Photo by christo van gemert
こんにちは、谷口です。
今の仕事に対して「もう辞めたい!」「転職したい!」と思っている人は多いかと思います。
ただ、勢いで退職してしまい、後から「続けていればよかった…」と感じたり、転職先での仕事が始まってから「思ってたのと違う…」となってしまうのはつらいですよね。実際、退職・転職後に後悔している人は珍しくなく、少し古いですが転職会議が2016年に実施した調査によると転職者の4人に1人は転職を後悔しています。
「今の仕事を辞めて転職するか否か」は勢いで決断するべきものではありません。大して考えもせずに転職するのは、運に任せてくじを引くようなものです。
今回は、「今の仕事を辞めて転職したい…」と思い始めた人が実行に移す前にすべきことについてお話しします。これから挙げていく内容について考えてみてから、転職するかを決めましょう。
「転職したい」と思い始めた人がまずすべきこと
現状の何が問題なのか・どこが嫌なのかを書き出してみる
「転職したい」と思うのはなぜなのか、具体的に説明できますか?「仕事が思っていたのと違った…」「なんとなく嫌…」と言うだけで、問題点が明確になっていない人も少なくありません。
どんな問題も、「どこで問題が起きていて、どこにその要因があるのか」を明確にしないと、解決しようがありませんよね。
たとえば「問題は仕事内容にあるのか?具体的にどこが嫌なのか?どんな原因から起きているのか?…」といった感じで、「具体的な問題とその要因」を書き出してみましょう。
下記のような項目を自分に問いかけて考えてみてもよいですね。
- 問題は仕事内容なのか?人間関係なのか?労働環境なのか?ほかの部分にあるのか?
- 社内で解決できる方法はあるのか?この会社にいる限り解決できない問題なのか?
たとえば、配属されたプロジェクトの内容が思っていたのと違うとか、直属のリーダーとの人間関係があまりよくないなどといった場合、異動願いを出せば解決できる問題かもしれません。
使っている技術やツールが思っていたのと違う…といった場合も、話を持ちかけてみると導入が叶う可能性もあります。
- 会社を変えれば解決する問題なのか?どこへ行っても起こりがちな問題なのか?
極端な話ですが、たとえば自分がエンジニアとして圧倒的に技術不足であれば、どこへ行っても満足に仕事できませんよね。また、どこへ行ってもいつも同僚と揉め事を起こしてしまう人は、会社を変えるよりも自分の態度や仕事の進め方を変える必要があるかもしれません。
問題によっては、「そもそも転職で解決できる問題なのか?」といった観点で考えてみる必要もあります。
もし「自分の中で実現させたいアイデアがあるけど会社にいる以上実現できない」という場合は起業をしたほうがよいかもしれませんし、「労働条件が自分に合わなすぎる」という場合は、フリーランスや在宅業務を目指したほうがよいかもしれません。
このように、まずは問題を明らかにしないと解決策もわからないため、辞めたほうがいい会社なのに無理して続けてしまったり、社内で解決できる(≒実際は転職失敗ではなかった)のに退職してしまったりと、解決策を間違えてしまう可能性もあります。
転職をするにしても、問題の要因を明らかにしないまま適当に転職先を決めてしまうと、また似たような問題のある会社に入ってしまうかもしれません。
現職は次の転職のための経歴づくりとして考える
問題が明らかになってくると、同時に「どんな仕事ならよいのか」も明らかになってくるかと思います。
理想に近い転職をするには、どんな経歴や経験・スキルなどが必要となるかを一度考えてみましょう。
「今の自分ならすぐにでも理想の転職ができる!」と思えるならすぐに転職してもよいかもしれません。ただ、現職での勤続年数が短いけど転職したいという場合は、リスクになる可能性もあります。というのも、面接で応募先に「なぜそんなにすぐ転職するの?前回の転職先はちゃんと考えて選ばなかったの?(≒自分で調べたり話を聞いたりできない人なの?)」「ちょっと嫌なことがあったらうちもすぐ辞めるんじゃないの?」と思われやすいからです。
現職はあくまで「次の転職のために必要となりそうなスキルや経歴を作るための場所」と考えて、仕事に取り組んでみるのもひとつの手です。次の転職で成功できれば、現職でやってきたことは経歴作りに役立つキャリアに変わります。
心身の調子を整える
今の仕事が嫌になっている人の中には、心身ともに疲れがたまっている人も少なくありません。
そんな状態でいろいろ考えても、正常な判断をするのは難しいです。
まずは心身を健康にしましょう、人によっては筋トレや運動、好きなものを食べるなどで回復するケースもあるかと思いますが、まずはきちんと休んで寝ましょう。眠れない人は病院に行きましょう。
やむを得ない場合は休職・退職に踏み切りましょう、ていうか心身の疲弊が激しい人はこんな記事読んでないで一刻も早く休んでください。
退職・転職に踏み切る場合に必要なこと
転職活動を始める
paizaの「転職成功ガイド」では、「技術以外で失敗しないための面接対策リファレンス」も公開しています。
転職を目指すITエンジニアにとって役立つ面接アドバイスが満載ですので、転職活動の際にはぜひごらんください。
転職成功ガイドトップ | ITエンジニア専門の転職サイト【paiza転職】
- スキルチェック問題を解いて規定のランクを獲得できていれば、事前の書類選考なしで必ず面談できる
- 求人票に開発環境、仕様ツールなどの詳しい記載があり、自分が重視したい条件に合わせて応募先を選べる
- 転職活動で迷うこと・悩むことがあれば事務局の担当者に相談できる
といった特徴があり、プログラミングスキルがあれば転職活動を有利に進めることができるサービスです。
まとめ
仕事がつらい・やめたいという人は多いですよね。しかし現職にどんな嫌なところがあったとしても、違う企業に転職さえできれば問題解決になるわけではありません。
むしろ「この仕事の何に問題を感じているのか」「次はどうなりたいのか」を明らかにしておかないと、どこへ行っても同じ問題にぶつかってしまう可能性だってあります。
今まで転職について意識したことがなかった人は、まずそのあたりから考えてみるとよいかと思います。
「paizaラーニング」では、未経験者でもブラウザさえあれば、今すぐプログラミングの基礎が動画で学べるレッスンを多数公開しております。
詳しくはこちら
そしてpaizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。
スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
詳しくはこちら