paizaラーニングではさまざまなプログラミング言語の学習動画を公開しています。その中で人気の高い言語の一つがRubyです。
プログラミング言語の中でも学びやすく、これからプログラミングを始めたいと考えている人にとって、Rubyはとてもおすすめの言語です。Webサービスを中心に、開発に使う企業も多いので求人が比較的多く、「エンジニアに就職したい」「未経験からエンジニアに転職したい」という方にとっても最適な言語の1つです。
この記事では、Rubyの基礎知識を学びたいプログラミング未経験者や初心者におすすめの入門コンテンツを中心に、Rubyを学びたい人向けの学習サービスや書籍を集めました。これらを使って、ぜひRubyの基本をマスターしてください。
目次
- Rubyってどんなプログラミング言語?
- Rubyの基礎を勉強したい人向けの学習コンテンツ
- ゲームで楽しくRubyを学びたい人向けのコンテンツ
- 基礎を学び終わった人向けの学習コンテンツ
- フレームワークについて学びたい人向けのコンテンツ
- まとめ
Rubyってどんなプログラミング言語?
Rubyはまつもとゆきひろさんが開発した日本生まれのプログラミング言語です。
他の言語と比べて、記述量が比較的少なく、かつプログラミング独特の記述(俗に「おまじない」と呼ばれることもあります)や記号も少ないという特徴があります。ハードルが低く、取り組みやすいでしょう。
そのほかにもRubyを使った「Ruby on Rails」というフレームワーク(ここでは「アプリケーションを作るときによく使う機能を簡単に使えるようにまとめたパッケージ」のようなものだと考えてください)で、手軽にWebアプリケーションを作れる点、そして日本で生まれたプログラミング言語のため、日本語の技術書やWebページが充実している点も、初学者にとってのメリットです。
Rubyの基礎を勉強したい人向けの学習コンテンツ
ここからはRuby関連の学習サイトをご紹介していきます。まずはRubyの基礎知識が身につくコンテンツの紹介です。
paizaラーニングのRuby入門編
paizaの運営するプログラミング学習サービス「paizaラーニング」では、Ruby初学者のための入門講座を公開しています。面倒なプログラミング開発環境の設定をせずに、Webブラウザだけで、実際にコードを書いて実行しながらプログラミングが学べます。1回3分程度の動画を使って、基礎的な文法から条件分岐、繰り返しなど、Rubyでプログラミングをするために必要な知識が学べます。
そのほか「paizaラーニング」では、未経験者でもWebブラウザだけで、プログラミングが学べるレッスンを多数公開しています。詳しくはこちら
Progate
プログラミング学習サイトのProgateでもRubyの基礎講座が学べます。こちらはスライドを使って学習ができます。
CODEPREP
Trackの運営するプログラミング学習サイトです。各レッスンが「ブック」と呼ばれるまとまりになっており、基礎から実践まで、コードを書きながらRubyを学べます。
ドットインストール
動画でプログラミングなどを学べるサイトです。後述するフレームワーク(Ruby on Railsなど)についても解説があります。幅広いジャンルに対応しているのが特徴で、プレミアム会員になるとすべての動画を見ることができます。
Schoo
動画教材や生放送授業を使って学習できるサービスです。RubyやRuby on Railsの動画もあるほか、プログラミング以外の動画も数多く公開されています。
Let'sプログラミング
Rubyをはじめとしてさまざまなプログラミング言語について解説しているサイトです。もともと個人サイトからスタートしていて、現在もサイトは1人で作成されているそうですが、内容はそれを感じさせないしっかりしたものとなっています。
プログラミングスキルチェック
paizaではエンジニアやそれを目指している人のスキルを可視化するためにプログラミングスキルチェック(コーディングテスト問題)を提供しています。問題の難易度と解答結果から、あなたのプログラミングスキルを6段階で判定します。学習が進み、基礎が身についたら、どれくらい実力がついたかを確認するためにぜひ受験してみてください。
3ステップでしっかり学ぶRuby入門

- 作者:WINGSプロジェクト 竹馬 力
- 発売日: 2018/01/26
- メディア: 大型本
スラスラ読める Rubyふりがなプログラミング

スラスラ読める Rubyふりがなプログラミング (ふりがなプログラミングシリーズ)
- 作者:リブロワークス
- 発売日: 2019/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ゲームで楽しくRubyを学びたい人向けのコンテンツ
次に、Rubyを学べるゲームコンテンツをご紹介します。ゲームコンテンツは反復練習に最適です。上のサイトで基本的な知識を身につけたあとに、息抜きがてら取り組むと、技術習得の速度が高まるでしょう。
コードクロニクル
paizaが提供している『コードクロニクル』は、RPG感覚でプレイでき、プログラミングの基礎が身につく学習ゲームです。初心者向けの問題をゲームを通じて反復練習することで、楽しみながらスキルアップできます。
paizaではプログラミングが学べるさまざまなコンテンツを用意していますので、学習や息抜きに使ってみてください。
RubyWarrior
Rubyのコードを使ってドット絵のキャラを動かし進めていくゲームです。慣れるとキャラを操作するのが楽しくなりますが、コードクロニクルと比べると、求められるプログラミングのレベルは高いです。また、英語のサイトなので、ハードルが高く感じることがあるかもしれません。
こちらは、コードクロニクルのクリア後に取り組むとちょうどいいでしょう。
基礎を学び終わった人向けの学習コンテンツ
基本的な部分を理解したら、今度はそれを使って「何かを作ってみよう!」と思うでしょう。しかし、いざ取り組んでみると、なかなかスムーズにはいかないものです。そんなときはこの項目で紹介するサイトや書籍を使ってみてください。
teratail
プログラミングに関するQ&Aサイト。エンジニア向けの「Yahoo!知恵袋」みたいなものです。分からないことを質問すれば、コミュニティ内のエンジニアが解決のサポートをしてくれます。Rubyについても、疑問があれば利用してみるといいでしょう。
スタック・オーバーフロー
こちらもプログラミングの質問を受け付けているQ&Aサイトです。日本語サイトもありますが、もともとは海外発祥のサービスで、1000万を超える登録ユーザーのうち、英語圏のユーザーが圧倒的多数を占めます。英語が得意な方であれば、こちらで質問をするほうがより早く回答をもらえるでしょう。
プログラミング言語 Ruby

- 作者:まつもと ゆきひろ,David Flanagan
- 発売日: 2009/01/26
- メディア: 大型本
プロを目指す人のためのRuby入門

プロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで (Software Design plusシリーズ)
- 作者:伊藤 淳一
- 発売日: 2017/11/25
- メディア: 大型本
フレームワークについて学びたい人向けのコンテンツ
Webアプリケーションを作る場合、大きな手助けとなるのがフレームワークです。Rubyでは特に「Ruby on Rails」が有名で、これを使った開発をしたいからRubyを学ぶ、という人も多くいるほど。フレームワークの使い方を理解すると、開発できるものの幅が一気に広がっていくでしょう。
Webアプリ開発入門 Rails編
paizaでは、Rubyだけでなく、フレームワークについての学習コンテンツも公開しています。この講座では、「Ruby on Rails」(通称「Rails」)を使ってWebアプリを制作しながら、データベースとの連携やフォームの作成、ユーザー認証機能などについて学べます。動画を見ながら、あなたもWebアプリを作ってみましょう。
Webアプリ開発入門 Sinatra編
こちらではSinatraを使ったアプリ開発が学べます。SinatraはRuby on Railsと比べると小規模なフレームワークでとてもシンプルな構成となっていて、簡単なアプリケーションを作るときなどに適しています。
Ruby on Railsチュートリアル
マイケル・ハートル氏が書いた「Ruby on Rails Tutorial」の日本語訳で、Web版は無料で読むことができます。プログラミングの基礎がわかっている人の内容で、初心者だとややレベルが高いです。
Ruby on Rails ガイド
「Ruby on Rails Guides」の日本語訳です。Railsについて詳細に解説していますが、上記の「Ruby on Railsチュートリアル」よりもさらにレベルが上がっています。正直なところ、初心者がいきなり読んでもちんぷんかんぷんだと思いますので、まずは「〜チュートリアル」を理解し、そのあとで読むといいでしょう。
小学生でもわかるRuby on Rails入門
Ruby on Railsの基礎的な内容を丁寧に解説しています。「小学生でもわかる」とタイトルに掲げているだけあって、専門用語を極力使わないなど、初心者でも理解しやすいように作られています。実際にこれを使って小学生にRuby on Railsを教えたところ、5時間でアプリが作れたそうです。
Udemy
動画学習サービスのUdemyでもRubyを学べます。ただし、まだまだ英語のものが多く、日本語の教材はRuby on Railsが中心となっています。ベネッセとの提携以降は日本語の動画も増えているので、今後Ruby周りの動画も増えるかもしれません。
まとめ
ここまでRubyとフレームワークについて学べるサイトや書籍をご紹介してきました。
Rubyはプログラミング言語の中でも比較的学びやすい言語なので、ぜひ紹介したコンテンツを使って学んでみてください。そして、もしプログラミングが楽しいと感じたら、簡単なものでいいので、1つアプリケーションを作ってみることをおすすめします。自分の趣味や課題に合わせたアプリが作れると、プログラミングがもっと楽しくなりますよ!
そして、プログラミングにどっぷりハマったら、エンジニアを目指すのもいいでしょう。Rubyのエンジニアは需要が高く、未経験からでもしっかり学習した人であればエンジニアになれる可能性は十分あります。興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。
なお、paizaが運営する「EN:TRY」は、paizaが運営する若手・未経験者向けのエンジニア転職サービスです。開発経験がない未経験者や若手エンジニアでも応募できる求人情報を中心に掲載しています。スキルチェック問題を解いてスキルがあると判定されれば、事前の書類選考なしでさまざまな求人に応募できます。
「paizaラーニング」では、未経験者でもブラウザさえあれば、今すぐプログラミングの基礎が動画で学べるレッスンを多数公開しております。
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そしてpaizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。
スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
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