素直に相談できる相手がいることを忘れないでください。

と締めています。

プロジェクトや企画の中ではどのメンバーの仕事も密接に関連しているはずです。「ここは自分の仕事だけどほかの部分は知りません」などど分断してしまうのではなく、いい意味でお互いを巻き込み合える状態のほうが、スムーズに進められるかと思います。

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(文:谷口智香)





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