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エンジニアの面接で必ず聞かれる退職理由・転職理由の考え方

私はpaiza転職で、エンジニアを目指す方の転職活動をお手伝いしつつ、Webメディア「Tech Team Journal」(TTJ)の運用にも携わっています。

今回は、TTJで見つけたエンジニアの転職に役立つ記事をご紹介します。

工藤広伸さんのこちらの記事です。
ttj.paiza.jp

退職したいエンジニアをときに悩ませるのが、退職理由・転職理由です。

できれば波風を立てずに退職したい……。そのようなときはつい「親が倒れた」などとウソをついてしまいそうになりますが、それは非常に危険です。

なぜ「親が倒れた」という理由で退職をしてはいけないのでしょうか。そして、面接で必ず聞かれる退職理由や転職理由はどのように考えたらよいのでしょうか。

今回は、こちらの記事を抜粋してご紹介します。

退職理由に使われがちな「親が倒れた」

どのような会社や上司でも、「親が倒れた」と言われてしまったら「それでもこの仕事を続けてくれ」とはならないでしょう。

また、面接で退職理由として答えた場合も「大変でしたね」と言われ、正当な理由として認められるでしょう。

さらに自分のキャリアにも、傷がつきません。カットオーバー寸前でプロジェクトを投げ出したとしても、親が倒れたのならやむをえないと判断されます。最後まで仕事をやり遂げられない人という、ネガティブな評価にはなりません。

働いていた会社や上司、次の転職先、そして自分のキャリアと、すべてに対して丸く収められる退職理由が、「親が倒れた」なのです。

工藤さんの言う通り、一見すべてを丸く収めるために、とりあえず「親が倒れた」ことにしてしまう人もいるかもしれません。

「親が倒れた」というウソの危険性

しかし実際のところ、人事担当者は介護の制度に関する知識が豊富なため、安易なウソはすぐにバレてしまうと思っておいたほうがいいでしょう。

「地域包括支援センターへ、相談に行ってみましたか?」

(中略)

親が倒れたり、介護が必要になったりしたときに、65歳以上の人とその家族が無料で利用できる公的な相談窓口が、地域包括支援センター(通称、包括)です。

「お母さまの要介護度は、いくつですか?」

親の介護が必要になって、ヘルパーやデイサービスなどの介護保険サービスを利用したり、介護施設に預けたりする場合、要介護認定を受けることになります。

実際に家族の介護が必要な社員を受け入れる場合、リモートワークや時短勤務の対応、公的制度の活用など、会社側にもさまざまな対応が必要となるかもしれません。

だからこそ面接官や人事担当者は、詳しい質問をする必要があるのです。そこでうまく答えられなかったり、しどろもどろになったりしてしまうと、「ウソの退職理由だったんだな」とバレてしまうでしょう。

なぜ企業が退職理由・転職理由を聞くのか

では、面接でよく聞かれる退職理由・転職理由についてはどのように考えたらよいのでしょうか。

企業が面接で退職理由・転職理由を聞くのは、応募者とのミスマッチを防ぐためです。

応募者は前職や現職になんらかの不満やギャップを感じて「今とは違う仕事がしたい」と思って転職活動をしているはずです。となると企業側も、自社でその人の不満やギャップが解消される仕事を提供できるかどうかを考える必要があります。採用したもののミスマッチや早期退職につながってしまっては、意味がないからです。

退職理由・転職理由の考え方

退職理由・転職理由については、現職で感じた課題感やギャップから考えていきましょう。

基本的には
仕事に対する希望ややりたいことがある→現職ではそれがかなわない→だから希望がかなう仕事に転職したい
という流れで考えると、説得力のある転職理由ができます。

たとえば、仕事内容に不満はなかったけど「体力的につらい」「残業が多すぎる」「リモートしたい」という理由で退職をしてしまったという場合も
「現職は残業が多すぎて体力的につらい→でも開発業務自体は好きだから続けたい→これまでの経験や知識を活かせる落ち着いた環境で働きたい」
と考えていけば、不満だけでなく「これからどのような環境でどのような仕事がしたいか」も加えた転職理由にできます。

また、最近は「会社の経営が傾いて退職せざるを得なかった」というケースもあるかもしれません。この場合も転職理由は「現職の会社が傾いてきたから」だけで終わらせず
「現職の経営が悪化してきた→将来性のある企業に転職して、開発の仕事を続けたい→自分なりに調べてみて、この分野は将来性がありそうだと感じた」
とすれば、同様に退職理由だけで終わらない転職理由にできます。

退職理由・転職理由を考える際に、「なぜ辞めたか」だけにフォーカスしてしまう人は少なくありません。しかし、そこで立ち止まらずに「次にどのような転職がしたいのか」までを考えてみましょう。

まとめ

工藤さんは、最後に

会社やプロジェクトメンバー、自分自身も守れる退職理由「親が倒れる」は、最強と思うかもしれません。しかしキャリアアップのために入りたかった会社への転職のチャンスを、小さなウソで失ってしまう可能性もあるので、注意してください。

と締めています。

たしかに、ウソがバレるとどのような会社でもそこで選考がストップしてしまうでしょう。

退職理由・転職理由を考える際は、「なぜ退職したのたか」だけにフォーカスするのではなく「次はどのような仕事がしたいのか」を考えてみるのがよいかと思います。


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(文:谷口智香)





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