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こんにちは。谷口です。
転職を考えているエンジニアの皆さん、企業情報はどうやって収集していますか?企業のWebサイトや求人情報をちょっと見るだけで終わっていませんか?
「就活生のときみたいに企業研究してる暇なんかない!」という方もいるかと思います。
ただ、企業情報を見ずに転職を決めてしまうと、入社後に初めて業績不振や吸収合併の話が出ているのを知ったり、業務内容や労働環境に不満を感じたり…などといったことも起こり得ます。
事前に情報収集ができていれば防げたはずのミスマッチに悩まされるのは避けたいですよね。
そこで今回は、転職に役立つ企業情報を収集する方法やツールについて書きます。
企業研究・情報収集の前に…
企業情報を収集する前に知っておきたいのが、上場企業と非上場企業では、開示している情報に違いがあるということです。
上場企業は会社情報の適時開示制度があるため、財務状況や事業戦略などのIR情報が開示されています。適時開示制度というのは、投資家へ適切な情報を提供するための制度です。この開示された情報は誰でも閲覧できるため、転職・就活・企業間取引などの目的でも参考にできます。
一方、上場していない中小企業やスタートアップは、制度がないためそういった情報が集めづらい傾向にはあります。ただ、最近はカジュアル面談などを実施して、役員や現場の人間に直接話が聞ける場が多く設けられています。
スタートアップ企業などの場合は、そのような機会を利用して生の情報を集めるのもよいかと思います。
IR情報
IR情報とは、主に上場企業が株主や投資家に対して、財務状況や事業戦略など、投資の参考になる情報を公開したものです(有価証券報告書 - Wikipedia)。(有価証券報告書やアニュアルレポートなどがあります)
企業の経営状況・市場の環境や、競合の環境をどう捉えているか、業績のいい事業・悪い事業とそれに対しどのような対策を考えているか、今後の事業展開などが記載されています。
有価証券報告書では、社員の平均年収や平均年齢等まで知ることができます。
会社四季報・就職四季報
会社四季報には、投資家向けに上場企業の財務データ、業績予想、事業の状況等が記載されています。就職四季報は、新卒向けに試験情報、採用人数、採用実績校、初任給、昇給率、離職率、育児休暇、残業時間などがまとめられています。
これらは、もちろん中途の転職活動でも使えます。例えば、業績や社員の平均年収や平均年齢、定着率や自己資本比率等を調べたり、複数企業の情報を比較したり…といったことができます。
企業のブログ記事・SNS・インタビュー記事・発表資料など
最近はブログやツイッターを運営している企業も多いですよね。ほかにも、エンジニアがインタビューに答えている記事や勉強会のスライド資料の場合もありますので、調べて見つかったものがあれば読んでおくといいでしょう。(面接で話のネタにもできます)
カジュアル面談などで直接聞く
最近は、応募者とカジュアルに話せる機会を設けている企業がたくさんあります。誰でも参加できる勉強会やミートアップを実施したり、先に職場見学や業務の説明を行う形式の面談をしている企業も珍しくありません。
ついでに、これは私が実際に転職活動をしていたときの話になりますが…私はよく面接の日時調整等の段階で「もし可能であれば、面接の前後の時間で現場で働いてる方ともお話できればと思うのですがいかがでしょうか?」と聞いて、現場の人と話をしたり質問したりする時間を作ってもらっていました。意外とOKしてもらえますし、「忙しいので無理です」と断られたとしても、特に失礼には当たりません。
paizaでも、多くの掲載企業が、私服で行けて企業側からも事業内容や開発業務についてなどの説明が聞けるカジュアル面談を実施しています。カジュアル面談は、一方的に質問をされるだけの面接ではなく、仕事内容や将来的なキャリアパス、必要なスキルなどについて詳しく質問することもできますので、企業や求人の情報収集にも最適です。
「paizaのカジュアル面談」について詳しくはこちら
paizaの求人情報
paizaで掲載している求人情報には言語、フレームワーク、データベース、支給マシン、プロジェクト管理ツール、支給マシン、開発手法、開発内容などといった、エンジニアの知りたい情報が一般的な求人票よりもかなり詳しく記載されています。
「この企業は最新の開発環境を積極的に取り入れてるな」「開発のための設備や制度が整っていてエンジニアが大事にされてるっぽいな」といったこともわかります。
まとめ
企業情報をきちんと調べておくと、自分とどれぐらいマッチしているか、入社したらどのようなことが求められるのか、といったこともわかり、転職活動を有意義に進めるのに役立ちます。
また、paizaでは「面接で聞きそびれた」「直接だとちょっと聞きづらい」といった質問は、事務局担当者を通して聞くことができます。
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