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こんにちは、谷口です。
今年から経団連の指針通達により、新卒の採用面接は8月から解禁ということになっています。
最近は、それまで主流であったESの内容を重視しない傾向も出てきているようです。
多くの企業に応募しようと思ったら、ESを一つひとつ書き上げるのも大変な作業です。それがある程度省略できるとなれば、就活の手間も多少は減らすことができるでしょう。
また、ESの質問に対して就活用に用意された回答が重視されなくなるというのは良い傾向だと思います。
今回はESよりも成績表を重視する傾向についてと、ESを使用しない就活支援サイトをご紹介したいと思います。
■ESに頼らない採用活動
先日、ESより大学の成績表を面接で使う企業が増加しているというニュースが出ました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150904-00000047-asahi-bus_allheadlines.yahoo.co.jp
記事では、採用の合否を握るのが成績表である企業が増えてきているとしています。
ESは面接の前に提出すべき書類として定番となっています。しかし、画一的な質問事項には学生も就活用の答えを用意するしかありません。
極端に言うと、面接でもESに沿った質問を聞かれた場合は、事前に考えてきたことをうまく喋れさえすれば通過できてしまいます。また学校で真面目に勉強をして優秀なスキルが身についていても、受け答えがあまり得意でないばかりに落とされてしまうといったこともあるわけです。
採用活動で成績を重視する企業が増えてきたというニュースに対しては、「遅すぎる」「むしろ何で今まで成績を見ていなかったんだ」という意見が多く挙がっていますが、私もそう思います。
これまでサークル活動やアルバイトなど、課外活動ばかりがアピールポイントとして捉えられてきましたが、学生時代の成績というのは、本来面接で重視されるべき事項の一つであるはずです。(就活の時期になると「サークルの副代表でした」という人がすごい勢いで増加します)
経団連による就活解禁時期の後ろ倒しには、大きくは「学生の本分である勉強に専念するため」という名目があります。面接で成績表を重視するというのは、勉学に専念という経団連の目的にも沿っています。時期の後ろ倒しは正直言ってよい指針だとは思いませんが、成績を見るという傾向がもっと広がるべきだと思います。
学生に自由に自己PRをさせるようなESや面接では、学生が何が得意でそれをどうアピールできるかといったことしか見られません。しかし、成績表をもとに、勉強への取り組み方や、成績が良かった・悪かった理由などを掘り下げて聞くことができれば、学生の得意分野だけではなく、苦手なこと、やらなければならないことに対してどう考え、どう取り組んでいったかも見ることができます。
もちろん大学や学部、また授業によって、内容も単位の取りやすさ等も違ってくるので一律に評価できるわけではありませんが、それまで真面目に勉強に取り組んできた就活生にとっては良い傾向であると思います。
きちんと勉強している学生のことを考えるのであれば、解禁時期の後ろ倒しよりも、このESより成績表を重視する傾向が広まった方がよいと思います。
就活解禁時期の後ろ倒しと言えば、企業側、学生側双方から不満が出ていることを受けて、経団連会長が来年の採用活動を前に制度変更を検討する方針を示しました。従来の4月1日に戻す可能性も選択肢としてはあり得るようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150907-00000064-mai-bus_allheadlines.yahoo.co.jp
■ESなしで就活ができるサービス5選
以下は、ES不要、また採用においてスキルが重視されたり、企業側からのスカウトを受けたりすることのできるサービスです。
◆1.ViViViT
https://www.vivivit.com/
ViViViTはポートフォリオを登録し、デザイン・アート・プログラミングに関連した企業を探すことができます。企業と学生が互いに話したいボタンを押すと、チャットルームで会話をすることもできます。
◆2.ミートボウル
http://www.meet-bowl.com/index
ミートボウルは、何か人とは違う得意分野を持っている人にふさわしい就活の情報を提供しています。
◆3.IROOTS
https://iroots.jp/
IROOTSでは、情報を登録すると経営者や人事担当者から直接スカウトが届きます。
◆4.キミスカ
https://kimisuka.com/
キミスカは「スカウト型就活サービス」で、企業から直接のオファーを受けることのできるサービスです。
◆5.逆求人ナビ
http://www.studenthunting.com/
逆求人ナビでは、自己PRを登録し、各ジャンルごとの逆求人フェスティバルにエントリーして、企業と出会うことができます。
◆6.paiza新卒
http://paiza.jp/student
paiza新卒は、通年採用の求人、新卒・既卒を問わない求人も掲載しています。また、paiza新卒の求人は規定のスキルランクが取得できていれば、ESなしで必ず面接に進むことができます。
■まとめ
ESに頼り切った採用方法だと、就活用にうまい答えを用意できた人しか評価されないような結果に陥ることもあります。
評価対象がESに偏らない採用方法が広がって、従来のESでは見抜けなかったような優秀なスキルを持つ学生さんがきちんと評価されることが増えればと思います。
paiza新卒は、通年採用の求人、新卒・既卒を問わない求人も掲載しています。また、paiza新卒の求人は規定のスキルランクが取得できていれば、ESなしで必ず面接に進むことができます。この度paizaは、将来ITエンジニアを目指す学生さんにとって少しでも就活の助けになればという思いでpaiza新卒を始めました。
まずはスキルチェックだけ、という使い方もできます。自分のプログラミングスキルを客観的に知ることができますので、興味がある方はぜひ一度ご覧ください。
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