Photo by Kel Lovett
こんにちは、谷口です。
10月に入り、2016年卒業予定者の新卒採用選考も、大詰めです。多くの企業で内定式が実施された一方で、まだ内定がないという方もたくさんいらっしゃると思います。
以前も少しご紹介しましたが、就職活動がうまくいかない大学生が精神的に追い詰められて死を選ぶ「就活自殺」は、平成19年〜平成25年までの7年間で218人に上りました。
ここで集計されている自殺件数も、恐らくは様々な要因がもととなり、一概に就活だけが原因であると言い切れない場合も多いかと思います。しかし、自分なりに頑張っているのにいつまでたっても内定がとれない、就活を終わらせることができない……と精神的に追い詰められてしまう気持ちは、かつて就活を経験した者として(そして就活で苦労した者として)非常によく分かります。
でも、今年の就活はまだまだ終わってしまったわけではありません。今からでも内定を獲得することはできますし、改めて就活対策を講じることもできますので、「自分は就活に失敗した」等と思わず、どうか気を落とさないでください。
今回は、現時点の内定率と、内定を獲得できていない方に向けて、まだ2016年新卒者の採用活動を実施している企業をご紹介したいと思います。
■就活開始時期の後ろ倒しがもたらしたこと
リクルートキャリアの調査によると、2016年卒業予定の大学生の就職内定率は、9月1日時点で78.1%となりました。
2015年同月の83.4%に比べると5.3ポイント低いですが、2014年同月の内定率を上回っており、2014年と2015年の中間に位置するので、現時点で内定を取得している学生の割合は、ほぼ例年通りと言えるでしょう。
例年通りということは、多くの企業において、採用活動は問題なく進んだということなのでしょうか?
「2015年9月1日時点 就職内定状況(2016年卒)」[確報版]~【「就職活動・内定状況」と「就職活動に対する心情」について】発表!~ | 株式会社リクルートキャリア
■内定式を10月に開催できない
実は、HR総研の8月の調査によって、10月1日に内定式を開催できない企業が続出したことがわかっています。
これまで多くの企業で、内定式は10月1日というのが通例でしたが、今年は多くの企業で予定通りの採用が進まず、内定式の日程を延期もしくは中止しなければならないという事態に陥ってしまいました。
内定式の予定を「10月1日」と回答していた大手企業は、昨年12月の調査では70%でしたが、今年8月の調査では実に55%にまで減少しました。さらに、内定式の予定を「未定」または「しない」と回答した大企業は、2割近くにのぼりました。
■内定辞退に悩む中小企業に目を向ける
また、大手企業の多くは、経団連の指針どおりに8月からの採用活動を開始し、学生に内定を出すようになりました。その結果、就活生の中には、大手の内定を受諾し、それまでに獲得していた中小企業の内定を辞退するという人も多く発生したため、中小企業の中には「予定通りに新卒者を採用できない」という企業もあります。
今の時期、そうした経緯のもとに、2016年卒の採用活動を再開している企業も増えてきています。
ですので、まだ内定がないという皆さんも諦めるには早いです。
また、早めに選考を始めていても、あえて後半に採用枠を残している企業もあります。さらに、あまり学生の方にはなじみがない場所であるとは思いますが、ハローワークも新卒向けの求人を出していますので、行ってみるのも一つの手です。
■これからが本番!まだまだ2016新卒採用活動を実施している企業
まだまだ2016年卒の採用活動を実施している求人や合同説明会をご紹介いたします。
※過去年度の求人情報のため現在の募集は終了しております。
paiza新卒で現在募集中の新卒向け求人はこちらをごらんください。
◆合説どっとこむ!2016
◆三菱東京UFJ銀行
◆面白法人カヤック
さらに、paiza新卒でも、まだまだ新卒採用をしたいという企業や、通年で採用活動を行っているという企業からの求人も多数掲載しております!
◆株式会社モバイルファクトリー
◆弁護士ドットコム株式会社
◆HEROZ株式会社
◆アップフロンティア株式会社
◆株式会社MUGENUP
◆アクセルマーク株式会社
◆株式会社coly
今回ご紹介しているのはごく一部ですので、よろしければぜひpaiza新卒にて求人票の詳細をご覧ください!!
■まとめ
10月に入り、友達は内定式に出席しているのに自分はなかなか内定が出ない……という状態だと、かなり精神的にもつらいかと思います。
しかし現実として、まだまだ2016卒の採用活動を積極的に行っている企業もたくさんあります。
就活中はつらいかもしれませんが、当然ながら、早く内定が出ればその後も安泰というわけではありません。内定取得時期の早い遅いは、その後の職業人生の結果に関係することではありません。
学生の皆さんの負担が少しでも減らせるよう、我々採用に関する仕事に携わる人間が慎重に考えていかなければならないことは多いと思います。
paiza新卒は、通年採用の求人、新卒・既卒を問わない求人も掲載しています。また、paiza新卒の求人は規定のスキルランクが取得できていれば、ESなしで必ず面接に進むことができます。この度paizaは、将来ITエンジニアを目指す学生さんにとって少しでも就活の助けになればという思いでpaiza新卒を始めました。
まずはスキルチェックだけ、という使い方もできます。自分のプログラミングスキルを客観的に知ることができますので、興味がある方はぜひ一度ご覧ください。
また、paiza新卒をご利用いただいている企業や、paiza新卒を使って就職に成功した方へのインタビューもございます。こちらもぜひチェックしてみてください。
詳しくはこちら