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DiscordやSlackのボットを自由自在にノーコード開発できる「Dots」を使ってみた!

どうも、まさとらん(@0310lan)です!

今回は、DiscordやSlackで動作するボットを、誰でも簡単に開発できるWebサービスをご紹介します!

ボットの動作を直感的で分かりやすいフローで可視化していて、必要な箇所をカスタマイズするだけで、思い通りのボットがノーコードで開発できます。作成したボットを無料でホスティングもしてくれるので、即座に運用できるのも魅力です。

ボット開発にご興味ある方は、ぜひ参考にしてください!

Dots

■「Dots」の使い方!

それでは、「Dots」をどのように使えばいいのか詳しく見ていきましょう!

まずはサイトにアクセスして、「Sign up」ボタンから、無料のユーザー登録を済ませておきます。


メールアドレスとパスワードを設定しましょう。


作成したいボットのプラットフォームを選択します。今回は、「Discord」を選んでみました。


ボットのアクセス権を認証します。


自分が管理者となっているDiscordのサーバーが表示されるので、選択します。

もし何も表示されない場合は、自分用のサーバーを新規に作成しておきましょう。

このあと、「Dots」のボットに対して権限などを承認すればユーザー登録は完了です(※権限は初期状態のままで問題ありません)。


次に、どんなボットを作りたいか聞かれるので、好きなカテゴリを3つ選択しましょう(あとから変更・追加できます)。


最後に2つの確認事項を求められるので、チェックボックスにチェックを入れてください。

1つ目のチェックは、ボットに対するロールの権限についてです。これは、さきほどのサーバー認証時の権限をデフォルトのままで設定していれば、特に問題ありません。


2つ目は、ロールの設定から「Dots」が提供するロールの順番を一番上にするという内容です。

やり方は、最初に「サーバー設定」をクリックします。


「ロール」を選択してから、「Dots」と記載されたロールをドラッグ&ドロップで一番上に持っていけばOKです。

これで準備は完了です!


Discordのサーバーに戻り、「dots-admin」というチャンネルが作成されていることを確認しましょう。


さらに、「Dots」が提供するボットがオンラインになっていることも確認できます。

■簡単なボットを作ってみよう!

「Dots」の準備ができたところで、シンプルなデモを作りながら、どのようにボットを開発していくのか解説していきます。

今回はサンプルデモとして、簡単なアンケートを提供してくれるボットを作ってみましょう。

以下はデモの様子です。


最初に、「Dots」のダッシュボードを開きます。

左側のメニューから「Bots」を選択して、「Member Survey」というテンプレートを選びます。


テンプレートの概要が表示されるので、【Pick this one!】ボタンをクリックしてください。


ボットをノーコードで開発するためのエディタが表示されます。

画面中央には、自由に移動や拡大・縮小ができるキャンバスがあり、フローチャートのような図が表示されています。

「Dots」では、このフローを編集するだけで、思い通りにボットを動かせるのが特徴です。


まずは、ボットの「トリガー」となる先頭部分のアクションをクリックします。すると、編集用のプロパティボックスが表示されます。

このボックスには、初期のメッセージやボタンの名称などを設定できます。また、任意のチャンネルを指定すると、ボットが公開された時にそのチャンネルで実行されるようになります。


同じような手順で、他のアクションもすべて編集してみましょう。

最初は英語表記になっているので、まずはすべて日本語にするだけでもいいでしょう。慣れてきたら、いくつかのパラメータも変更してみてください。


編集が完了したら、エディタ上部にある【Test】ボタンをクリックしてみましょう。


Discordサーバーの「dots-admin」チャンネルに、作成したボットが表示されます。(※Testのときは必ず「dots-admin」チャンネルで実行されます)

ボタンをクリックして、アンケートがどのように動作するかを確認しておきましょう。


問題なければ「Dots」のエディタに戻り、今度は【Publish】ボタンをクリックします。

これで、作成したボットが公開されたことになります。


公開されたボットは、Discord内のメンバーも利用できるので、ぜひ試してもらいましょう。

今回のようにテンプレートを編集するだけでもよいですし、さまざまな条件分岐を追加して、複雑な処理が実行できるように改造しても面白いでしょう。

■スラッシュコマンドを作成してみよう!

今度は、Discordのチャットで利用できる「スラッシュコマンド」を使ったボットのサンプルデモを作ってみましょう。

ボットの内容としては、スラッシュコマンドを実行して、任意のテキストを返してくれるだけのシンプルなものにします。


今回は試しに、テンプレートを使わないでゼロから作ってみましょう。

「Dots」のダッシュボードから、「Bots」→「New Bot」を選択してください。


ボットが起動するための「エントリーポイント」を設定します。今回は、スラッシュコマンドを起点にしましょう。


好きなボットの名称を設定してください。


ボットの編集エディタが表示されるので、先頭のトリガー部分をクリックして、プロパティを編集していきます。

「command name」の項目に入力した英数字が、そのままスラッシュコマンドになります。


次に、「Send message」というアクションを追加します。


好きなテキストを入力して、コマンドが実行されたらそのテキストを表示するようにします。

ちなみに、テキストエリア内で {{@username}} のように入力すると、スラッシュコマンドを実行したユーザー名に置き換えてくれるので便利です。


ここまで準備ができたら、さっそく「Test」ボタンをクリックして、動作確認をしてみましょう。


「Test」の場合は、スラッシュコマンドの前に「draft-」が自動付与される点に注意してください。


コマンドを実行すると、設定したテキストが表示されました!

問題がなければボットを公開して、他のユーザーもスラッシュコマンドが使えるようにしておきましょう。

他にも、カスタマイズ次第でコミュニティの新規参加者向けにオンボーディングを自動化したり、ユーザー認証やイベント管理などもボットに任せたりできるようになります。

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■まとめ

今回は、誰でも簡単にノーコードでボットの開発ができるWebサービスをご紹介しました!

類似のサービスに比べて、とにかく簡単にボットを構築できるのが大きな魅力と言えるでしょう。

「こんなボットを作りたい!」というイメージを素早くカタチにして、そのまますぐに運用できる点も大きな特徴だと思います。また、チャット内の任意のメッセージを保存できる機能や、アナリティクス機能など、他にもいくつかの便利なサービスが提供されています。

基本的な機能は無料で使えるので、ぜひみなさんもユニークなボットを作って遊んでみてください。


<参考リンク>
「Dots」公式サイト





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