paizaではプログラミング問題を解いて、プログラミングスキルをS・A・B・C・D・Eの6段階にランクづけするスキルチェックというサービスを提供しています。
ランクの取得はpaizaの就職・転職サービスでの求人応募につながるため、問題の解答や解説は提供していないのですが、プログラミング練習問題というコンテンツではSNS上での相談やコードの公開が可能です。
このたびその練習問題を「レベルアップ問題集」としてリニューアルし、テストケースの入力値や一部問題の解答コードを見ることができるようになりました。
画面も一新し、RPGを攻略するようなイメージで楽しく問題を解くことができます。
今回は「レベルアップ問題集」の内容を簡単にご紹介します。プログラミングを独学されている方の強い味方となると思いますのでぜひ活用してみてください!
レベルアップ問題集とは
スキルチェック本問題と同等のプログラミング問題を時間と提出回数の制限なしにチャレンジできるコンテンツです。
スキルチェック問題を普段から解いていてランクアップを目指している方の練習の場としてはもちろん、「言語の入門講座は終わったけど、もう少し基礎を定着させたい…」という方にもおすすめです。
レベルアップ問題集のページに行くには、paizaラーニングの講座一覧の「レベルアップ問題集」をクリックしてください。
もしくは、paizaラーニングトップからスキルチェックを選択し、左下にあるランク別問題の下のリンクをクリックしてください。
問題は「スキルチェック見本問題」「スキルチェック過去問題」など8つにカテゴリ分けされているのでいずれかを選択します。(内容は以降で紹介します)
レベルアップ問題集を解く
レベルアップ問題集では問題を解く言語を先に選択します。Java、PHP、Ruby、Python3、C#といった主要言語から、Swift、Kotlin、Elixirなどの言語にも対応しており28言語から選べます。(※ただし、Bランクレベルアップセットを除きます)
ここからは実際に問題を解きながら、レベルアップ問題集がスキルアップに役立つ2つのポイントをお伝えします。
まずは「スキルチェック見本問題」をPython3で解きます。下の画面イメージの「練習問題の解答状況欄」では、問題名とスキルチェックのどのランク(S~D)に相当するかを表示、すでに解答済の問題はモンスターがグレーで表示されています。
2つめの問題「足し算」の「チャレンジする」ボタンを押して問題を解答してみましょう。チケット不要と記載があるため、問題の解答にチケット(paizaラーニングの動画学習内で演習問題の模範解答を見たり、レベルアップ問題集の問題に解答したりする場合に使用するチケットです。毎日初回ログイン時に1枚付与され、6枚まで所持できます)は消費しません。
スキルチェックと同様、ブラウザ上でコードを書いて提出前の動作確認ができます。ここで問題なさそうであれば提出しましょう。なお、難しい問題では提出前動作確認だけでは不十分で、自分でテストコードを書いて確認しなければならない場合もあります。
「コードを提出する」をクリックすると採点されます。採点中はRPG風のアニメーションが表示され、敵を倒したらテストケース通過です。
すべてのテストケースが通りスコアは100点でした。やったね!
ここで「与えられる入力を見る」というオレンジ色のボタンが表示されていることに気づくと思います。これが1つめのポイント。
チケットを1枚消費することでテストケースの入力値を見ることができますので、通らなかったテストケースの確認ができます。また、テキストファイルでのダウンロードも可能です。
次に「Bランクレベルアップセット」をPython3で解いてみます。
この問題集では、簡単な問題から段階的にクリアしていくことで、最終的に上のランク相当の問題を解けるようになることを目指しています。
「文字列の出力」を解くことにします。コードを提出し、採点結果が出ました。
ここで2つめのポイント。解答コードを見ることができます。これにより分からなかったところや間違ったところを復習できる、また別の解法を知ることができます。
チケットを1枚消費して「解答コードを見る」ボタンをクリックしてみましょう。
左側に自分が書いたコード、右側に解答コードが表示されるので見比べやすくなっています。
レベルアップ問題集でできること
前述のとおり「レベルアップ問題集」は8つにカテゴリ分けされており、それぞれ以下のような特徴があります。
「標準入力セット」で標準入力をマスターする
スキルチェック問題を解くにあたって、最初の難関となるのが外部入力された値を取得するための処理「標準入力」に慣れることです。
「標準入力セット」ではいろいろなパターンの標準入力を習得できます。
初めての方は以下の記事をごらんください。標準入力の解説動画へのリンクがあります。
また、標準入力と同じくいろいろな問題でよく使われる日付の扱い方についてまとめてあるのが「日付セット」です。こちらも標準入力と合わせて習得しておくと問題を解く際に役に立ちます。
「Dランク早解きセット」「戦セット」で特訓する
この2つの問題セットは以前弊社社員(非エンジニア職)が生放送でタイムアタック形式で解いた問題となっています。
ページには特に記載はありませんが「Dランク早解きセット」は30分間でどれだけ多くDランク問題を解けるかというのを競い、「戦セット」は60分でどれだけ多くDランク・Cランク問題を解けるかというのを競いました。
みなさんもぜひ時間を測って特訓してみてください。
「スキルチェック見本問題」「スキルチェック過去問題」で慣れる
この問題セットにはS~Dランク相当の問題が用意されており、実際に過去にスキルチェックに掲載されていた問題もあります。スキルチェックの本問題を解く前にこれらを解いて練習しておくと問題のレベル感が分かります。
特に「初めてBランク問題に挑戦する…!」など上のランクに挑戦するときに活用していただければと思います。
「Bランクレベルアップセット」でBランクを目指す
先ほども説明したとおり、Dランク問題やCランク問題を解くことでBランク問題を解けるようになり、最終的にスキルチェックでBランク取得を目指すための問題セットとなっています。
言語はJava、Ruby、Python3、C#の4言語ですが、上位のランクの問題を解くために必要な内容を順番に習得できるようになっています。解答コードも用意されているため分からない問題でも自分で復習することができます。
「Bランクまでは少し難しいかも…」という方は、以下の記事でDランク問題の組み合わせでCランク問題を解くやり方を解説していますので先にそちらで練習してみてください。
「リアルイベント問題」で高難易度問題に挑戦
この問題セットはpaizaが過去に開催した勉強会やイベントで使用した問題が集められています。
Aランク問題が5問、Sランク問題が2問ありますので難しい問題にチャレンジしたい方はぜひ解いてみてください。
なお、Aランク問題の「ハノイの塔」は学習講座「アルゴリズム入門編:「ハノイの塔」を学ぶ」にて動画で詳しく解説していますので、そちらもチェックしてみてください。
スキルチェック本問題にチャレンジ
レベルアップ問題集で問題を解いたあとはぜひスキルチェックの本問題にもチャレンジしてランクを取得してみてください。
本問題のほうは時間制限があり、ランク取得は初回のみ可能となっています。実力を測るのにぴったりです。(タイムアップ後および提出後も再度チャレンジすることはできます。ただし、ランクの取得はできません)
初めてスキルチェックにチャレンジするという方は、学習講座「スキルチェック入門編」を受講していただくとよりスムーズに取りかかれます。それぞれのチャプターでは、B~Dランクの問題を実際に解きながら解説もしています。
また、規定のランクを取得できていれば求人への応募が可能で、最初の書類選考なしで応募先企業と面談できます。
まとめ
「レベルアップ問題集」としてリニューアルした、スキルチェック練習問題の内容や特徴についてご紹介しました。
これまではテストケースや解答コードを開示できていなかったため、プログラミング学習に少し利用しにくい部分があったかもしれませんが、これからはぜひこの「レベルアップ問題集」を活用していただければと思います。
また、冒頭にも書いたとおり「レベルアップ問題集」の問題はコードをSNSで開示したり、分からないところを相談したり教え合ったりしていただいて構いません。
合わせて授業や研修で使用することも問題ありませんので、ぜひご活用ください。
「paizaラーニング」では、未経験者でもブラウザさえあれば、今すぐプログラミングの基礎が動画で学べるレッスンを多数公開しております。
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そしてpaizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。
スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
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