自社の開発チームを拡大するために、新卒エンジニアの採用活動で苦労されている方は多いかと思います。
エンジニアを目指す学生に自社を選んでもらうには、どのようなアピールが効果的なのでしょうか。
paizaでは、先日ユーザーの皆さまを対象に就職先に関するアンケート調査を実施しました 。
この結果をもとに、新卒エンジニアを採用したい企業が学生にアピールすべきポイントについて解説します。

【目次】
多くの学生に選ばれるために必要なアピール

まずは、学生がITエンジニアとして就職する際に重視するポイントを聞きました。上位には「給与がよい」「福利厚生が充実している」など待遇面で、一般的な学生と同様の傾向があります。
エンジニアを目指す学生特有の項目としては、「自分が望む職種に就ける」(4位)、「研修制度が充実している」(5位)、「開発環境・業務環境が整っている」(8位)などがあり、自分のスキルを向上させやすい環境が重視されていることがわかります。
職種別採用であること
とくに「自分が望む職種に就ける」かどうかは、近年エンジニアを目指す学生たちにとって重要度が高まっています。
エンジニア志望の学生は、どの職種になるかわからない「配属ガチャ」が発生するような企業を避け、職種別で採用をしている企業を選ぶ傾向があります。
研修制度について
研修制度の充実も上位にランクインしているとおり、入社後の新人研修は非常に重要です。
新卒エンジニアがスムーズに業務に入れるよう技術研修やOJTの実施体制を整備し、求人票や採用選考でその内容をアピールすることで、学生たちに「ここなら問題なく業務に入っていけそう」と思ってもらう必要があります。
より優秀な学生に選ばれるために必要なアピール

さきほどの「ITエンジニアとして就職する就職先を選ぶ際に重視するポイント」を、paizaスキルチェックで上位のS・Aランクを獲得している学生に絞って見てみましょう。
上位には「給与がよい」「福利厚生が充実している」など一般的な学生と同様の傾向がありますが、以下のような違いが見られました。
paizaランクS・Aランクの学生が【学生全体よりも重視すること】
- 技術力に定評がある(S・A 6位/全体10位)
- 成果を出せば評価される仕組みがある(S・A 7位/全体11位)
paizaランクS・Aランクの学生が【学生全体よりも重視すること】
- 休暇をとりやすい(S・A 12位/全体6位)
- 研修制度が充実している(S・A 10位/全体5位)
この結果から、スキルが高い学生たちは研修制度よりも開発チーム自体の技術力の高さや、成果が正当に評価される環境を求めていることがわかります。また、多くのS・Aランクの学生は自身の技術向上のために積極的に自己投資を行っており、その投資によって向上したスキルに見合った報酬を求めています。
技術力と開発環境
優秀な学生は技術への興味が強いため、自社の技術力の高さや開発業務の面白さ、具体的な開発環境を具体的に伝える必要があります。
使用している開発ツール、プロジェクト管理方法、コードレビューの仕組みなどについて、求人票に記載したり、説明会や面接の場でエンジニアから説明してもらったりするとよいでしょう。
評価制度について
エンジニア志望者は、技術や成果物で正当に評価される環境を求めています。どのような成果が求められ、どのように評価されるかを具体的に伝えるようにしましょう。
なお評価制度は、一度決めたらずっとそのままでOKというものではありません。新卒採用のためだけでなく、業績や定着度などを向上させるためにも、評価制度は組織のフェーズに合わせて見直し、アップデートしていくとよいでしょう。
まとめ
新卒エンジニアの採用活動がうまくいかない、応募が集まらない、選考途中で辞退されてしまうといった場合は、上記のアピールポイントをぜひ参考にしてください。
なおpaiza新卒では、採用基準の定め方や面接の進め方などのサポートも実施しております。
今後エンジニアの採用にpaiza新卒を導入してみようかなと検討されている担当者の方は、こちらからお問い合わせください。(※すでにご契約いただいております企業様は、直接担当者へご連絡ください)
(文:paizaメディアチーム)

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