Windowsを17年間つかっていたわたしが、Macに乗り換えたきっかけが「トラックパッド」の存在です。
おそらく、Macユーザーの多くはトラックパッドのつかいごこちに満足しているのではと思います。
でも、トラックパッドを100%活用していますか?
本記事では、トラックパッドをさらに活用するために、Macアプリ「BetterTouchTool」でジェスチャ登録する方法を紹介します。
【目次】
トラックパッドにジェスチャを登録する?
「トラックパッドにジェスチャを登録しましょう」といっても、意味がわかりませんよね。
まずは「トラックパッドジェスチャ」がどういうものか紹介します。
これはMacに最初から搭載されている機能で、たとえば2本指でトラックパッドを上下に動かすと画面がスクロールしますよね?
これが「トラックパッドジェスチャ」です。トラックパッドに特定の指で特定の動きをすることで、キーボードをさわらずとも動かせます。
この機能を強化して、さまざまなショートカットをトラックパッドだけでおこなえるようになると便利だと思いませんか?
ではトラックパッドジェスチャとして、わたしがブラウザやFinderに設定している例を紹介しましょう。
- 3本指でトラックパッドを左/右にスワイプすると、左/右へのタブ移動ができる
- 3本指で上/下にスワイプすると、画面の一番上/下の端にスクロール
- 3本指でダブルタップすれば再読み込み
- 人差し指+中指をトラックパッドに置いたまま、薬指でタップすると新しいタブが開く
- 人差し指+薬指をトラックパッドに置いたまま、中指でタップするとタブが閉じる
- 中指+薬指をトラックパッドに置いたまま、人差し指でタップすると閉じたタブが再び開く
- 「Commandキー」を押しながら3本指を左/右にスワイプすると、ウィンドウが3分の1の大きさになり、左/右の端に移動する
- 「Commandキー」を押しながら3本指を上にスワイプすると、ウィンドウが全体表示になる
Macアプリ「BetterTouchTool」とは?
どうやってこのような「ジェスチャ」を設定しているのかというと、Macアプリの「BetterTouchTool」です(有料アプリです)。
このアプリをつかえば、トラックパッド上でおこなうさまざまな動作にショートカットを設定できます。
たとえば「3本指のジェスチャ」の項目を見ると、次のようにいろいろなジェスチャの種類が用意されているのです。
ここから動作を選び、その動作にショートカットを当てはめていくだけ。
わたしは「このアプリがあるからMacをやめられない」と思っているほどです。
マウス派の人には「マウスジェスチャ」も
さらにはこのアプリに搭載されている「マウスジェスチャ」という機能をつかえば、マウスの動きにもジェスチャを設定できます。
マウス本体の動き(左→上→左)にショートカットを設定している画面です。
たとえば、わたしの場合は次のような設定をしています。
- マウス右ボタンを押しながら、マウスを左/右に動かすと、戻る/進む
- マウス右ボタンを押しながら、マウスを上/下に動かすと、画面の一番上/下の端にスクロール
- マウス右ボタンを押しながら、マウスを左→右に動かすと、新しいタブが開く
- マウス右ボタンを押しながら、マウスを下→右に動かすと、タブを閉じる
- マウス右ボタンを押しながら、マウスを下→左に動かすと、閉じたタブが再び開く
- マウス右ボタンを押しながら、マウスを左→下に動かすと、再読み込み
- マウス右ボタンを押しながら、マウスを左→上→左/右→上→右に動かすと、ウィンドウが3分の1の大きさになり、左/右の端に移動する
- マウス右ボタンを押しながら、マウスを上→下に動かすと、ウィンドウが全体表示になる
わたしの場合はトラックパッドジェスチャだけでなく、マウスジェスチャも登録をしています。マウスをつかわない場合もありますから。
まとめ
本記事で紹介した「トラックパッドジェスチャ」を活用することで、今までよりもワンランク上の効率化が図れるようになります。
なお「BetterTouchTool」はジェスチャだけでなく、キーをつかった「ショートカット」にも設定ができます。
このMacアプリでできることは無限大なので、ぜひつかってみてください。
BetterTouchToolのダウンロードはこちらから(有料)。
(文:ヨス)
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