こんにちは。倉内です。
エンジニアに限らず、営業や企画といった職種でも、データの集計や分析のためにSQLを書けるようになりたい方は多いと思います。
ただ、学習のために自分でソフトウェアをインストールして、テスト用のデータベースを作って、データを入れて…というのは結構大変です。特に目的が「すでにあるデータを条件指定して抽出できるようになりたい」である場合、本題にたどり着くまでの準備で挫折しかねません。
paizaラーニングに新登場した「新・SQL入門編」は、これからSQLを学習したい方が事前準備なしにWebブラウザ上で学べる講座となっています。
今回は、その内容はもちろん、データベース操作ができるようになったあとにWebアプリケーションを作成できる講座までご紹介したいと思います。
新・SQL入門編で学べること
レッスン内容
現在レッスン2まで公開しており、レッスン3は近日公開予定となっています。
1:SQLをはじめよう
SQLを学ぶための前提知識として、そもそもデータベースとは何か、SQLとは何かを知ることができます。また、講座で使用するMySQLの基本的な操作についてもご説明します。
paizaの動画講座は最初からすべて順番に見なくてはいけないということはないので、知っている部分があればスキップして先へ進むことも可能です。
レッスン1 チャプター
- 01:データベースとは
- 02:SQLとは
- 03:MySQLへの接続と切断
- 04:データベースの準備
- 05:使用するデータベースを選択する (USEコマンド)
- 06:サンプルデータベースについて
チャプター一覧はこちら
2:SELECT文を理解しよう
SELECT文はデータベースからレコード(データそのもの、もしくは複数のデータを指す)を取り出すために使われます。
自分が必要な形でデータを取り出すには、さまざまな条件を指定することになりますが、まずは基本形を理解しましょう。チャプター4、5ではよく使う条件指定の構文も学びます。
レッスン2 チャプター
- 01:レコードを取得する (SELECT句, FROM句)
- 02:取得するカラムを絞り込む
- 03:NULLの捉え方
- 04:レコードを並び替える (ORDER BY句)
- 05:取得する行数を決める (LIMIT句)
- 06:Tips - コーディングスタイル, コメント
チャプター一覧はこちら
チャプター01「レコードを取得する (SELECT句, FROM句)」より
paizaラーニングは、上の画像のように動画の説明を聞きながら、同じブラウザ上でコマンドを実行して実際に表示させながら学んでいけるのが特徴です。
チャプター01「レコードを取得する (SELECT句, FROM句)」より
ひととおり説明を聞いたあとは演習課題を解くことで理解が深まります。
3:WHERE句を理解しよう(近日公開!)
今後はテーブル結合やテーブルにデータを挿入・変更・削除するコマンドなど、さらに発展した内容のレッスンを公開していきますのでお楽しみに!
(余談)データベースの種類について
データベースには多くの種類があり、paizaラーニングでは、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)であるMySQLを使っています。
オープンソースでは他にもPostgreSQLやSQLiteあたりがよく使われます。また、大規模な業務システムの場合は、Oracle DatabaseやMicrosoft SQL Serverのサポートが手厚いものが好まれる傾向があるようです。
RDBMS以外では、ドキュメント志向データベースのNoSQLも最近はよく耳にすると思います。こちらはMongoDBが有名です。
SQLの書き方は基本的には共通していますが、異なる部分もあります。また、チェック制約や空文字とNULLの扱いなどデータベースの種類によって違いがあることもあります。
業務で利用する場合はそういった点も含めて理解する必要があるでしょう。
SQLを書く練習ができるサイト・書籍
SQLは開発に使われるプログラミング言語とは異なりますが、一度見て書いただけではなく繰り返し書くことで定着するという点では同じです。
特に基本的な構文であれば毎回検索してコピペして…とやるより、自分でサッと書けたほうが早いので、以下で紹介しているサイトや書籍でたくさん書く練習をしてみてください。
書籍の場合は自分でデータベースを触れる環境を用意する必要があるかもしれません。そのときはPaizaCloudの利用がおすすめです。手間がかかるデータベースのインストールはマウス操作で可能で、講座でやったようにコマンド実行をするところからスタートできます。
DBを使ったWebアプリ開発ができる講座
多くのWebアプリケーションはユーザー情報や商品情報などをデータベースで管理しています。
「データを取り出せれば十分!」という場合もあると思いますが、エンジニアであればアプリケーション側からデータベースのデータを参照したり更新したりといったところも学んでおきたいと思います。
paizaラーニングでは、データベース連動型のWebアプリケーション開発を、初心者にもわかりやすく初歩から学ぶ講座を公開しています。
たとえば、「Webアプリ開発入門 PHP+MySQL編」では掲示板を作る講座が受講可能です。
他にもDjangoやLaravelといった人気のWebアプリケーションフレームワークを用いて、メモ帳アプリやランチマップアプリなどの簡単なサービス開発ができる講座もあります。
これから実践的な開発をやっていきたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。講座一覧はこちら
まとめ
paizaラーニングの新しい講座「新・SQL入門編」をはじめ、データベースやSQLを学べる講座をご紹介してきました。
エンジニアはもちろんですが、それ以外の職種の方も提案や実施した施策の効果検証などでデータを扱う機会は多いと思います。
ずいぶん前の記事にはなりますが、弊社でもこのように多くの社員が自分でSQLを書いて必要なデータを参照できるようになっています。(職種によってアクセス可能なデータの範囲に制限をかけています)
オンラインで手軽に学べる学習サービスもいろいろあるので、ぜひ皆さんもSQLをマスターしてみてください!
「paizaラーニング」では、未経験者でもブラウザさえあれば、今すぐプログラミングの基礎が動画で学べるレッスンを多数公開しております。
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そしてpaizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。
スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
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