<この記事の著者>
ばんか(bamka) - Tech Team Journal
Web制作会社の会社員(Webディレクター)として働きつつ、個人でブログ/メディアライターとしても活動するパラレルワーカー。
ChatGPT等AIを公私で駆使し、ITツール・ガジェットを用いて人々の生活をより豊かにするための活用術を提供するブログも運営。
QiitaやZennなど、ITエンジニアさん同士での情報共有を目的としたメディア。正直、Webディレクターの私が見ていてもチンプンカンプンな内容が多いのですが、それでも読み物として勉強になるので、よく拝見しています。
読む専門のITエンジニアさんも多いかもしれませんが、個人的には、自身のノウハウは積極的にアウトプットしていくのをオススメします。
「人の役に立つから」「自分の認知を広げられるから」など理由はさまざまですが、一番はシンプルに「自分のスキルとして定着するから」です。
アウトプットをする。つまり人に伝えられるようにするには、自分自身が十分に理解し、情報を分解→再構築する手順が必要です。その工程を経ると、記憶に定着し、再現しやすくなります。
また、備忘録としても役に立ちます。私はよく、自分のブログで記事を探します。「過去にやったのは覚えてるんだけど、詳細を忘れてしまった」というケースは結構多いため、そういうときに自分の記事が役に立つのです。
それでは今日は、ITエンジニアさんがアウトプットをする際に「こういう風に記事を書くのがオススメです」という話をしようと思います。
【目次】
1.誰に向けた記事なのかハッキリさせる
テック系の記事は、内容が非常に細かく、ニッチになりがちです。それ自体はとても良いのですが、「多くの人に読んでもらいたい」と思うばかりに、テーマを広げてしまう傾向にあります。
ですがそれはNG。記事は「A to B」が基本で、その他大勢を対象にするのではなく、たった一人に向けて書くのが正解です。
伝える相手が決まれば、書くべき内容だけでなく、書かなくてもいい内容も決まります。対象を絞れば絞っただけ記事は良質になります。
この記事は、ITエンジニア向け国内最大の転職・就職・学習プラットフォーム「paiza」を運営するpaiza株式会社がお届けしています。
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2.全体や背景から徐々に詳細に落とし込む
記事の構成は、全体から詳細に進めていくのがセオリーです。
いきなり記事の本筋を書き始めてしまうと、話が突然すぎて、読み手も混乱してしまいます。
最初に「至った背景」「この記事のゴール」「対象となる人」「記事の全体構造」などを簡単に説明してから、記事の本筋に入っていきましょう。
そのあとは、自身が行った手順を「時系列」で話すか、いくつかの手段を「並列に列挙」のどちらかで展開すると、書きやすいと思います。
3.内容は端的に、表現はシンプルに
回りくどい言い回しや、奇をてらった表現は不要です。文学を読ませるのではないので、感情に訴える必要はありません。
事実・知識・経験の吸収が目的ですので、文章はシンプルでストレートなものが好まれます。
もしかしたら文章である必要すらないかもしれません。箇条書きで書いてしまったほうが、読みやすく、わかりやすいのであれば、それで十分です。無理に文章を作ろうとしないで大丈夫。
4.図があると理解しやすい
言葉だけで相手に理解してもらうのは意外と難しいもの。そこで重宝されるのが図です。
図といっても、プレゼン資料ではないので、キレイにデザインしなくて大丈夫です。基本である「四角」「三角」「丸」「線」を組み合わせたもので十分。
いっそのこと、文章は補足程度で、図解だけで表現できるなら、それでもいいかもしれません。文章を読ませるのではなく、目で見て理解してもらえる記事を目指すのもいいと思います。
どんどんアウトプットしよう!
上述した通り、アウトプットは自分のためにも大切です。知識や経験の習得・定着に役立ちますので、ぜひどんどんアウトプットしましょう!
それに、アウトプットをすると、思わぬフィードバックをもらえるかもしれません。コメントをもらえれば嬉しいですし、モチベーションにもなります。ときにはそこから友人ができたりもします。
私もさまざまな方の記事を読みたいので、よろしければコメントでも「自分はここで記事を書いてますよ!」と教えてもらえたら嬉しいです!
(文:ばんか(bamka))
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