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ITエンジニアがSIerに入社するメリットって本当にあるの!?考えてみた

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Photo by Daniel Cukier
長谷です。

ITエンジニアになるなら、自社開発の会社に入るべし!」と考えている人って多いですよね。

私は現在paizaラーニングの学習コンテンツ制作のディレクターをしているのですが、最初は金融系のSIerにプログラマーとして就職しました。その後はWeb系の受託開発企業なども経験して、なんやかんやあって今はpaizaにいます。(なんやかんやの詳細はまた別の記事で書きます)

私はSIerを経ることでITエンジニアとしてのキャリアをスタートできたので、最近になって自分のキャリアを振り返ってみたときに「SIerに入社するメリットもあるのでは?」と思ったんですよね。

というわけで、今回は自分の業務経験をもとに、SIerに入社するメリットについて書いてみたいと思います。

SIerに入社する6つのメリット

1.いろいろなプロジェクトを経験できる

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基本的に、SIerプロジェクトは一定の契約期間を過ぎれば一旦終了して、また次のプロジェクトに配属されることになります。

自社開発の場合、業務を通していろいろなサービスや技術に触れるのはなかなか難しいですよね。受託開発の場合は、プロジェクトが変わればその都度新しいシステムの開発や異なる技術に触れられるので、勉強になりますし飽きません。

2.開発未経験でも入社できる

私はもともと情報系の専攻だったわけではなく、文系大学を卒業して、プログラミングのプの字も知らない状態からSIerに入社しました。初めてプログラミングに触れたのは、新人研修のときですね。

最初の頃はもちろん全然使い物にならないレベルでしたが、それでも研修や自習を経てなんとか開発業務をこなせるようになっていきました(そしてITエンジニアとして転職もできました)。そこまで育ててくれる土壌があるというのは、初心者にとっては大きなメリットだと思います。

ていうかそもそも、新卒でもある程度のプログラミングスキルを求められるような自社開発企業には入社もできなかったりするので…。

3.親会社が安定している場合が多い

別に大企業だから安定&安心…という時代でもなくなってはきていますが、それでもやはり官公庁や金融・医療系のシステムはちょっとやそっとで潰れたりはしませんよね。

そういったプロジェクトを請けている大企業の場合、少なくとも「会社の安定」という点では、最近新しく生まれたような自社サービス開発企業とは比べ物にならないと思います。

4.巨大なプロジェクトは予算が潤沢な場合が多い

前述の話の続きにもなりますが、大企業が請けた巨大プロジェクトは、そのぶん予算も潤沢なケースが多く、クラウドサービスなどを使わずに現場でサーバを立てて、スペックの高いマシンも揃ってて…みたいな環境で開発できたりします。

もちろんそういったサービスを使うのもすごく勉強になるんですけど、自分がいたプロジェクトでは、クラウドサービスを使わなくても親会社が環境を用意してくれているとか、マシンのスペックが高いから「この処理をもっと早くするには…」みたいなことで悩まなくても済む…といったケースが結構ありました。

5.社会や企業のためになるシステムを作れる

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企業にもよりますが、官公庁や医療など社会貢献につながるシステムのプロジェクトも多いです。

また、そもそも発注があっての受託開発ですから、「需要のないシステムを作る」みたいなケースはそんなにありません。自社サービスだと「いざ作ってみたら誰にも使れわない…」みたいなこともよくあるので……。

6.プロジェクトごとにチームが変わるので人間関係で悩まなくて済む

プロジェクトが終われば一旦そのチームは解散となりますから、私の場合は人間関係で多少嫌なことがあっても「このプロジェクトが終わればそれで済むからまあいっか」という感じで、精神衛生的によかったですね。

ずーっと一緒に仕事しなければならない相手だといろいろ気を遣いますが、「このプロジェクトが終わったらもう会わないし…」と思うと、いい意味で言いたいことを言い合えて、かえってよかったなーと思います。

■まとめ

というわけで、自分の経験をもとに感じたSIerのメリットを挙げてみました。

大変なプロジェクトに当たった経験もありますが、私はSIer自体そんなに嫌ではなかったんですよね…。案件に恵まれてたのかもしれませんが。

上記は私の経験に基づいた話なので、すべてのSIerが必ず上記のメリットに当てはまるわけではありませんし、会社やプロジェクトによってかなり左右されるとは思います。ただ、仕事の流れとしては、そんなに変わりはないと思います。

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