わたしは整理整頓が苦手です。そのため、基本的にはPCのまわりにいろいろな書類が散らかっています。
使ったかどうかもわからないAmazonギフトカードや、いつもらったのかわからないレシート、1年前から読みかけで止まっている本……。
ただしこれは実生活の話で、PCの中は意外と整頓されているのです。実生活では整理整頓をできない人間が、なぜPCの中は秩序が保てられているのでしょうか?
<この記事の著者>
ヨス - Tech Team Journal
業務効率を改善し、タイムパフォーマンスを高める時間最適化の専門家。「単語登録」の便利さを伝える「単語登録エバンジェリスト」。
【目次】
PCの中が散らからない理由
整理整頓の苦手にもかかわらず、わたしのPCの中が散らかっていない理由は「整頓できているかどうか」で仕事のパフォーマンスが変わってくるからです(それをいうと、PCまわりの整理整頓も影響ありそうですけど……)。
とはいえ、わたしがPCをさわりはじめたころは、整理整頓なんてできていませんでした。基本的には片付け苦手人間なので、初期のころは次のような状態でした。
・「あのデータ、どこに置いたっけ?」が口癖
・なんのデータか想像できないような適当につけられたファイル名、フォルダ名
・捨てていいかわからないので、どんどん増えていくフォルダとファイル
・ダウンロードフォルダに100スクロール分ぐらいのファイル
「わかるわかる!」というお声も聞こえてきそうですね(笑)。なぜこんな状態になったのかというと、単純にコツを知らなかっただけです。
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フォルダ整理の基本
ではどういうコツがあるのかというと、極めてシンプルです。多くの方がやっているように、ツリー構造を考えてフォルダを分ける。フォルダ名の頭に「連番」をつけ、ファイル名のルールを明確にする……という基本です。こちらのような感じですね。
フォルダ名の前に「01_」みたいな番号を振って、フォルダの並びを指定します。ファイル名も頭に数字をつけておけば順番を操れますよね。
一つだけ意識的にやっていたのは、ショートカットフォルダをめんどうくさがらずにその都度用意すること。
たとえば、フォルダ「スタッフの写真」に入れている「社長の写真」フォルダを最近はバナー画像としてよく使うので「バナー画像」の中にショートカットを作る……というふうにです(下記画像を参照)。
こういう積み重ねがタイムパフォーマンスを上げますし、ストレスも減らしてくれます。
なお、上の画像内で「★社長の写真」というふうに頭に「★」をつけているのは一番上に表示させるための工夫です。アルファベットや数字よりも記号のほうが上に表示されるという特性を利用しています。
盲点だったダウンロードフォルダ
ただし、盲点だったのはダウンロードフォルダです。メールやSNS、メッセンジャーアプリに添付されているデータはダウンロードしてそのまま開くことが多いですよね。そうなると「どこに保存したのか?」を意識しないので、ダウンロードフォルダにたまっていることに気づきにくいのです。
そして数日経ってしまうと「あれ? このデータはもう不要なんだっけ?」というふうに捨てにくくなり、数か月経ってしまうと捨てるのが怖くなります(笑)。ダウンロードフォルダにデータがあふれている状態が通常の景色になってしまえば、100スクロール分をため込むのは朝飯前でしょう(笑)。
これにどう対処すればいいのかというと、フォルダ内を常に空っぽにするようにするしかありません。アプリのインストーラーなら、インストール後にすぐに消す。画像やWordやExcelファイルで、保管しておく必要があるものなら、すぐにクラウドに移動する。こういったシンプルな対策しかありません。
もし可能なら、Excelなどを添付してくる相手にGoogleスプレッドシートに移行してもらうという方法もあります(参考:Excelをメールに添付して何度もダウンロードする人生を終わらせる方法)。
整理整頓が苦手でもフォルダ管理はできる
わたしの体験から言えるのは、整理整頓が苦手な人でもフォルダ管理はできるということです。PC内のデータは実際の「モノ」ではなく、表面上はただの「文字」ですから。
それをどうすれば「わかりやすいツリー構造にできるのか?」を考えるのがポイントで、片付けが苦手なのは関係ないのです。
というわけで、今年の後半はPCの中だけでなく、PCまわりの整理整頓もがんばりたいと思います(棒読み)。
(文:ヨス)
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