こんにちは。倉内です。
周りで就活を終える人も多くなり、内定を得ていないことに焦りを感じる時期かもしれません。また、内定は得ているものの納得いくまで就活を続けたいと考えている方も、継続か終了か悩む時期かと思います。
そこで今回は、ITエンジニアを目指して就活を続けている方向けに、24卒全体の就活状況、paiza利用ユーザーの動向、そしてこの時期だからこその就活対策についてお伝えします。
なお、ITエンジニア専門の就活サイト「paiza新卒」では、6月以降選考ステップの短い求人や選考スピードの速い求人を順次掲載しています。ぜひチェックしてみてください。24卒対象求人一覧はこちら
6月時点 24卒の就活概況
就職みらい研究所(リクルート)の「就職プロセス調査」によりますと、2023年6月1日時点の24卒の内定率は79.6%と報告されています。これは6月に選考が解禁となった2017年以降でもっとも高い数値とのことです。
(出典)就職みらい研究所:就職プロセス調査(2024年卒)「2023年6月1日時点 内定状況」
内定率には地域差があり、関東をはじめ、中部や近畿では8割を超えていますが、その他の地域では7割に届かないくらいの数値となっています。
内定取得先企業の業種としては、引き続き「情報通信業」が29.5%と高い数値となっています。
(出典)就職みらい研究所:就職プロセス調査(2024年卒)「2023年6月1日時点 内定状況」
内定を2社以上から得て、保有している人が20%ほどいることも分かっており、内定辞退が出た場合、改めて説明会を開くなど採用活動を継続する企業もあります。気になっている企業の募集が終了してしまったという方も動向をチェックしてみるとよいでしょう。
また、paiza新卒で実施している24卒会員向けアンケート調査では、約6割の方が就活をおこない、活動を終了したと回答してくださいました。リクルートの調査結果と同じく、活動を続けている(これから活動を始める方も含む)と回答した方は約3割となりました。
paizaの学生会員の方は、理系の割合が70%を超えており、進学と迷ったという方や授業や研究・ゼミが忙しく開始が遅くなったという方も一定数いらっしゃいます。
就活について専門家に相談したい、自分の強みを生かせる企業を探すのが難しい…などお悩みの方は、ぜひpaiza新卒でエージェントスカウトを利用して、効率よく就活を進めていただければと思います。
状況別これからの就活対策
業界・職種について改めて知る
これまで就活をしてきた方にとっては今更かもしれませんが、ITエンジニアが活躍する業界・業種は思っている以上に多岐に渡り、必要とされるスキルや資質もさまざまです。
ソフトウェアやアプリ、ゲーム開発といったIT企業だけでなく、家電などのメーカー、官公庁、銀行をはじめとした金融系企業、水道・電気・ガスといった社会インフラを担う企業、広告業界に属する企業でもエンジニアを採用しています。
たとえば、就活を始めたばかりのころ、「ITエンジニアになるのであれば、やっぱり自社サービスの企業がいい!」という思いが強かった方でも、活動をするうちに興味がまったく別の業界・業種に変わることもあります。
この時期は研修が充実している受託開発の企業の募集も多く、魅力的な企業が積極的に採用をしています。
以下の記事は、わたしが実際に8年弱SEとして受託開発の企業(SIer)に勤めた経験をもとに書いていますのでよければ参考にしてみてください。幅を狭めず、いろいろな可能性を探っていただければと思います。
paiza新卒の「就活成功ガイド」では、業界研究に役立つページも公開しています。ぜひ参考にしてみてください。
応募先企業を探す・増やす
選考が進んでいる企業が減ってくると、新たにエントリーを増やす必要が出てくる場合もあります。
ただ、今から企業を探し応募をして、書類選考などを通過して、面接までたどり着かなければならないと思うと、結構大変だと感じると思います。
paiza新卒は前述のとおりITエンジニア職の求人のみを掲載しており、求人に設定されている「応募可能ランク」以上をスキルチェックで取得できていれば、応募後そのまま面接まで進むことが可能です。(一部プロフィールや書類選考のある求人もあります)
スキルチェックとは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などを測るためのサービスです。難易度別のプログラミング問題を解いた結果によって、S・A・B・C・D・Eのランク付けがされます。
詳しくはこちら
また、プログラミング学習経験や研究内容、アルバイト歴などプロフィールを充実させておけば、企業からスカウトが届きます。スカウトから選考に進む方も多く、通常の応募に比べると内定率も高い傾向にあります。paizaのスカウトについて詳しくはこちらのページもご覧ください。
面接対策をする
就活に慣れてくると面接の通過率も上がってくると思います。ただ、「一次・二次は問題なく通るのに、最終面接がなかなか通過できない…」という悩みもよく聞きます。
面接は、一次・二次・最終で面接官が異なり、当然見られているポイントも異なります。そのためそれぞれに対応した対策をおこなう必要があることを知っておきましょう。
以下の記事は特に最終面接対策について書いています。
最近はAI相手に面接練習ができるアプリも登場し、それらを活用している学生も多いようです。もちろん本番は人間相手ですので、就職課や先輩・友人などに練習相手をお願いするのが実際に近い環境ではあると思いますが、スマホで手軽に練習ができるので使わない手はありません。
特に最終面接の面接官は、役員や社長が多いため思っているよりも緊張して自分の力が発揮できないこともあります。しっかり声に出して練習しておくことをおすすめします。
就活を終えるか判断する
内定を得ているものの就活を終えるほど納得はいっていないという方もいるかもしれません。とはいえ6月も終盤に差し掛かり、活動を続けるか承諾して終えるか悩む時期ですよね。
もしくは複数の企業から内定をもらい、決めかねているという方もいるでしょう。
paiza新卒では、企業とのやり取りには運営事務局があいだに入り、気になる点や疑問点があればヒアリングすることも可能です。(求人によっては、企業と直接やり取りしていただくものもあるので事前にご確認ください)「どの企業の内定を承諾するか迷っている」などのご相談もお待ちしています。
また、内定者向けに企業が座談会や説明会を設けてくれる場合があります。参加は任意であることが多いですが、内定を得た状態で直接企業に質問ができる貴重な場です。
以下は最終面接前の実施を想定して書いた記事ですが、参考になる部分もあると思いますのでよければご覧ください。
まとめ
24卒で就活を続けている方に向けて、状況別で今やるべきことについてお伝えしてきました。
ITエンジニアは新卒入社と言っても専門職として採用している企業も多く、実務経験は求められずともプログラミングの学習歴や趣味での開発経験、大学の研究内容などに注目されます。
裏を返せば、面接に苦手意識がある方でもそれらのスキル・経験をアピールすることで、希望に沿った企業から内定が得られる可能性もあるということです。
暑い時期になってきましたが健康には気をつけて、納得いくまでやり切っていただければと思います。
paiza新卒はITエンジニアを目指す学生に特化した就活サービスです。求人票には、メインとなる言語やフレームワーク、開発環境やチームについての情報などITエンジニアならではの内容が記載されています。
また、paizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力が問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。
スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
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