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会社員とフリーランス エンジニアがなる場合のメリット・デメリット

私はpaiza転職で、エンジニアを目指す方の転職活動やエンジニアを採用したい企業の採用活動をお手伝いしつつ、Webメディア「Tech Team Journal」(TTJ)の運用にも携わっています。

今回は、TTJで見つけたエンジニアのキャリアに役立つ記事をご紹介します。

ばんかさんのこちらの記事です。
ttj.paiza.jp

エンジニアの中には、「いずれはフリーランスとして独立したい」「フリーランスに興味はあるけど不安もある…」と考えている方もいるかと思います。

会社員として働きながら、個人事業主としてブログの執筆やライター業もされているばんかさんですが、こちらの記事では会社員を続けるメリットについて解説されています。

会社員とフリーランス、エンジニアの場合はそれぞれどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

今回は、こちらの記事を抜粋してご紹介します。

会社員のメリット

まず、ばんかさんが挙げている会社員のメリットをピックアップしてご紹介します。

人と関わることで学びが多い・さまざまな知識や経験を得られる

企業に属していれば、基本的には上司や先輩がいます。あるいは同じ業務をともにする同僚や、プロジェクトをともにするチームメンバーがいます。

(中略)

とくに私が働いていた会社は、各個人が積極的にスキルアップを目指していましたし、それを社内で共有する機会も多くありました。Slackを通して「こういうプロジェクトをしました」「こんなチャレンジをしました」との報告が日常的に交わされるため、自分から拾わなくてもさまざまな知識を得られます。

会社員エンジニアの場合、転職時に「自分よりレベルの高いエンジニアが多い組織」を条件として挙げる方も少なくありません。学びの多い組織で仕事をしていると、さまざまな知識や知見が得られて自分の世界を広げやすくなります。

一方でフリーランスとして1人でコードを書いている場合は、同僚や上司と「ここはこうしたほうがよくない?」とか「最近こういう勉強しているんだよね」といった話をする機会はありません。

実際にフリーランス経験のあるエンジニアから、「自分が作ったものや書いているコード、使っている技術などがベストなのかもわからないのは結構きつかった」という話も聞いたことがあります。

定額の収入がある

家族を守るためには安定も非常に重要。定額の収入があるから予定や計画を立てられ、家族も安心して生活ができています。

会社員の場合、少なくとも発生した仕事をまともにしていれば、毎月一定の収入を得られます。

会社員の人には当たり前のことかもしれませんが、フリーランスの場合は自分で受注して、成果物を提出した分の収入しか得られません。

フリーランスのメリット

同様に、フリーランスのメリットもピックアップしてご紹介します。

頑張りしだいで収入が増やせる

不安定さの反面、頑張った分だけ収入が増えます。収入が増えるとわかっているから頑張れます。

お金がすべてではないかもしれませんが、お金は大きなモチベーションです。

フリーランスの場合、会社員と違って売り上げすべてが手元に入ってきます。(もちろんすべてを自由に使えるわけではなく、税金等の支払いもそこから発生します)

スキルしだいでは単価を上げる交渉もできますし、多く仕事を受ければそのぶん収入に反映されるというのもフリーランスの魅力です。

自分のペースで仕事ができる

やっても、やらなくても、どちらでも問題ない。「今月はサラリーマンの仕事のほうがめちゃめちゃに忙しいから、個人のほうはすこしペースダウンさせよう」といった調整ができます。

また、家族との生活のバランスも取りやすいのがうれしいですね。朝昼晩の食事の時間や、週末の家族と過ごす時間など、生活のリズムに合わせて働き方を調整できるのがうれしいポイントです。

こうした働き方の自由度の高さも、フリーランスの大きな魅力だと言えるでしょう。

会社員のデメリット

それでは、逆に会社員として働くデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

労働時間や場所などに縛りがある

会社と労働契約を結ぶ以上、どうしても勤務時間や休日、勤務場所、業務内容には縛りができてしまいます。

実際に、時間や場所の自由がきかないことや、毎日満員電車に乗るのがいやでフリーランスとしての働き方を選ぶ人もいるくらいです。

ただ最近はリモートワークなどを選択できる企業も増えてきたため、会社員でも柔軟な働き方が可能になりつつあります。

仕事は選べない

会社員の場合、基本的に仕事がなくなることはありませんが、逆に言えば自分で仕事を選ぶこともなかなかできません。

実際にフリーランスと会社員の両方を経験したエンジニアから、「会社員時代に、自分は悪くないのに炎上している案件の後始末などをさせられたりするのが本当にしんどかった」という話を聞いたことがあります。

人間関係は不可避

会社員の場合、たとえば上司や同僚にいやな人がいても、どちらかが異動や転職をしない限り一緒に仕事をするしかありませんし、経営者にでもならない限りは会社のお客さんも選べません。

これは運と言えば運ですが、転職の際は入社前に社内のエンジニアたちと話す機会を持った上で企業選びをするとよいでしょう。

フリーランスのデメリット


「今の自分ができること」以外の世界に行きにくい

フリーランスの場合、基本的には今までの実績をもとにした依頼しか来ません。そのせいで、仕事を通して挑戦や新しい経験をするのが難しくなることもあります。

そのため、自分から積極的に勉強したり情報をとりにいったりする必要があります。受け身でいたらなにも得られないどころか、エンジニアとして世の中に置いていかれてしまいます。

自分から動かないといろいろな危険がある

自分で仕事を選べるのは、「さぼろうと思えばどれだけでもさぼれる」ということなので、油断していると収入はどんどん減っていってしまいます。

ときどき「なるべく働きたくないからフリーランスになる」という人もいますが、税金で消える分も見込んで売り上げを上げていかなければ、現実的にまともな収入は見込めません。

またフリーランス一本になると労働基準法のうしろ盾もなくなりますし、交渉や契約、確定申告なども自分でしなければなりません。

まとめ

ばんかさんは、最後に

サラリーマンだからこそ得られるメリットは多く、個人事業では得られない旨味があります。それをないがしろにして、「サラリーマンをやめよう!」なんて判断しないでほしいなと思うわけです。

と締めています。

エンジニアの中には、フリーランスという働き方に憧れる方も多いかと思います。ただ、実際にフリーランスエンジニアを経験した上で、会社員のほうにメリットを感じて会社員に戻る方も少なくありません。

また前述の通り、リモートワークなどが浸透してきたことで、最近は会社員でも自由度の高い働き方が可能となってきました。

フリーランスになるにしろ、会社員になるにしろ、そこで「何がしたいか、どうなりたいか」という目的が大事かと思います。


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(文:谷口智香)





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