私はpaiza転職で、エンジニアを目指す方の転職活動をお手伝いしつつ、Webメディア「Tech Team Journal」(TTJ)の運用にも携わっています。
今回は、TTJで見つけたエンジニアの企業選びに役立つ記事をご紹介します。
ヨスさんのこちらの記事です。
ttj.paiza.jp
転職を考えているエンジニアの方にお話を聞いていると、
- どのような企業に転職すべきか、応募先の選び方がわからない
- 内定が出たけど本当に入社するかどうかを決めきれない
といったご相談を受けることがよくあります。
企業選びに迷った際は、ヨスさんのように「ほしいスキルが身につきそうかどうか」を考えてみるのも一つの手ではないでしょうか。
今回は、こちらの記事を抜粋してご紹介します。
その仕事で「ほしいスキル」が得られるかどうか
ヨスさんは、PCのスキルがなかった22歳のときにまず「タッチタイピング」のスキルが得られる入力のアルバイトを始めました。
さらにタイピングができるようになってからは、PCの使い方を積極的に勉強し、スキルを向上させていきます。
もともと、PCへの苦手意識を払拭しようとタッチタイピングのアルバイトを選んだので、
タッチタイピングをマスターしてからは、積極的にPCのことを勉強していました。勉強とはいっても、当時はネット上に情報もなかったので、PCに詳しい同僚や上司に能動的に教えてもらっていただけですが。
PCの使い方に詳しくなってくると、今度は「自分のWebサイトをつくりたい」と思うようになったヨスさんが次に探したのは、Web制作の仕事でした。
RPG的にいうと「タイピング」+「PC」という2つのスキルを得たおかげで、上位職「Web制作者」をめざせるようになったイメージでしょうか。PCに苦手意識のあったころには想像もできなかった道です。
「Webショップ運営」という仕事で雇われたヨスさんは、Web制作に関する勉強をしながら学んだことを業務で試す日々の中で、新たなスキルをどんどん身につけていったそうです。
その後、独立されたヨスさんは目標だった自分のWebサイトをつくって公開されました。現在は本やメディアで執筆をしたり、オンラインサロンを運営したり、企業のコンサルをしたりと幅広く活躍されています。
ほしいスキルベースで考えるエンジニアの企業選び
転職において、自分が「ほしいスキル」を考えることはエンジニアにとっても非常に重要です。
実際にエンジニアの方に話を聞いていると、
- 自分がさらに成長できる環境に行きたい
- 技術的にレベルの高い仕事がしたい
といった理由で転職を考えている方も少なくありません。
実際の企業選びに活かすには、さらに具体的かつ現実的に考えてみるとよいでしょう。
ヨスさんも最初はPCのスキルがないところから、まずはタイピングのスキルを身につけながらPCについて学び、それからWebショップ運営の仕事を通してWeb制作の仕事を身につけていきました。
同じように、たとえば未経験からエンジニアになりたいという人は、まずは第二新卒や未経験者の受け入れ体制があり、開発の基礎スキルを身につけられる企業を探すのがよいでしょう。
経験者の場合は、たとえば「現職までで積み上げてきた経験やスキルをもとに、さらに専門性やスキルを高めたい」のであれば、
- 今までの経験やすでにある知識をもとにできること
- まだ不足していて、これからほしいスキル
を明確にしてみましょう。
こうすることで、「これからほしいスキルが身につけられそうかどうか」が企業選びにおける一つの軸になります。
ほしいスキルを身につけられるかどうかを見極めるには
ほしいスキルが本当に身につけられそうかどうかを見極める方法ですが、まずは求人票や採用サイトの情報をよく読んでみましょう。
paizaで掲載している求人情報には、言語・フレームワーク・データベース・マシン・プロジェクト管理ツール・開発手法・開発内容など、エンジニアの知りたい情報が一般的な求人票よりも詳しく記載されています。
また最近は、応募者とカジュアルに話せる機会を設けている企業が増えています。誰でも参加できる勉強会やミートアップを実施したり、職場見学や説明会に近い形式の面談を実施している企業も少なくありません。
paizaでも、多くの掲載企業が、オンラインOK・私服OKのカジュアル面談を実施しています。カジュアル面談は、一方的に質問をされるだけの面接ではありません。仕事内容や将来的なキャリアパス、必要なスキルなどについて詳しく質問することもできますので、企業の情報収集にも最適です。
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まとめ
ヨスさんは、最後に
わたしはそのときどきで、ただ単純に「自分がほしいスキル」を得ていっただけで無計画です。
びっくりするほどの「なりゆき」でここまできましたし、現在もなりゆき人生の進行形です。ただし、得たスキルが次の道をひらき、さらに上位のスキルを得られ、その結果として現在につながっています。
と締めています。
たしかにひとつのスキルの習得は、次の上位スキルを得るきっかけにもなるでしょう。
まずはこれから得たいスキルがなんなのか、自分がなにに興味があるのかを考えた上で企業選びを始めると、よい企業と出会える可能性も高まるかと思います。
(文:谷口智香)
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