どうも、まさとらん(@0310lan)です!
今回は、誰でも簡単に3Dゲームを開発して公開できる無料のWebサービスをご紹介します!
ゲームに必要な3Dオブジェクトの作成から仮想世界の構築まで、すべてこのサービスだけで完結できるのが大きな特徴です。無料で使えるゲーム素材も提供されていて、誰でも今すぐゲーム開発を始められます。
ご興味ある方は、ぜひ参考にしてください!
【 dot big bang 】
■「dot big bang」の使い方!
それでは、「dot big bang」をどのように使えばいいのか詳しく見ていきましょう!
まずは、サイトのトップ画面にある【Sign Up】から無料のユーザー登録を済ませておきます。
ユーザー名を入力したらボタンをクリックしてください。
次にメールアドレスとパスワードを設定したら、登録したメールアドレス宛に認証リンクが送付されるので、それをクリックします。
最後に自分自身のアバターを作成します。
顔や手足など、さまざまなパーツが用意されているので、好きな組み合わせを試してみましょう(あとから変更も可能です)。
「Save」ボタンをクリックして保存したら、最初の画面に戻ります。
実は、このトップ画面はダッシュボードも兼ねています。
ここからゲームをプレイしたり、自作の3Dゲームを開発したり、好きなオブジェクトを作成したりできるようになります。
■公式のサンプルゲームで遊んでみよう!
「dot big bang」を使ってどんな3Dゲームが開発できるかを理解するために、まずはデフォルトで提供されているゲームで遊んでみましょう。
2023年5月時点では、「Pocket Garden」と呼ばれる農作業を疑似体験できるゲームが公開されています。
トップ画面から【Play Now】ボタンをクリックしてください。
自由に探索ができる仮想世界が表示されます。
キーボードの「矢印キー」か「W・A・S・Dキー」でキャラクターの移動が可能で、スペースキーを押すとジャンプします。マウス操作でカメラの方向を変えられるので、キーボードとマウスを両方使いながらキャラクターを制御します。
黄色の矢印アイコンが表示されている畑に入り、マウスでクリックすると使用可能になります。
そこで、まずは近くにあるショップに行き、作物の「種」を購入します。
畑に戻ったら、種を植えて水をやりましょう。雑草を取りながら、育った作物を収穫していきます。
作物はショップで販売できるので、繰り返していけば少しずつお金も増えていきます。
また、さまざまなショップや住人が住んでいる街に出かけることも可能です。
街に行けば畑をグレードアップする農機具や家具などが購入できます。豚やニワトリなどの家畜も手に入るし、自分が育てた作物を高値で販売できるスポットもあります。
このような仮想世界を丸ごと自分でゼロから開発していけるのが、「dot big bang」の大きな特徴です。
今度は、トップ画面から「Play Hub」というセクションをクリックしてみましょう。
ここは、多種多様な3Dゲームを複数人で一緒に体験できるハブスポットになっています。
非常にたくさんの3Dゲームが公開されていて、1人でも複数人でも遊べるように設計されています。障害物競争のようなゲームから、釣りを楽しめるものまで遊び方は多種多様です。
実際に遊んでみて、自分がつくりたいゲームのイメージを膨らませておきましょう。
■3Dゲーム開発エディタについて
「dot big bang」には、独自の3Dゲームを開発するための専用エディタが搭載されています。別途なにかをインストールする必要はなく、拡張機能なども不要です。どのような機能が提供されているのか、詳しく見ていきましょう。
まずは、トップ画面から【Build Games】を選択してください。
いくつかテンプレートが表示されますが、今回は空っぽの「Empty Game」を選んでみましょう。
開発用のエディタが表示されました。
ゲームで遊んでいるときと同じく、キーボードからキャラクターを操作できます。画面下部に、さまざまなオブジェクトが表示されているのがわかるでしょうか。
このオブジェクトをドラッグ&ドロップすることで、仮想世界に建造物やキャラクターなど好きなものを配置できます。
検索ボックスから、試しに「desk」と入力して机を配置してみましょう。
キーワードに関連したオブジェクトが表示されるので、気に入ったものをドラッグ&ドロップしてみます。
机が配置されたら、画面左側にメニューが表示されます。
このメニューから、オブジェクトのスタイルや当たり判定などの詳細設定が可能です。
同じ手順で、今度は「UFO」のオブジェクトを配置してみましょう。
次に、「Scripts」タブに切り替えてください。
このタブには、さまざまなアクションを実行できるスクリプトのテンプレートが表示されています。
そこで、試しに「pet」というスクリプトをUFOにドラッグ&ドロップしてみましょう。すると、キャラクターの移動に合わせてUFOが自動的に追従するようになります。
もちろん、自作のスクリプトを作成することもできます。
その場合はオブジェクトを選択状態にしてから、スクリプトメニューを選んで「+ New」を選択します。
専用のコードエディタが起動するので、JavaScriptで自由にプログラミングできます。
ゲームを制御するための便利なAPIが提供されていて、ロジックを構築するのに役立ちます。基本的なプログラミング手法も含めて、詳しい公式ドキュメントもあるので参考にしてみてください。
また、わかりやすい動画チュートリアルも公開されており、以下のプレイリストはゲームづくりを始めるのに最適な学習教材になります。
自分でカスタマイズしたオブジェクトは、「テンプレート化」することも可能です。これにより、異なるゲームプロジェクトでも自作のオブジェクトを再利用できるので便利です。
手順は簡単で、オブジェクト内の「Entity」から「New Template」をクリックして保存するだけです。
「Templates」タブのフィルター表示を「Mine」に変更すると、保存したテンプレートが表示されるので、ドラッグ&ドロップすれば利用できます。
また、仮想空間の雰囲気も簡単に変更可能です。
画面上部にある「Mood」ボタンをクリックすると、さまざまなエフェクト効果のある世界観を演出できるようになります。
気に入ったものがなければ、カラースタイルを自分好みにカスタマイズしていくことも可能です。
このような機能を活用して、自分だけの世界を作ったり独自のゲームを開発したりできます。
■自作の3Dオブジェクトを作ろう!
「dot big bang」には多彩な3Dオブジェクトが提供されているので、それらを組み合わせるだけでも魅力的なゲームを作成できます。
ただ、自分で独自の3Dオブジェクトを作成できる専用エディタも提供されているので、あわせてご紹介しておきます。
トップ画面から【Create Objects】を選択してください。
いくつかテンプレートが表示されますが、今回は「Empty Object」を選んでみます。
オブジェクトを作成するためのエディタが表示されます。
3Dキャンバスになっており、角度を自由に変えながらオブジェクトを作成できるように設計されています。
ボクセル形式のブロックを1つずつ組み合わせていくだけで、誰でも簡単に造形物をつくれます。
ブロックを1個ずつ追加するだけでなく、面を押し出したり引き出したりも可能です。
球体や四角形などの形状を一気に作成する機能もあります。
このようにブロックをいろいろ組み合わせたら、あとは好きな色で塗装していきましょう。
最後にオブジェクトを保存すれば完成です!
作成したオブジェクトは、ゲームエディタからいつでも再利用可能です。
これにより、自分の3Dゲームに必要な素材からゲームづくりまで、すべてこのサービスだけで完結できるようになっています。
プログラミングゲーム『異能な僕らと異常な世界』を公開!
近未来の東京。一部のエンジニアが【ギフトコード】によって異能の力を手に入れ凶悪犯罪を起こした。エンジニアを危険視した政府は全エンジニアを犯罪者予備軍と見なして隔離法案を制定。
この異常な世界から東京を取り戻せるのは、同じく異能の力を手に入れた善良なエンジニア組織だけ。異能の力はプログラミング力に応じて強さが変わる。今こそプログラミング力で凶悪犯罪を阻止せよ!
Java、PHP、Ruby、Python(2.x系)、Python(3.x系)、Perl、C、C++、C#、JavaScript、Objective-C、Scala、Go、Swift、Kotlinなどのプログラミング言語に対応しています。
■まとめ
今回はブラウザだけで完結できる3Dゲーム開発プラットフォームをご紹介しました!
まだアルファ版なので、これからどんどんパワーアップしていくサービスとなっています。すでに楽しい機能が満載で、コミュニティなども活発に活動されているのがわかります。
自分だけの仮想世界を手軽に構築できるので、ぜひみなさんもオリジナリティあふれるゲームづくりに挑戦してください!
<参考リンク>
・「dot big bang」公式サイト
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