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「このスケジュール半分にならない?」非エンジニアに言われた衝撃の一言10選

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Photo by meesh
f:id:paiza:20180910132940p:plainこんにちは。倉内です。

エンジニアの皆さんは、エンジニア以外の人ともスムーズに仕事ができていますか?

以前当ブログでもエンジニアと非エンジニアとのギャップについての記事を書いたことがあり、なかなか溝を埋めるのは大変…と感じている方も多いのではないでしょうか。

もちろん仕事を円滑に進めるためには、エンジニア以外の方々の働きや協力がなくてはならないのですが、忘れられないようなエピソードもあるので今回いくつかご紹介したいと思います。

なお、本記事の内容は前職のSIerでSEをしていた頃の経験に基づいています。

対お客様:初級編

お客様からいただいた問い合わせ電話にて

「(Webシステムに)アクセスしてもつながらない!」

話を聞いてみると…有線LANが抜けていました。

「PCに電源が入らなくてシステムが使えない!」

話を聞いてみると…電源コードが抜けていました。

「プリンターの調子が悪い」

それはプリンターメーカーに聞いてください!!


お客様の業種によってはまだまだIT化が進んでいないところもあるので、受託開発をしていると何でも屋さん化してしまうことがありました。納めたシステムの保守契約しか結んでないのですが…。

IT部門もない企業だと気持ちは分かるのでつい対応してしまいますが、有線LANと電源が抜けてるは意外によくあるのでまず最初に確認するようになりました。

「コードよく引っかけちゃうんですよ~」と言われて脱力することも。まあでもこんなのは笑い話ですね。

対お客様:中級編

「Excel出すだけなのにお金かかるんですか?」

あれこれデータを集めてきてちょっと加工してこういう帳票をExcelで出したいんですと打ち合わせで言われたので、追加開発の要望だなと思い聞いていました。

こちらが「費用の見積もりは週明けにでも…」と切り出したときにとても驚かれ、言われた一言です。Excel帳票の追加も立派な機能改修です…。

「今日中に対応できますよね」

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Picture by ITエンジニアを目指す女子高生たちの学園ライフ4コマ漫画『ぱいじょ!』

元々は障害を起こしたことが悪いのですが、原因調査前の段階からこう言われると胃が痛いです。「寝なければ今日」という謎理論も登場。

そして、この季節になると若手のときに会社行事の宿泊忘年会が開催された旅館でシステムの障害対応をしたことを思い出します。

みんながどんちゃん騒ぎしているかたわら、「なんとか今日中に…解決しなければ……」と持ち出し可の低スペックノートPCをカタカタしていました。

24時間稼働の業務システムの保守・運用を担当していると、年末年始も気が休まらないですよね。ただ、長期間完全に休むことがないので、社会復帰できないほどダラけてしまうこともありませんでした。そこはいい点かもしれません。

対お客様:上級編

「(前任者の決めた仕様は)私は認めません」

お役所は担当者が定期的にローテーションされるため、個性の強い方に当たったときに言われた言葉です。

初期導入が90年代のシステムだったのですが、「前任者含め昔に決めたことは認めない」という姿勢で、前任者と合意していた要件で完成した追加機能を納品時に拒否され、検収しないと突っぱねられました。(システムに不具合があり検収条件を満たしていないという言い分でした…)

長い付き合いのお客様だったこともあり対処に本当に困りました。

契約まわりでもかなり揉めたのですが、結局拒否られたままで暫くしてその人は異動になり、無事後任の方に検収していただけました。

社内編

「出してもらったスケジュール、半分にならない?」

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Picture by ITエンジニアを目指す女子高生たちの学園ライフ4コマ漫画『ぱいじょ!』

営業さんからもらうことが多い言葉です。シンプルですが、十分な破壊力があります。見積もりの意味とは…と空を見上げてしまいます。

例えば、既存システムの一機能のほんの一部を改修したいといった場合でも、業務システムは複雑に関連づいているので簡単にはいかないことのほうが多いです。何なら新規機能追加のほうが楽です。

もしかしたら営業さんは「このくらいの変更なら一瞬でできますよ!」とかお客様に得意げに言ってしまったのかもしれません。

「フリーアドレス化に伴いデスクトップPC・サーバーは撤去します」

少し前になりますが、やたらフリーアドレスがはやった時期がありませんでしたか?

ある日突然「フリーアドレスになるため、業務はすべて支給のノートPC(32bit・メモリ2GB・HDD10GB)でおこなうこと」という通達がありました。

上記のノートPCだと開発がままならないので、ほぼ全員開発用のそこそこスペックのいいデスクトップPC(月額払いのリース契約)で仕事をしていたので驚きました。

偉い人たちはメールとExcelとPowerPoint、あと社内システムが見られれば事足りるので現場のことは知らなかったのでしょう。

もちろん支給のノートPCで業務が回るわけもなく(開発環境もですが、お客様環境と同じ試験用物理サーバとか普通にあったので)抗議の末、机の上に置かなければOKというワケの分からないことに…。

それなりの工数をかけて全機器を移動した結果、確かに見た目はフリーアドレスっぽくなりましたが、SEは結局デスクトップPCなので1度も自席以外で仕事しませんでした

ついでに書類をしまっていたキャスター付きのキャビネットも全撤去されました。公共系のお客様を相手にしており、紙文化だったのでめちゃくちゃ困りました。

「(会社支給の)iPadの使い方が分からないんだけど」

SEにはそういったものは支給されないのに(会社携帯ガラケーでした…)何故かPCすらも要らないような偉い人には常に最新の機器が導入され、初期設定と操作説明をいつもSEに求めてきました。

会社メールをスマホやタブレットで見るための設定を自力でできた人を見たことがなかったな…。

「年末なのにまだ仕事やってんの?」

最終営業日に年始リリース機能のテストを自分と外注さんで必死にやっていたら、オフィスの端で宴会が始まって間接部門の人に言われた一言です。

「私にもその酒をよこせ…!」と言ってやりたかったですがなんとかこらえました。

年末年始に関わらずですが、長期休暇はお客様から見ると時が止まっているので、プロジェクトの遅延回復によく利用されますよね。

まとめ

今年も終わりに近づいてきたので、前職での年末の思い出なんかも振り返りながら書いてみました。

こういったことを一度も経験していないITエンジニアの皆さん、あなたの職場は非常に素晴らしいので誇りに思ってくださいね。共感してくださった方、強く生きてください。

組織で働く以上、チームや上司、社内のさまざまな部門、そしてお客様とはできればいい関係を築いて働きたいものです。

エンジニアの仕事について、特に大きな組織ではなかなか理解されづらい部分もありますが、お互いに歩み寄ることが大切だと(今になって)感じます。

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