どうも、まさとらん(@0310lan)です!
今回は、2022年12月にGoogle Doodleとして公開されたミニゲームの開発エディタを詳しくご紹介します!
すでに試した方もいると思いますが、触ってみると意外と奥が深く、多種多様なミニゲームを誰でもノーコードで開発できるように工夫されています。そのうえ、すべて無料で利用できるのも魅力的だと思います。
手軽にゲームを作ってシェアしたい方は、ぜひ参考にしてください!
■どんなミニゲームが作れるのか?
基本的な使い方を解説する前に、まずはどのようなミニゲームが開発できるのか、サンプル例を見てみましょう!
サイトの画像部分をクリックして、エディタを起動します。
初回のみチュートリアルが始まります。画面右上のホームアイコンをクリックすると、省略できます。
以下のような画面が表示されたらOKです。
「こんなゲームが作れますよ」ということで、あらかじめサンプル例のミニゲームがいくつか保存されています。「プレイ」ボタンをクリックすると、実際に遊べるので試してみましょう!
たとえば、ボールを跳ね返して壁を壊していく「ブロック崩し」のようなゲーム。
さまざまなトリックやパズル要素を取り入れたゲーム。
ジャンプアクションを使ってステージをクリアしていくゲーム。
このように誰でも楽しめるちょっとしたミニゲームを、簡単に開発できるように工夫されています。
■ゲームの基本的な作り方!
早速ですが、単純なゲームを作りながら基本的な作り方をご紹介していきます。
まずは最初の画面で「+」アイコンをクリックして、空っぽのプロジェクトを作成しましょう。
ゲームを作成するためのエディタが表示されます。
サンプル例として、キャラクターが「旗」のある場所にたどり着いたらクリアという簡単なゲームを作ってみましょう。
単純な構成ですが、これで基本的な作り方は理解できると思います。
まずはゲームのステージを作っていきます。
今回は、1画面だけのシンプルな地面を描いていけばよいですね。エディタ下部にある「ブロック」アイコンを選択して、エディタ上にドラッグして描いてみてください。
もちろんもっと複雑なステージにしてもよいですし、横にスクロールしながら移動できるステージを作ってもおもしろいでしょう。
次に、自分が操作するキャラクターを配置します。
エディタ下部にある「プレイヤー」アイコンを選択して、一番上にあるキャラクターをステージに配置してください。
キャラクターを配置するだけで、キーボードやタッチでプレイヤーを操作できるようになります。
今度は、敵キャラクターを配置してみましょう。
「敵」のアイコンを選択して、上から2番目にある「横に動く敵」をステージ上に配置します。
最後に、ゴールとなる「旗」を配置しましょう。
アイコンを選択して、一番上にある「ゴールの旗」をステージに配置します。
全体像としては、次のようになります。
これでほぼ完成ですが、スタイルアイコンを利用すると、1クリックでゲームのテーマを変更できる機能もあります。
全部で5種類あって、どれも雰囲気をガラッと変えてくれて楽しいです。テーマを変えると、プレイヤー、ステージ、敵キャラクター、アイテムなど、すべてのオブジェクトが変化します。
作成したゲームで遊ぶには、エディタ上部にある「プレイ」ボタンをクリックします。
あとは実際に遊んでみましょう!
キーボードの「矢印キー」と「スペースキー」で遊べます。スマホの場合は、画面にゲームパッドが自動的に表示されます。
敵は、ジャンプして上空から踏みつけると倒せます。
ステージを追加したり、もっとたくさんの敵キャラクターを配置したりしながら、自分のゲームをどんどん改造してみましょう。
■ゲーム開発に便利な機能について!
多彩なゲームを開発できるように、便利な機能がいくつか搭載されているので合わせてご紹介しておきます。
たとえば、「ブロック崩し」のようなゲームを考えるときに、自機となる「パドル」や「ボール」などは、あらかじめパーツとして用意されています。
パドルは、「左右」と「上下」にそれぞれ動くタイプが提供されています。
「ボール」に関しては、好きな場所へ配置するだけで、勝手に動くように設計されているので便利です。
ボールに接触すると消滅するブロックも用意されているので、配置しておきましょう。
これだけで簡単な「ブロック崩し」が実現できます。
また、「仕掛け」を作って、ブロックを表示させたり非表示にしたりできる機能もあります。
たとえば、仕掛けがOFFのときは非表示だけど、ONになると表示されるというブロックを作るには「オフ」のブロックを利用します。
このブロックを好きな位置に配置しましょう。
さらに「仕掛け」となるオブジェクトも配置しておきます。
このオブジェクトは、何かに遮られると「OFF」のブロックを「ON」にするという特性を持っています。
移動可能なブロックも近くに配置しておきましょう。
これでブロックを仕掛けに重ねることで、OFFのブロックがONになって表示されるわけです。
ゲームにちょっとした謎解き要素を取り入れたいときにも、活用できるでしょう。
シンプルなステージを複雑にしたい場合は、ワープが可能な「ドア」を配置するのもおもしろいです。
このドアは2つで1セットになっており、片方のドアに入るともう1つのドアから出てくるという機能があります。
以下は、実際に利用している様子です。
よく見るとドアに番号が割り振られており、ペアになっているドア同士が繋がっていることを意味しています。
ドアに「カギ」を付けることも可能です。これは「鍵穴」ブロックを配置すればOKです。
あとは、ステージ内の好きな場所に「カギ」を配置するだけです。
これでカギを取得しなければ開かないドアが完成します!
他にも、パワーアップアイテムやレーザーを出してくる仕掛けなど、いろいろな機能を持ったブロックが用意されています。
また、ゴールの目的を「旗」ではなく、コインをすべて集めたらクリアにするといったルール設定なども可能です。
■ゲームの保存とシェアについて!
完成したゲームを誰かにシェアしたい場合は、エディタ上部にあるシェアアイコンをクリックします。
シェア用のリンクが生成されるので、コピーしてSNSなどで投稿すればOKです!
注意点としては、シェアされたURLをクリックするとエディタの最初に表示される画面になるので、そこからゲームを選択する必要があります。
また、作成途中のゲームを保存する機能はないため、保存したい場合もシェア用のリンクをどこかにコピーしておきましょう。リンクが分かっていれば、いつでも続きから編集を再開できます。
スマホでできる謎解きゲーム『IT謎解き2』を公開!
『IT謎解き』の第二弾となる『IT謎解き2』は、全問paiza完全オリジナルの謎解きゲームです。
IT謎解きは、IT業界で活躍するために必要となる発想力・推理力・分析力・耐久力などを問う新感覚謎解きです。今回は、「ゲーム世界からの脱出」というテーマでIT業界力・IT知識を問う謎を出題しています。
みなさんのITに関する知識、分析力や論理的思考力などを駆使して、ぜひチャレンジしてみてください。
詳しくはこちら
■まとめ
今回は、Googleが提供するノーコードでミニゲームを開発できるWebエディタをご紹介しました!
誰でも楽しくゲームを作成できるという意味では、類似のサービスよりも優秀なエディタだと思いました。初めてのゲーム開発にも最適ですし、友だちと楽しみながら盛り上がれること間違いなしだと思います。
ぜひみなさんも独創的なステージを作成して、ゲームをシェアしてください!
<参考リンク>
・「Gerald-Jerry-Lawsons-82nd-Birthday」Doodleページ
「paizaラーニング」では、未経験者でもブラウザさえあれば、今すぐプログラミングの基礎が動画で学べるレッスンを多数公開しております。
詳しくはこちら
そしてpaizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。
スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
詳しくはこちら